今日の午前中…ショックなニュースが舞い込んできた。オイラの初恋の相手…というのはちょっと大げさすぎるかもしれないけど、アニメ版の「きまぐれオレンジ★ロード」でヒロインの鮎川まどかの声を演じていた声優の鶴ひろみさんが亡くなった。現段階で、事件性はないとのことだが、首都高速上の車内で意識不明の状態で発見されたらしく…詳しい状況は明らかになっていない。病気だったんですかね~。鶴さん…まだ、亡くなるような年齢じゃないだろうと、Wikipediaで調べてみたら57歳とのこと。若い…共演作も多い(古谷)徹さんもショックだろうなぁ。
個人的には“日馬富士の暴行事件”よりも衝撃的でビッグニュース…“安倍晋三の所信表明”なんて聞いてる場合じゃないです。そんなわけで…鶴さんの追悼を兼ねて、「きまぐれオレンジ★ロード あの日にかえりたい」を再鑑賞した。ブログを始めたばかりのころに、1度、レビューを投稿したことがあり、その後も機会があるとちょくちょく鑑賞していた。この映画…作品の根幹、テーマである“三角関係”に終止符を打つというのが目的であり、ファンはもとより原作者にも“あまり評価されていない”んだけど…オイラは1本の恋愛映画として、嫌いになれない。
そうなんですよ…原作者に嫌われているというのが影響してるかどうか、定かじゃないんだけど、当時はビデオもレーザーディスクも出てたわけなんですけど、TV版やOVA、もう一つの長編劇場版などがDVD化されても、本作だけはDVD化されていないんですよ。
Amazonなんかでは海外盤が出品されていたりするんですけど…PAL版だったりして、敷居は高く、見てない人も多いのではないかと。ちなみに、過去にDVD化された商品も既に廃盤のようで、Amazonではマケプレ出品の中古のみ…鶴さんの急死で稀少化し、中古ソフトがさらに高騰する可能性も。
オイラが所持しているのはレーザーディスク版です…いや~持ってて良かった、これは絶対に手放せないな。そして、プレーヤーの故障で一度はあきらめていたLD鑑賞も、亡き父親が使っていた“レーザーカラオケ”を代用するのを思いつき…押し入れから引っ張り出して、愛用のアンプに接続。最近はふたたび利用頻度が増えていたところだったので…ソフトを引っ張り出すだけで見直すことができた。っていうか、LDをもう一度活用しようって思い立ったのも、今夏、
アニメーターの増尾昭一さんが亡くなった時に「プロジェクトA子」を再鑑賞したかったからだった。
オイラの場合…有名な人が亡くなると何故か“レーザーディスク”なのね。そういえば、
本多知恵子さんが亡くなった時も、LDで「サイレントメビウス」を見直したっけ(サイメビのキディ・フェニル役も鶴さんだったなぁ)。そうなんだよ、本多さんも出てるんだよ“きまオレ”には…恭介パパの富山敬さん、くるみちゃん役の本多知恵子さん、そしてまどかさん役の鶴さんまで…“三角関係に終止符を打つ”というディープな内容以上に、声優さんたちの声を聴いてるだけで、なんか切なくなってきた。やっぱまどかさんの声いいなぁ…声優・鶴ひろみさんのご冥福を祈ります。
★2005年3月23日投稿:きまぐれオレンジ★ロード あの日にかえりたい(1989年)から抜粋&手直し★3人でいるのはふ・た・りより寂しい…優しいけれど優柔不断、それが災いして、まどかとひかるの三角関係にいつまでも決着をつけられない超能力少年恭介、不良っぽいけれど恭介とのふれあいのなかで少しずつ変わっていく美少女まどか、そしてまどかに憧れ、恭介に恋する、根っから明るい純情娘のひかるの3人を主人公にして、今の少年少女たちの生活、悩み、そして大人への成長していく姿を、素敵に、ユーモラスに描いています。テレビ・シリーズにはなかった、3人それぞれの気持ちの結末編とでもいえる完全・オリジナルストーリー。(LDジャケより)
好評のうちに最終回を迎えたTVシリーズ終了後に、“三角関係”に決着をつけるということで、制作された劇場用のオリジナルアニメーションで…TVシリーズの、ちょっぴりHなドタバタラブコメディ的な要素をまるっきり排除し…かなりリアルな恋愛映画として描いた異色作。当時、ファンの間でも、かなり評判は分かれました…。噂によると…原作者もこの映画版にはかなり不満があったらしく…後に、「そして、あの夏のはじまり」という続編を作って、三角関係復活させちゃいましたけどね…自分は、この「あの日にかえりたい」は嫌いじゃないです。
この作品の魅力の一つでもある、主人公の超能力を一切見せないで、あくまで普通の…いや普通以上にディープでシビアな(今風に言うとゲスい)恋愛映画として描いてしまったことに、TVシリーズのような明るいラブコメを期待していた人たちは拒絶反応を示したらしいです。三角関係に決着をつけるというのが大前提な作品なわけで…ファンとしてはそういうテーマを持ってくる自体に“そんな馬鹿な”って気持ちが大きかったようですが、こういう形で決着をつけるのも、自分はありかなって思います。それがファンの気持ちを裏切る、逆撫でする事になっても…。
主人公の出した決断が、あまりにも自分勝手な答えだったので、そうじゃないだろうという反発がかなりあったらしい。この作品を監督や脚本家の恋愛感がもろに出ているといった印象でしょうか…。ただ、長く続いたTVシリーズや原作の三角関係という重大テーマを、たった69分で決着をつけるという、内容的に強引さはあるけど…人気アニメの劇場版という制約の中でよく頑張っている。最初から、まどか派だった自分は…当然の結果として、この映画の結末で納得したんですが…自分の周りでこの映画を見た人の多くは、“ひかるちゃんが可哀そう”でした。
自分はラストカットのひかるちゃんの姿を見て、かわいそうだなんて思わなかった。逆に安心したんですよ。ああ、あの表情はふっきれたんだなって…。そういう風に受け止めたので、アニメ版のオレンジロードは自分の中では本作で終わっていた。いくつか、原作のエピソードで未アニメ化だったものを単発的なOVAにした新作がありましたが…それはこの映画より前の話だと思えば、何の問題もない。でも、数年後に…キャラクターデザインを一新して(担当が高田明美から後藤隆幸へ)、「そして、あの夏のはじまり」なんて続編映画作っちゃったんですよね…。
監督:望月智充
出演:古谷徹 鶴ひろみ 原えりこ 富沢美智恵 本多知恵子 富山敬 屋良有作 難波圭一 龍田直樹
【Amazonで海外盤DVD(PAL仕様)とVHSなら出品されてる】DVD きまぐれオレンジ・ロード ~あの日にかえりたい(海外盤 PAL仕様)
VHS きまぐれオレンジ・ロード ~あの日にかえりたい


YouTubeに映像がありました…どこかに本編もあるかもよ?
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