フリージングアイ（文庫版）/華籐えれな　ill.雪舟薫

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華籐えれなさんの「スレイヴァーズシリーズ」スピンオフ作品、
「フリージングアイ」も文庫化されましたね。

この作品もノベルズ版既読なのですが、
書き下ろし目当で文庫版買いました。

若宮のオヤジギャグには笑かされますが、
お話はシリアス成分が濃厚です。
久しぶりだったので忘れてしまっていた部分も多々あり、
新鮮な気分で話に入り込んでました。

同人誌「子猫のマリアージュ」に付いてたペーパーには
このお話の番外編ＳＳも載ってます。
でも、「子猫の～」ネタバレ有りとされていますので、
そちらは同人誌を読了してから読みます。

【関連記事】
<文庫版>
スレイヴァーズキス　スレイヴァーズラヴァ
スレイヴァーズヌード　スレイヴァーズディア
スレイヴァーズグレイス
<ノベルズ>
スレイヴァーズシリーズ
∟スピンオフ
　フリージングアイ
∟全サ
　完結記念本PREMIUM BOOK

フリージングアイ（文庫版）　著者：華籐えれな　イラスト：雪舟薫
ルチル文庫Ｌ　ＢＬ小説　2016年3月
★★★★

フリージングアイ (幻冬舎ルチル文庫L)/幻冬舎: ￥713; Amazon.co.jp

◆あらすじ（裏表紙）
倉橋物産の凄腕の社内弁護士・若宮から突然の告白をうけた営業部の若手ホープ・早瀬は、困惑しながらもその怜悧な美貌を崩さずあっさり断る。
しかしその後もアプローチをかけてくる若宮に対し、辟易しつつもどこか興味を持ちつつある自分に気づいた早瀬。
そんなある日突然、若宮からむりやりキスされてしまい…。
スレイヴァーズシリーズ番外編！　◆

感想は読メからコピペしたものに一部加筆しています。

ノベルズ版既読なれど、
若宮のダジャレばかりが記憶に強く残っていた模様(笑)　
早瀬にこんなに辛い過去があったとは…。

その生い立ちはあまりに悲しくて、
彼が頑なに人との距離を置こうとする心情が理解できて切なかった。

そんな早瀬の凍りついた心を溶かしたのが若宮。

旧版を読んだ当時はまだオヤジ萌えではなかったけれど、
今の私には若宮の懐の深さがとても魅力。
オヤジというには若すぎるけどもｗ

書き下ろし「愛は虎の子を救う」
見せないようにはしているけれど
柔らかくなってる早瀬が微笑ましい。

虎の子のエピでは、
若宮の愛情の温かさを再確認できてほっこり。

それにしても、本編でも書き下ろしでも、
若宮のオヤジなダジャレが…(笑)　
それに対する早瀬の心情に笑えると同時に共感だ～。

えれなさんのあとがきも楽しかった。

「恋愛派閥」での「国会議事堂が見ています」に
私は大ウケだったんだけど、そんな事情があったとは！

（読了日2016/5/8）

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