華籐えれなさんの『スレイヴァーズシリーズ』文庫化第3弾、
『スレイヴァーズ ヌード』です。

大幅改稿されてます。
ノベルズ化の時に諸事情から載せられなかった原稿を
そのまま挟み込まれたとのこと。

著者にとっての心残りな部分が解消され、
作品の完成度が上がるということは
ファンである読者にとっても嬉しいこと。
新装版の意義がありますよね。

書き下ろしももちろんあります。
桔梗視点で楽しいお話でした。
本編がシリアスなのでちょっと一息つけます。

【関連記事】
<文庫版>
スレイヴァーズ キス  スレイヴァーズ ラヴァ
<ノベルズ>
スレイヴァーズシリーズ
∟スピンオフ
 フリージングアイ

スレイヴァーズ ヌード(文庫版)
 著者:華籐えれな イラスト:雪舟薫

ルチル文庫L BL小説 2015年3月
★★★
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◆あらすじ(裏表紙)
使用人の冴木鷹成に会社を奪われ、「奴隷」として凌辱を受けている社長令息の倉橋柊一は、
母親譲りの美貌を持つが生来蒲柳の質で、密かに冴木のたくましい体躯や優秀な頭脳に憧憬を抱いていた。
初めは屈辱しか感じなかった奴隷生活だが、幾度となく危機を冴木に救われたことで心を開いていく。
しかし実は彼のことを何も知らないと気づき――!? ◆


感想は読メからコピペしたものです。

ノベルズ版既読。

文庫化にあたり大幅改稿されてます。
加えられたエピソードでは
柊一への言葉が足りないうえに言葉の選択もマズイ冴木に
ハラハラさせられた(笑)
ほんとに不器用なんだから。

おまけに柊一は超絶鈍いから
冴木の言葉をそのまま受け取って傷ついてしまうし。

柊一のニブチン加減がよくわかるのは
最初に収録されてるお話の冴木の七不思議だったり(笑)

そんな二人を見ている柊一の弟・桔梗の苦労が
描かれている書き下ろし、楽しかった。

天然ふわふわな母と兄、
心も視界も狭すぎる冴木に、
胸中でツッコミ入れてる桔梗に笑った。

(読了日2015/5/1)

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