講談社X文庫の龍の初恋、Dr.の受諾
二見シャレード文庫版です。

今はもう絶版なのかな。


これまでのレビュはコチラ

龍の恋、Dr.の愛  龍の純情、Dr.の情熱
龍の恋情、Dr.の慕情  龍の灼熱、Dr.の情愛
龍の烈火、Dr.の憂愁  龍の初恋、Dr.の受諾


DRは龍に乗る 著者:樹生かなめ イラスト:硝音あや
二見シャレード文庫 BL小説 2002年11月
★★★★
DRは龍に乗る (二見シャレード文庫)/樹生 かなめ
¥560
Amazon.co.jp

この人は………俺の女房にします
◆あらすじ
明和病院の若手内科医・氷川は、ある日偶然、昔かわいがっていた近所の子供・清和に再会する。親に満足に食べ物も与えられず、いつもおなかをすかせて泣いていた小さな清和…。ところが、氷川の前に現れた十九歳の清和は、背中に龍の刺青を背負った、暴力団・真鍋組の次期組長となっていた! 何とか清和にヤクザをやめさせたいと頑張る氷川だが……。 大人気「だぜDR」シリーズの、スピンオフ第一弾。真面目なのにどこかおとぼけな年の差夫婦がいよいよ登場! 中学生の清和の初体験heartが明かされる書き下ろしつき。 ◆



龍とDr.シリーズの本作には

大幅加筆修正とありますし
本も分厚くなってるんだけど、
私が、気づいたのは1箇所、
初夜の後から引越しのエピソード。
これは大幅加筆です。

シャレード版では、清和と氷川の初夜で抱かれた後は

氷川が荷物をまとめて清和のところへ移り住んでます。

X文庫の方は抱かれたあと、
お話をかなり膨らませてます。

清和に抱かれたあと、
あの小さかった清和が大人になったと
実感してる氷川の様子や、
その後の清和とのやりとり
(この辺で笑わせてくれてます)
そして翌日には引越ししろという
清和の独断による命令。
そして引越し。

このエピソードによって
氷川と清和の心情がより深く伝わってきます。
特に清和。

清和はやっと手に入れた氷川を
すぐにでも自分の手元に置きたくて
ごり押しで翌日引越しさせちゃってます。


X文庫で削られてる部分もあります。

初夜の描写はほとんどそのままなんです。
これは二人にとっては重要だから

削れませんよね~www

でもそのあとに2回あるHシーンは
X文庫では、具体的な描写が省かれてます。

シャレードでも濃い描写ではないですが
それでも、清和はちゃんとやることやってますw

氷川の前立腺もちゃんと刺激してやってますし。
氷川がそれに反応してるところも書かれてます。


そうそう、清和の初体験の相手・志乃の
アノ声(1声だけですがw)もカットされてます。
うん、これはない方がいい←那義基準www


あとは、今とは違う時代の言葉も変えられてます。

チーマーとかアッシーとか
今じゃ死語ですもんね(笑)
シャレード版が出てから
10年も経ってないのにね。


イラストは…私はやっぱ奈良さんの方がいい!
硝音さんも綺麗でカッコイイんですけど
ヤクザの迫力あるカッコよさは
奈良さんだからこそだと思います。



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