後半がヤクザモノBLらしい展開で!
そして清和がカッコイイ!
今まであまり語らなかった清和だけど
この巻では、氷川に対する気持ちや
自分の過去など語ってます!
それだけでなく、終盤には…!!
もぉ~もぉ~
奈良さんの絵と相まって
清和に惚れます~~~~~!
奈良さんって、
裏社会に生きる男を描くのが
マジ上手い!
三白眼が色っぺ~し!
龍とDr.シリーズこれまでのレビュ
↓
龍の恋、Dr.の愛 龍の純情、Dr.の情熱
龍の恋情、Dr.の慕情
龍の灼熱、Dr.の情愛 著者:樹生かなめ イラスト:奈良千春
講談社X文庫white heart BL小説 2007年10月
★★★★
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◆あらすじ
明和病院に美貌の内科医として勤める氷川諒一には、年下の恋人がいる。 それは暴力団・真鍋組二代目であり、昇り龍を背負う橘高清和だ。 おむつをしていた頃からの清和を知っている氷川にとって、彼は可愛くて仕方がない存在だ。 清和のいない日々はすでに考えられず、離れていた間、どうやって生きてきたのか不思議なほどだ。 そんなとき、清和の暗い過去が脅威となって氷川に襲いかかってきて……!? ◆
前半は、清和と氷川と
いつもの幹部連中プラス京介
というメンバーで温泉旅行w
清和の義父・橘高の古くからの馴染みである
老舗旅館の離れを貸切で一泊なのです。
ところが、
旅館の女将から、清和の女にまつわる話を
次から次へと聞かされた氷川が夜叉になります!
いつものごとくの嫉妬からなんですけどねw
清和は固まっちゃうし
氷川の怖さを知る幹部連中は
真っ青になっちゃうしwww
いえね、やっぱ清和はモテるんですよ。
外見はモデルか俳優かって程の美丈夫だし
19歳の若さで組を背負って立つ風格と
他を圧倒するカリスマ性も備わってるし。
で、基本的人格は優しい人だしね。
芸者、コンパニオン、
果てはみやげ物屋の娘までが
清和のとりこ。
清和を取り合って女同士の熾烈な戦いが展開したとかw
読んでる私も心中穏やかじゃなくなってくるほどwww
過去の女に嫉妬する氷川だけど、
清和もまた氷川に対する強い独占欲があるのがわかります。
『先生の身体をほかの男に見せたくない』
『俺の腕の中から二度と出さないから覚悟してくれ』
(>▽<)きゃー♪
氷川の嫉妬は、ウザいほどなんですが
でも、これが終盤の氷川の心を、言葉を
より一層切実に感じさせてくれるんです。
以前、氷川は清和の弱点になると
言われていたんですが、
後半、まさにその展開になっていきます。
真鍋組と杯は交わしているものの、
実際には真鍋組のシマを狙う藤堂組。
頭がよくて高校は進学校に通っていて
マジメだった清和が
真鍋組の跡を継ぐことになってしまったのも
藤堂組との対立から。
その藤堂組の手引きで、氷川が攫われてしまいます。
氷川、危機です!
貞操と命の危機!
清和の怒りがすさまじかった!
氷川が初めて見る、
清和のヤクザとしての恐ろしい顔でした。
ラスト、
『浮気してもいいから戦争はしないで』
と涙ながらに清和に訴える氷川が切ないです。
どんなに愛する先生の願いでも
それだけは聞くことが出来ない清和。
そのシーンの奈良さんのイラストもすごくイイ!
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