ずっと前から気になっていたんだけど
出てる数が多いので買うのを躊躇してた作品。

とうとう買ってしまいましたw


龍の恋、Dr.の愛 著者:樹生かなめ イラスト:奈良千春
講談社X文庫 BL小説 2005年2月
★★★★
龍の恋、Dr.の愛 (講談社X文庫 ホワイトハート)/樹生 かなめ
¥662
Amazon.co.jp


◆あらすじ
「俺は先生以外は抱かない」 明和病院の美貌の内科医・氷川諒一には、最愛の人がいる。 十歳年下の19歳でありながら、指定暴力団・真鍋組二代目、昇り龍を背負う相川清和だ。 再会したときから、激しく愛し合う二人だったが、氷川は清和がヤクザであることが心配でたまらない。なんとか更生させようと努力しつつも、平穏な日々を送っていたはずだったのだが……!? ◆



面白かったです!

こう…なんていうんだろ…飄々とした文章なので
最初はちょっと気になったのですが、
氷川自身、飄々としたつかみどころのない人だから
少し読んだらすっかりハマってしまってましたw


氷川と清和は、清和がオムツしてる頃からの知り合いらしいですw

氷川も清和も親から酷い扱いや虐待を受けていたのですが
同じような辛さを抱える者同士、
お互いが心の拠りどころだったんです。

氷川は10歳年下の清和と本当の弟のように思っていたし

清和も氷川に対して感情そのままで甘えてました。


とある事情で、離れ離れになったものの、
10年後、明和病院で起きたトラブルで再会した二人。

氷川が清和を追いかけてしまった結果、
『俺の嫁にする』宣言をした清和によって
真鍋組二代目組長の妻になってしまったのですね~www


清和の舎弟たちからは、「先生」もしくは「姐さん」と呼ばれてます(*≧m≦*)ププッ


もうね、清和の子供時代からのことを全て知っているから
氷川の方が立場的に強いんですwww
内科医だもんだから、清和の肉好きの食生活を改めさせようと
その日食べたものまで報告させる始末w


「ここに座りなさい」
って、清和を座らせて説教ですよwww
ヤクザの組長なのに、素直に座るしかない清和。
ぶすくれてはいますが、言い返すことはしません。


氷川の清和に対する愛情がものすごく深いのがわかります。
清和にとって氷川は、
妻であり、恋人であり、兄であり、母でもあるwww

カカア殿下ですが、
組に関することは一切知らせません。
氷川を妻にはしてるけど、ヤクザの道に入れることはなく
カタギでいさせようとしています。

舎弟のショウを氷川専属につけ、
氷川のカタギとしての生活を守っているんです。


清和は寡黙でセリフも「……」が多いし

あっても短いので、
序盤は彼の気持ちはあまり伝わってこなかったのですが
中盤以降、事件に巻き込まれた氷川を守る姿から
彼の想いがとてもよくわかりました。


真鍋組が襲われるのですが
その際、氷川も命を狙われて
清和が到着するまでの間、自分の体を張って
氷川を守ろうとするショウの姿が衝撃でした。


氷川は世間ズレしてるというか

怖いものしらずなところもある天然なのですが
その本質である真面目で優しい人柄に

真鍋組幹部や、舎弟たちからも愛されてます。

脇キャラたちも個性があって楽しめます~♪



作品のラストは大笑いでした。

清和、男としてとても痛い思いをさせられてます。
もちろん氷川によって。。。

いえ、アクシデントなんですけどね。
一生懸命謝ってる氷川だけど、
ポイントがズレてるから笑えるw
それでも無言で耐える清和がすごいwww


おもしろかったので、続きを
今日、4冊買って来ました。
でも、最新刊までにまだまだ何冊もある~。




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