相変わらず清和を溺愛の氷川です。
清和の初めての女の存在や、
生みの母絡みの一件があったり。
氷川にはけして声を荒げない清和ですが
この巻では感情をあらわにする場面もあります。
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龍の恋、Dr.の愛
龍の純情、Dr.の情熱
龍の恋情、Dr.の慕情 著者:樹生かなめ イラスト:奈良千春
講談社X文庫ホワイトハート BL小説 2006年12月
★★★★
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◆あらすじ
「清和くんには僕しかいない。僕にも清和くんしかいないんだよ」 明和病院の美貌の内科医・氷川諒一の年下の恋人は、広域暴力団・真鍋組二代目であり、昇り龍を背負う橘高清和だ。 日々成長していく清和に愛情とともに不安を覚える氷川は、ある日、清和の初めての女性の存在を知る。 そのうえ、清和の母の不穏な噂まで流れてきて!? ◆
氷川の嫉妬、怖いですよ~。
じわじわと責めていくからwww
もっとも、嫉妬されても清和はどうしようもないんですけどね。
だって、氷川が嫉妬してるのは清和の初めての女に対してだから。
清和の初体験は中学生の時だったようで。
筆下ろしの相手は誰にする?ってなった時に
清和が選んだのは、かなーり年上の(30代)の志乃という女性。
その後、清和は志乃にクラブ・竜胆(りんどう)を持たせてます。
志乃の存在を知った氷川は嫉妬にかられ、
帰宅した清和をお風呂に入れます。
実は清和は気が進まないんですけどね。
理由は…氷川にお風呂で子ども扱いされるから(笑)
清和の体を隅々まで洗ってあげながら(浮気チェックを兼ねてw)
志乃のことを根掘り葉掘り聞き出すんですね~。
子ども扱いもしっかりしてますwww
「あ、シャンプーハットを買っておけばよかった」
だの
「いい子だから、じっとしていてね」
だの、氷川のセリフはとても組長に対するものじゃないっつーの!
ま、氷川にとっての清和は真鍋組組長ではなく、
『僕の可愛い清和くん』だからねwww
で、志乃との話を聞いた後、
「僕が清和くんを男にしたかったっ」
と訴える氷川に、
「俺の方がどんなに悔しいと思う?」
と清和。
清和もまた、氷川の初めての男になりたかったんですよ。
でも、10歳も年下だったから何も出来なくて。
「俺はガキだったけど悔しくて仕方がなかった」
めずらしいですよ。清和がこうやって胸の内を氷川にこぼすのは。
普段ほんとに口数が少ないんです。
でも、氷川にはちゃんと伝わってます。
氷川の腰に回した腕に籠められる力と
清和の中心で反応しているモノであでwww
だってホラ、まだ19歳だから。
その19歳が、組を背負って立ってる重圧。
かなりのものですよね。
それを癒してくれるのが、
100%以上の愛情で包み込んでくれる氷川なんですよね~。
清和は「やらせろ」とか全く言いません。
氷川に任せてます。
氷川が「いいよ。おいで」って言わない限り、
押し倒したりしないのです。
それは氷川の身体の方が負担が大きいからという心配り。
このシリーズ、レビュ書くたびに書いてるかもですが
エロはめっちゃライトです。
挿入に関しては描写もありません。
濃ゆいを求めてる人には物足りないでしょう。
あ…。
ストーリーについて何も書いてないうちに、
もうこんなに長文になってしまった(6 ̄  ̄)ポリポリ
えっと。
清和の生みの母親が現れたのか?って話です。(まとめ過ぎだろ!)
清和にとって、実の母親は辛い過去の記憶に繋がってるので
思い出したくもないんです。
でも、それを利用しようとする藤堂組組長の藤堂。
今回は氷川が解決の重要な役割を担ってます。
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