龍とDr.シリーズ第2弾。

表紙絵の清和が素敵~♪
上半身裸で背中を見せているポーズなので、
昇り龍の刺/青が見えてます!


細かい描写と色合いがリアルでかっこよくて
奈良さんすげぇぇぇぇぇ!
もっとデカく見たい!

ふゆの仁子のウェルネスシリーズでも
奈良さん、獅子(龍でもチラリと)の刺/青キャラを
描いてらっしゃいますが
あれはどちらかといえばタトゥなのですよね。
清和のは日本の刺/青なので
絵柄が細かいし濃淡もあるし、とにかく素敵~♪



樹生さんのあとがきに
『龍&Dr.のかかあ殿下物語』シリーズとありましたw
その前作のレビュはコチラ

龍の恋、Dr.の愛




龍の純情、Dr.の情熱 著者:樹生かなめ イラスト:奈良千春
講談社X文庫 BL小説 2006年2月
★★★★

龍の純情、Dr.の情熱 (講談社X文庫 ホワイトハート)/樹生 かなめ
¥578
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◆あらすじ
披露宴には定番の結婚行進曲で目覚めるのは、明和病院の美貌の内科医・氷川諒一と、指定/暴/力/団・真鍋組二代目であり、昇り龍を背負う橘高清和だ。 ヤクザ同士の抗争に巻き込まれる波乱万丈な生活にも、氷川の清和への愛は日々増すばかりだ。 そんなある日、氷川の前にひとりの男が現れる。高徳護国晴信を名乗る男は、清和の片腕であり、真鍋の虎・力也を取り戻しに来た兄だった!? ◆



今回は血なまぐさい話ではありません。


お話は前作からの流れで来てます。
前作で、チャイニーズマフィアとの抗争により、
真鍋ビルの、清和と氷川が暮らすフロアーが
爆破されてしまいました。

で、今は別のフロアーを
二人のプライベートスペースにしてるのですが
そこをコーディネイトしたのは、
清和の舎弟・信司なのです。
姐さん(氷川)のイメージで、したというコーディネイト。
それがまあとんでもないの!

ピンクと白とお花とフリル!
80畳あるというリビングの壁紙は白にピンクの小花が散る…
ラグもソファもピンク…
ピンクのソファには、白いウサギのペアのぬいぐるみ…
部屋のあちこちに、可愛らしい小物が飾られ…

ベッドルームももちろんピンク…
キングサイズのベッドはフリルいっぱいの寝具で…

おまけに白くて金具がゴールドで猫足のドレッサーまで…

前作で、その部屋を見た清和も氷川も、呆然と固まっておりましたw

19歳だけど、背中に昇り龍を背負う真鍋組二代目組長・清和が
そのベッドで寝てるんですよ…
ピンクのお花のシーツの波間に龍が泳ぐ…壁|* ̄m ̄)ノ彡☆ププププ!!バンバン!☆

リビングに佇む清和を見て、
吹き出しそうになった氷川のキモチがすごくわかる~。

すっげ、違和感だろうなぁ~www


前作の最後、清和の大事なところに
とんでもないアクシデントを起こしてしまった氷川。
その後の安否を気遣ってますが
清和は絶対にソレを見せてくれないんですよね~。
「大丈夫だ」の一点張りで。
でも、Hしなかったところをみると、やっぱ痛かったのかも?


この作品でも、氷川のカカア殿下は相変わらずですが
清和がそれを許してるからいいんですよね~。

スーパーに買い物に行く二人。
カートを押すのはもちろん清和。
買い終わった重い荷物を持つのも
もちろん清和。

二人をガードするために、傍についている舎弟二人が
肩を小刻みに揺らして笑いを堪えてます。

そりゃそうだよね~。
天下の真鍋組組長が荷物持ちなんだもんね~。

でもそれも清和が自分から進んでやってることですよ。
氷川は強制してませんwww

氷川は清和にヤクザをやめさせたいんです。
清和もその氷川の気持ちは理解してますが
やめる気は全くありません。


氷川に、小さいころの思い出を喋りだされると

黙って耐えるしかない清和ですが、
こと組絡みの話に関しては譲りません。

氷川が立ち入ってはならない、
氷川に立ち入らせてはならない領域を
お互いに理解してるんですよね~。

清和は氷川に対して言葉を荒げることはないんです。
でも、氷川が踏み越えてはならない一線を越えそうになると
無言で、纏う空気を一変させます。

冷酷で非情で残忍な夜叉を背負う清和。
その姿を氷川にはけっして見せようとはしませんが。



あ…肝心の作品の内容をまだ書いてないのに
もうこんなに書いちゃってる…。


お話は、あらすじの通りです(笑)
清和の片腕のリキの話。

リキは二代目・松本力也を名乗っていますが
過去、どんな人生を送っていたのかが明らかになってます。

リキが背負うのは虎。

清和とで龍虎なんですよ。

経済ヤクザの清和は、改革を推し進めようとしています。
そのためにも頭脳明晰で、武道も極めているリキは
なくてはならない片腕なんです。


今回のリキの一件を通して、
氷川の清和への深い愛情が伝わってきます。

生まれた直後に捨てられた氷川。
捨てるなら何故生んだ?という親への疑問を持ちつつも
自分が生まれてきた意味は知っているんです。
清和とめぐり合うために生まれてきたのだと…。


Hはしてますが、描写はほとんどありません。
キスくらいです。
それ以上は1行で終わり。
しましたっていう事後報告みたいな感じwww

樹生さんの作品が全部そうなのか、
それとも講談社だからなのかは知りませんが。

エ/ロを期待して読んだらがっかりだと思いますwww





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