読書感想 刀語 賊刀・鎧

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刀語 第五話 賊刀・鎧(ゾクトウ・ヨロイ)/西尾 維新
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もう次の巻が発売されるというのに『刀語 賊刀・鎧』の感想です。
前の巻の感想書いてないんじゃないのって感じですが実はもう書いてたりします。
といってもネットにアップしたのは今さっきですけど。

とりあえず前巻の感想はこちら


この巻の感想を結論から言うとビミョーです。
前巻があまりにもインパクトがありすぎたんで、仕方ないかもしれませんがどうにも普通過ぎる。
賊刀の能力にしても賊刀の持ち主にしても西尾維新にしては普通すぎました。
これまでに物語で言及されていた変体刀の毒についても全く感じられず、メインである変体刀集めの方では予想を裏切る面白さがありませんでした。


とはいえ、面白くなかったわけではなく普通に面白かったです。
世間一般では「普通に~だ」は(最上級というわけではないが)誉め言葉だと思います。
が、西尾維新に関しては普通に~というのは誉め言葉ではないです。

今回は真庭忍軍の頭領とか幕府方の重要人物の顔見せがあったりして続きが気になる展開でしたが、この巻単体での評価は
☆3つです。
評価もふつー。悪くないけどちょっと物足りない。
次の巻に期待。

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刀語 薄刀・針

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刀語 第四話 薄刀・針/西尾 維新
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この巻は何を書いてもネタばれになりそうなので、簡潔にまとめます。

この巻の本編は最後の数ページに凝縮されているといっても過言ではないです。
日本最強の剣士たる錆白兵と七花の戦闘描写には驚きを隠せませんでした。
しかし、その結末に至るまでのストーリーも決して蛇足ではなくこちらの方のほうがむしろ重要だと感じる人も少なくないと思います。



もうすでに重大なネタばれをしている気がしないでもないですが、この巻の評価でこれからも購読するかどうかが決まりました。
正直これまでの巻では物足りなさを感じていたんですが、この巻は最高でした。
さすがに西尾維新です。



個人評価としては
☆5つです。
この巻は人によって評価が分かれると思います。
この巻が面白いと思った人は性格が曲がっているか読書に非日常を求めているんじゃないかと思います。
今回のネタは何度も使えるネタではないんですが、最終巻でのこれ以上の驚きを期待したいです。

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刀語 第三話

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刀語 第三話 千刀・ツルギ/西尾 維新
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講談社BOXの12月連続刊行企画の3ヶ月目。

「刀語 第三話 千刀・ツルギ」の紹介です。

これまでに2本の変体刀を手に入れた七花ととがめは3本目の変体刀を回収しにいくというのが今回の話。

あとがきかどこかで著者も書いていたと思うけど、一話につき一本の刀を回収すべく戦うのがルーチンになってます。

そんなわけでやっていることは各話でそんなに違いはありません。もちろん、刀とその使い手、技は特徴付けられていますが。

しかし、ルーチンワークのなかでもマンネリは感じませんでした。

メタなネタやギャグは今回も各所にちりばめられていましたが、読み終わってみると結構シリアスでした。


やっぱり割高感はありますが、面白かったです。

オススメ度は☆☆☆☆-☆四つです。

今回は七花のキャラの薄さを、虚刀流としての七花に絡めてきたのがうまいなーと感じました。


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狼と香辛料

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狼と香辛料/支倉 凍砂
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この物語の舞台は中世ヨーロッパ風の世界を舞台としている。
領主が町を治め、教会は各地に点在する異端の宗教を退けるべく布教と討伐を行っている。
主人公のロレンスは行商人。
世界各地を回って商売をしており、その仕事柄長い時間は同じ町にとどまれない。
馬車に揺られていく一人旅の中でしばしば孤独を感じつつ、町に自分の店を持つという夢をかなえるために行商を続けていた。


旅の途中でロレンスは少女の形をした豊作の神・賢狼ホロと出会い、ホロを故郷のヨイツまで連れて行くという契約を結ぶことになるのだが……


といった感じで物語は進んでいきます。

第一巻では市場に流通する貨幣の価値の変動を巡っての冒険?です。
このシリーズは経済をエッセンスとして取り入れていて、それが物語とロレンス&ホロのキャラクター性に深みを与えていると思います。
また、登場人物の年齢が比較的高いこともライトノベルにあっては特徴的です。
ロレンスは25歳、ホロも見かけは幼く見えても神の化身なので精神年齢や知識は主人公のロレンスよりも上です。
そんなわけで、ホロとロレンスの関係も一筋縄ではいきません。

というか、商品を安く仕入れ高く売るために弁舌をつくし頭を働かせる行商人であり、25歳のいい大人であるロレンスが直情的でないのは当然なような気もします。


最後の場面で離れていくホロを引き止めようとするロレンスの言葉はまさにロレンスの性格を表していると思います。


直球のストーリーに飽きたひとにはこのシリーズをオススメします。

オススメ度は☆☆☆☆☆

☆5つ満点です。

このごろ、対象年齢大学生以上なモノばっかりオススメしているような気がします。

自分のお気に入りなのでしょーがないですが。


刀語 第二話 斬刀・鈍 

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以前紹介した西尾維新・著の刀語の二巻目です。


刀語 第二話 斬刀・鈍/西尾 維新
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1話目が正直微妙だったのであまり期待していなかったのですが、確実に面白くなってきてます。

冒頭に出てくる特徴がありすぎるキャラの真の退場理由には、さすがに吹いた。

電車のなかで爆笑するところでした。←ちなみにこの場合「爆笑」は誤用です。

他にもとがめが七花のキャラの薄さを指摘したり、無理やりキャラ付けしようとする場面は秀逸。

ここらはさすがに西尾維新といった感じ。


決着部分での「後ろに守るものがあるやつは強い」という少年マンガの王道的流れはグッときます。

ただマンネリ化した王道過ぎる展開ではなく一ひねりあるのがさすがだと感じました。


ライトベル的な名台詞を紹介。


「そう不機嫌そうな顔すんなよ、とがめ」

「不機嫌そうな顔などしておらんもん!」

「もん?」

「あ、いや……不機嫌そうな顔などしておらんわ!」


やっぱりギャップがあるとキャラの幅が広がる感じがします。

今回、七花はキャラも深まったしいいキャラになってきた思う。

とがめはキャラ的には面白いけど、奇策師の能力的にはまだまだのよーな。

そこらは次巻以降に期待します。


オススメ度は☆☆☆☆

この感からグッと面白くなってきました。

ただ、ページ数に対して値段が高いのがマイナスポイントです。

これからも面白くなっていきそうなシリーズです。