Wonderful Life / Black
今どきの I ターン だか愛フォン だか ツイッターのRadio機能だのDL共有サイトだのと
そういう、川っぺりに流れ着いたドザエモンの上に被せた筵【むしろ】ひっぺがえしたなら
顔が21世紀の、
ドラエモンさん だった!
みてぇなハヤリモンと同じくして
80年代後半てのはMTV全盛期で
メディアに飼い馴らされる世間様 の音楽ってのは
もう、ほぼ完全にカネ稼ぐ道具のようにさせられちまってた時期があった。
MTVとか、その手の2番煎じなプロモVIDEOをバンバン流しまくる番組ってのは
今も いくつかあるんだろうけど
俺は観ないな。 ありがたくない。
自分の趣味や個人的な好みで
U2とか、トム・ウェイツとか、そういった媒体を今でも利用してるアーティストの
VIDEOクリップをどうしても観たいなら、
観たいときにネットで検索して ある程度は辿りつける便利な時代に
わざわざ最新型テレビ受像機と音響ユニット買い揃えて
見たくもない
でも、今のわけぇ連中には
それが決して満たされることのない心のウサバラシとしてでも
むしろ、今を生きるために必要だったりするのかもな。
市場の動きを見据えたつもりの企業のお偉方も
今後も そのあたり を見落とさず しっかり受けとめないと…ですよねぇ…。
ヒトがヒトとして命の確かさを噛みしめて生きるには困難なほど 今の時期はもう
科学も医療も経済も 迷惑なほど著しく偏った発達の仕方 をしてしまっている。
そんな世の中で
たとえば U2 というアーティスト、ロックバンドの基本スタイル貫く 4人編成組 が
こういう歌 で 今の“自分たち人類の限界”を歌にして
世界へ向けて叫んでも 残念ながら
2009.02.24 13:54 U2、ニューアルバム発売前に100万人がタダでダウンロード!?
こんなバカげたこともあったり、 それでも
2009.03.04 09:15 U2、2009年以内にもう一枚アルバムを発表か?
そういったこと さえ 世間やファン心理(?)を利用した戦略なのかなんなのか?
誰が いつ どこで 何を どう叩こうとも お構いなしに
自分たちの歌を聴いたファンを友人以上に信じる彼らがいる。
そういう活動を信じて 俺も今をロックに生きる。 (勝手にしてくれ。)
と、そういうことは今だから云える。
むかしは そんな贅沢いえる余裕もなく
俺も深夜のMTVは なんべんも観た。20代の頃。
んで、明け方ちかくは コンバットとかローハイドとか兵隊ヤクザとか
そういうテレビ・シリーズの再放送まで観てた。
「観てた」というより 独りでいた時間に
人間の声とか聴きたい気持ちを紛らわせてたというか
正直、なにも音がない時間てのは 夜中に窓の外で
ときより道路を通り過ぎるクルマの音だけしかってなくてな。
なんか夢あっても喰い凌ぐために働いてるだけのような疲れが
ずっと死ぬまで抜けないような気分になっちまってるわけよ。 その、独り暮らしとかキメこんでた時期な。
んで、独りでいる時間てのが長くなるほど
そんときに根性へ滲みっ垂れついた癖みてぇなもんは
こんど誰かと一緒に暮らしたりするとき いろいろ邪魔になってきたりする。
覚悟の問題で、命を切り替えりぁいいんだけど
自分が見たり聞いたりした事実が
ほんとは生きていて見る必要もなく 訊かされなくてもよかったようなこと多いと
その記憶が寝ているときに観た夢や幻想と同じくして
霞むほどの遠い記憶にならないうちは
自分の意に そわないことや自分の流儀ってもんが
しばしば自分の身のまわりにいる家族でも何でも他人と
噛みあわなくなっちまうんだよな。
スレチガイとか確執とか、そんな、
ドラマ『渡る世間は鬼のクソ』に描かれる感じの、たいそうなもんじゃなく
センス・バランス・タイミングの3拍子が
時間概念と空間概念をひずませるように狂ってくるんだよ。
ようするに 気に喰わないわけだ。 お互い様で。
んで、こういうアマちゃんな贅沢な苛立ちとかが
ケツの穴も青クサイほど小さなタマの悩みもヘッタ暮れタコラも
どっから始まってんのか?っていうと 考えると桐も枯れるほど
いろいろ出てくるんだけど ひとつには
その時その瞬間の肉体の問題。
これは、己が己の中では どうしても己が中心なのが人間なので
その肉体を持たされて生きて生かされていられる制限時間内ってもんが
地球の動きトータルして考えても ホント、針の先より細く短いのに
テメェ様だけが生きて死んで終わる世の中じゃねぇだろっ!
ってことに気づく以前に 最初から最期まで勝手に気ままに生きてるんだよな。
誰が?って、俺が。
そういうテメェ様だけ中心に地球が回ってるような自分てもんが
自分の中に微塵もないのなら
「あれ、この肉体は今、誰のモノなの? 」
とか、
「なんの権利あって この肉体へ入りこんでんだよ?! 」
なんてことを自分に問いかけるヒマもなく
疲れたなら寝て起きて大丈夫だし
自分に不必要なことには関わらずに
自分は自分としてスムーズに生きていけるし
世間に用意されたレールに自分で乗っかっておいて あとから
「騙された!」だのと、テメェの生き様に無責任なこともしない。
他人に迷惑かける以前に 生かされてることに
意識せず自然に感謝の心が芽生えるほど 心身ともに健やかなもんで
そういうヒトってのが実際、今も世の中のどっかにいるはずなんだけど
この時代はもう、まず見当たらない。
今日現在、2009年の6月の時点で
50代、60代、70代になら ここまでの話は通じても
そっからあとの我々の世代より下の わけぇ連中には
そういったことを言葉では理解できても
もう肉体的に実践不可能なほど 産まれる以前から
血の巡りに問題あるのが多くなってるんだよ。
「落ち着きがない」とか 「素直にヒトの話が訊けない」とか
「加減をしらない」とか 「常識が通じない」とか
そんなこと上から見くだすように ほざいてみても
暴走する自由意志を抑えられないほど
肉体的な余裕の問題で感情の奥行き狭くなってる者にとっては
なにか学識的に考えたりレッテル貼ったりする以前に
テメェのアタマで考えたとおりに他人がマジメに動く世の中なんてのは
1985年を境に終わっちまってるんだよ。
天皇が ひとつの時代に即位して
その人間の肉体を持った人物ではなく
産まれながらに ある一定の役目・役割を課された上での
60年目という還暦。あれが、1985年という昭和60年の時代の節目で
どこのドイツや Anti ワイマール野郎どもが どこで
『君が代』や 非ノーマルお弁当を毛嫌いしようと
日本人てのは 旧暦と西暦を面倒な状態にするまで
暦の上では そういった役割を有り難く通り過ぎる時間という命に
足並みそろえて生きてきたわけ。 今の爺さん婆さん、その、
俗に言うところの、戦争体験者世代まではな。
ところが、国に騙され 今も ほぼ同じく
いいように操られていた大衆意識の中で
勝つと信じてた戦争に負けて以来、ガックリ肩を落とすタイガース・ファンには関係なく
ジャイアンツも カープも ドラゴンズも
みんなで ジャイアント馬場さんに親近感あって
高度経済成長期を力強く生き抜いたんだけど
いかんせ、あんな経済急成長の柱は
朝鮮戦争とベトナム戦争に媚びる大日本盆栽帝国の
狭苦しい田舎のデシャバリ根性マルダシ味噌で
猫も杓子も有象無象に 夢中かえって生きたつもりが
あれあれ~疲れちまうと ほぼ自分勝手に惚けてる老いぼれ連中の
ケツの始末は誰がするんだよ!
てな具合に いまのところは自滅する手前を
ズルズル、ヨロヨロと超高齢化と呼ばれる世の中で生きながらえて
ケータイも ゲームも アニメも KGA世代のみなさんの大勢が
今後その肉体的に 自分で自分を どうにもできなくなっちまう頃には
地球温暖化で世界規模に湾岸地域は水に漬かる。
おい、年寄りども! ジジイども、ババアども! 惚けてるヒマねぇだろ!
おまえらの孫は大丈夫に想えても
おまえらの孫の孫が おまえらの歳に至る前には
喰うモノ着るモノ住み飼いする場所どころか
生きるスペースが どこにもなくなって
地底人になるか バイオちっくに半漁人に改造手術するか
血管が炸裂するほど無重力に引き伸ばされる筋肉障害による宇宙病 を覚悟で
この惑星の外 へ脱出するか? そんなカネどこにあんだよ?
どこが ワンダフル LIFE なんだよっ?!
だから (…「だから」ってこともないんだけどさ。)
つい最近まで長年にわたりストーンズとも仲よくしてたリチャード・ブランソンさんなので
通販レコード屋さんからスタートして今日まで…
天下のビルゲイツ財団を妬むハッカーが どこで何してようと
コンピューター・ウイルスのバラ撒きに肖って日銭を稼ぐような IT産業 と
そのコバンザメっぽい企業が よくよく考えてみるまでもなく
北の朝が鮮やかな国の、あの子供じみた体質 さえ
ドル資本の安泰を図る連中に操作されてる雰囲気に似てる競合を
オーバーヒート寸前なエンジンの如く繰り返していようと
「この人類に宇宙旅行をプレゼントしたい!」
てなことを夢見る気持ちも判らなくもない。
ただね、そんなとこへ オオガネ与太郎を注ぎ込む道楽の以前に
宇宙旅行できるはずの人類が今、
自分自分の足で踏みしめる大地が不安定な上、
その自然界の崩壊に従うように
地球という容器の中にいる文明人の肉体そのものが
中に入ってる魂を安心させられないほど落ち着かず不安定である状況を
今もう、かなり気づくの遅くなってても
もうすこし、“己 vs 自然界”の確認をしっかりしたほうがいいよ。
そういうところへカネ回して
癌でも HIVでも 新型カクテル・ウイルスに対しても
どのように正しく用いるべきか?! 情報の収集が狂ってるぞ!
おまえら医者なら学者なら、いちから勉強しなおせ!」
というふうに考えて取り組むし
無駄メシ喰ってる政治家連中は 世界中どこの国の何者であろうと
その生涯において
なに不自由なく暮らせる設備を整えた再生アルカトラズ島へ ご案内させてもらうぜ。
そうすりゃぁ、武器弾薬の需要と供給も休業させて
戦争をまったくやらない人類の休日が たとえ一日でも実現できるなら
訊きたくも見たくもないニュースに嘆いたり哀しんだりすることも
今よりは減るだろ
・・・・いや、遅いな。
次に来る災害(すべて人災)は億単位で 神も仏もヒトを救うことはない。
なにを建て直すにも時期を外しすぎたんだ。 どなた様も。
USドル資本で回される湾岸戦争から 911の惨事とイラク侵略戦争を他人ゴトのように
つい最近までの日本教育の中で
英語の読解や英会話をチンプンカンプンにさせた国のクソな英語教育を受けた世代には
英語圏のやってる連中のことは その会話や海外ニュースのひとつとして
マトモに意味が通じない有様で
地球温暖化防止だのエゴロ自慰だの叫ばせるわりには
国際的に地球人の一員である自覚が視えてこない。 ほとんどな。
ポテドンに文句たれながら 航空機バンバン飛ばしておいて
テメェ様でさえも二酸化炭素を吐き出す生命でありながら、CO2削減だのと
なんで 自分たち人間中心に自然界を破壊しといて
今さら その破壊に反省して なんとか喰い止めようと浅墓なキャンペーンが
猫も杓子も有象無象に 銭モウケなんだよ?!
どう考えても おかしいだろ。 その場しのぎな腐れエコノミック根性みえみえで。
破壊された場所で 破壊された筋肉細胞を抱える人間が
おまえら盆暮れ落歳依りども以上に 平穏無事にヒトとして生きていけると確信もてるなら
どうぞどうぞ、クソでも小便でも垂らしながら
上くちびるを覆う鼻水とヨダレも一緒に嘗めまわしながら惚けててください。
わりぃけど 俺は そんなテメェ様がヒトとして生きること放棄したような
無責任な生き方はしねぇよ。
どんなことあっても テメェとして生きて死ぬまでは
自分という者を見失ってはならないの。
てなわけで 1980年代にMTVが流行ってた、そのちょうど
いま頃と同じように憂い多き雨季の時期に
世間が肌寒くても 土砂降りつづくほどでもない、とある一夜。
仕事から帰ったあとで 点けたテレビの中から
Black というアーティスト『Wonderful Life』 という曲が流れてきた。
そんときはまだ、そんなアコースティックな感じの♪、
機械で作る音楽とは別のヴァージョンは存在したかもしれないけど
アンプラグドというか アクースティック・ヴァージョンというか LIVEテイク?
俺は知らなかった。
でも 今日。今さっき、それを聴くことができた。 人間の音だな。
想いだしたぜ。
俺のアタマは あの頃から まだ変ってないし 変えられなかった。
正確には 変える必要がなかった。
自分が正しいとは想っていない。
自分よりも世の中が間違っているとも想ってない。
ただ、世間と俺の間のほかにある、誰しもが
お互いに勘違いしている気配っての?
西暦で21世紀初頭にもなると それが吐き気もよおすほど
浮き彫りになってきたぜ。
自分が自分なのか誰なのかハッキリしないまま
親兄弟や親戚はおろか、何世代か前の先祖なのか…
その他、いま生きている者の数より死んだ者の数の方が多い世の中で
なにかに獲り憑かれて そのうち疲れた頃には
今のように 大勢の日本人が惰性で生きることがやっとなほど
肉体的にも精神的にも限界に近くなってきている。
日本は今、そのような文明人類の馴れの果ての最先端だよ。
ちっとわ眼ぇ醒ましてみ?
でないと このまま立派に惚けた御老体を見習うように
何億人もの命が
テメェの肛門にコビリついたテメェのクソを自らの手で拭いさることもできないほど
その中身も外見も 他力本願寺ゆきのバスで
夜の墓場の運動会めぐりになっちまうぜ。
自業自得でな。