皆さま、こんにちは!
昨日は仙台に戻る前に三角線の駅巡りを楽しんできました。
三角線は熊本県・宇土駅から宇土半島を縦断し、
明治三大築港のひとつである三角港の最寄り、三角駅を結ぶ路線。
わずか8駅の路線ですが、中には秘境駅もあるらしいです。
国道57号線から200メートルしか離れてない駅ですが、
現地に着いて、秘境駅と呼ばれる理由がよくわかりました。
今回は三角線・赤瀬(あかせ)駅のことを書いちゃいますよ。
自分はこの日、レンタカーを使って赤瀬駅に来ましたが、
国道から赤瀬駅までの道路は超急勾配なうえに細く、
引き返せなくなった時のことを考えて、歩いて向かうことにしましたの。
矢印の先に見えるのがその道路ですけど、
写真からも勾配のキツさがわかりますよね。
ここは国道から3分ほど歩いた場所ですが、
急勾配過ぎて、あっという間に見晴らしのよい高さまで来ちゃいました。
体脂肪過多な自分はこの時点でもうヘトヘトです。
赤瀬駅の場所がわからず、近くにいたおばちゃんに聞きました。
すると、一本道の突き当りに赤瀬駅があるとかって…
写真じゃわかりづらいですが、
数字にすると200パーミルぐらいの斜面だと思います。
とにかく進む先の1歩1歩がつらい…
人生は…ワンツーパンチ…
上り坂でなぜか口ずさんでしまう「365歩のマーチ」。
どこまで登ってきたかが気になって、後ろを振り返ってばかりの自分。
10分近く歩いた(登った)か?赤瀬駅にやっと辿り着きましたよ。
約200メートルの距離に対して高さが46メートルだから…
ヘトヘトすぎて、どのくらいの勾配なのかピンときませんでしたわ。
赤瀬駅は坂の麓にある赤瀬海水浴場の最寄り駅として
明治40年に開業した、夏場だけ営業する簡易停車場だったそうです。
昭和16年には駅に昇格、現在に至りますが、
過去には駅舎があった時代もあったそうですよ。
さてさて、ウィンドサーフィンが楽しめる
人気スポットとしても名高い赤瀬海水浴場ですが、
利用者のほとんどが国道を使ってくるとか。
この坂道を考えたら致し方がないかもしれません。
苦行というか、罰ゲームレベルの勾配ですし。
それにしても、電車に乗って海水浴場に向かう方って
今でもいらっしゃるんでしょうかね?
サザエさんのオープニングとかでよく見かけるシーンですけど。
世の中には、田井ノ浜駅 のように
海水浴シーズンだけ営業する駅もある訳だし、
そんな人なんかいないと思っているの、自分だけなのかしら?
そんなことで、お山のテッペンにある赤瀬駅でした。
繋がる道は、蹴った石が凶器と化すほどの勾配ですので、
足元にはくれぐれもご注意のほど。
訪問駅リスト(JR線)
三角線(あまくさみすみ線)
↑(宇土駅方面)
赤瀬駅(平成27年12月3日)