皆さま、おばんです!
最近は駅のことしか書いておりませんが、
今晩もまた、駅の記事を書いちゃいますぜ。
風邪がまったく治る気なし!
早く治して、そろそろ健康的な記事を書かないと…
岩泉線・押角(おしかど)駅です!
JR東日本エリアきっての秘境駅で、鉄道ファンには大人気の駅でしたよ。
JR東日本では珍しい待合室が無い板切れ駅だとか、
辺りに民家がないとか、過去にスイッチバックを持つ駅構造だった等々、
人気の理由を挙げたら切りがありませんよね。
押角駅は国道340号線沿いにありますが、
こちらの看板を見過ごしますと駅に辿り付くことが出来ません。
ちなみにこちらの国道、道は細く急カーブのが連続するために
岩泉線の代替道路として認められず、
結果的に岩泉線は生き延びることが出来てたのです。
岩泉線は平成22年7月に発生した水害により
現在はすべての列車が運休中なのは周知の通りですよね。
駅前には代行バスのバス停が立っておりますけど
これがなけりゃ、誰も駅だとは気づきませんわ。
それにしてもこの橋、意外に高いのよね。
朝早く来たもんですから足元がツルッツルに滑るし、
しかも手すりが片側にしかないもんですから危険度バツグン。
もうね、駅に辿り着くのが冒険そのものなの。
なんとか階段まで辿り着くことが出来ました。
ねっ、結構高い橋だったでしょ?
こんだけハラハラしながら駅に来たのって初めてかもしれません。
しかーし!
これで駅に着いたわけじゃありません。
目の前に見えてくる線路まで、この砂利道をひたすら歩きます。
実はこの砂利道、かつてスイッチバックがあった時代の
押角駅の駅舎まで続く横取り線の線路跡なのです。
この時期(10月)は雑草が生い茂ってしまい、
スイッチバックの遺構が確認し辛かったのが悔やまれますね。
線路の上を歩いてホームにイン。
上は岩手大川駅ホームを見た押角駅全景と、
押角駅は単式ホームが1本あるだけの棒線構造の駅です。
先にも書きましたけど、
昭和47年に駅構造が改良される以前はスイッチバック構造の駅。
ホームの岩手大川駅側には
スイッチバック時代の横取り線の線路跡があるはずですけど、
雑草が多く、それらしい遺構は一切確認出来ませんでした。
その代わりと言っちゃなんですけど、来た道を振り返って見ると…
岩手和井内駅寄りの川側を見ると、かつての側線の用地が残っていて
わずかですが、スイッチバックを偲ばせる遺構が残ってたのです。
スイッチバック時代の旧ホームが残ってるじゃないの!
もっともっと近寄ってみたかったですけど、藪の多さに今回はここまで。
取りあえず旧ホームが確認出来たので退散することにしました。
現在の押角駅の状況は、こんな感じです。
駅に入るのにえらく苦労をした押角駅でしたが、
もちろん、元からこんな駅だった訳ではありませんの。
スイッチバック時代の駅の入口は現在とは違っていて、
旧駅舎の跡地に出来た和井内養鶏場に着くのでした。
ここから先は私有地ですので許可なしでの進入は不可。
この日は早朝だったために誰もおらず、
残念ですが、今回の探索はここまでにしました。
画面左側辺りが多分、かつて駅舎があった位置のはずなのですが。
押角駅探索もですが、
その前に、岩泉線の一日も早い運転再開を願うばかりです。
再び多くのファンで賑わう押角駅に戻る日を
楽しみに待ってますよ。
訪問駅リスト(JR線)
岩泉線
↑(茂市駅方面)
岩手刈屋駅(平成23年10月10日)
押角駅(平成23年10月10日)
岩手大川駅(平成23年10月10日)
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