前回の続きです。トランスフォーマーレジェンズLG-15、ナイトバードシャドウのレビュー後編!
まずは変形から。
ナイトバードシャドウはLGアーシーのリデコなので、フューチャーカーにトランスフォーム……だと思ったんですがパッケージには『SPORTS CAR TO ROBOT』と書いてありましたw お前スポーツカーだったんか……考えてみればナイトバードシャドウはレジェンズ世界にて生産&販売されたロボットなのでセイバートロンビークルじゃおかしいですね。
まあとにかくカッコイイ車に変形するぞ!
ナイトバードシャドウ、トランスフォーム!
構造自体はめっちゃガワ変形! ロボットの身体を折りたたんで背中のガワを被せる方式です。
ですが変形が楽しくないかというと全然そんなことはなく、胸部をフロントに収納するさいのカチッという感触や、ツメでガワ位置がロックされる感触、足首をカチッとハメて固定するラストなど、変形玩具としての楽しさは確かなものです。このあたりはきっちりとトランスフォーマーといった感じ。
ただし、適当にカチャカチャやっただけでは足首がきちんとハマらなかったりコロ走行に支障が出たりします。カッチリさせるには足首を限界まで伸ばし、ヒザもしっかりと伸ばして、ふともも基部を最大までちゃんと広げるのがコツ?っぽいです。
ナイトバードシャドウ、ビークルモード! 流麗なオープンカーになりました。
黒と銀のツートンカラーがシックでかっこいい! オトナな感じです。運転席の紫とフロントガラスのクリアイエローも、いかにもデストロンな雰囲気があってたまりません。
銀部分はほぼ塗装でとっても綺麗。フロントの黒は成型色(リアも?)ですが、ガラスのクリアイエローが映り込むほどのピカピカ加減です。
後ろ。ふくらはぎのあたりが見えちゃってます。ビークルの外装を構成しているロボット部分はふとももからヒザにかけてと胸部のみ。脚とおっぱいだけ外から見えるようにしてるとかどんだけスケベ忍者なんですかね……
横から。アンテナ部分を含めなければ車高およそ2.5cmという脅威の薄さ! 全長は12cmもないので非常にコンパクト。この体積の少なさがまさに女性TFビークルモードといった感じでドキドキしますね。フロントフェンダーやリア部の曲線も艶かしく、非常にセクシーです。
タイヤはクルマというより自転車のような細さですが、コロ走行は意外なほどスムーズ!
フロント部アップ。グリル付近はロボットモード時の胸部なので、これはつまり欲求ふ・マンの愛車であるレイコ加藤号のようなデザインと見てよろしいということでしょうか。
リアアップ。もともとは地球のビークルではないため不思議な形状をしてます。黄色いとこがテールランプかな?
かなり車高が低い玩具なのでこんなとこ普通は見えませんが、この角度からだと内部のロボパーツがあれこれ見えてます。中央付近にあるグレーの半球状のパーツはロボットの尻です。チチシリフトモモ出して走ってるんですね。いったい街の男どもをどうするつもりなんでしょうか?
ふとももと尻のガワが繋がってツライチになり、一枚の曲面を形成する。こういう部分は大好きです。
ウイングのように突き出たアンテナは通常プラより柔らかめな気がしますが軟質ってほどではないです。アーシーだと遊んでいるうちにここが浮いてしまいがちだったんですが、改修されたのか浮いてくることはほとんどありません。個体差の可能性も。
運転席も造形。乗ってみたいですね。運転させてとは言いませんので助手席でもいいんで。アイマスクされて数時間走られて着いた先で今日からここで懸賞生活やれと言われても文句言いませんので!
ハンドルや計器類も造形されています。アーシーの時は単色でしたが、座席と色分けされたおかげでちょっと高級感アップ。
ただこの座席は非常に小さいので、なにか人形を乗せるのは難しいと思います。うちにある人形の中で最も小さいゾイドの隊員でさえこんな感じに。女性TFと人間男性のヒューマンアライアンスが大好きな自分としてはなんらかの人形を見繕って乗せたいところなんですが、誰か何かおすすめありませんかねw
裏側。ロボのパーツがぴっちり収まってます。頭部の収納は空間をフルに活用していてなかなか秀逸。
両手は位置が定まらず中で動いてしまいますが、ハンドガンを持って下腹のジョイントにつなぐことでカッチリと固定が可能。かなり深く差し込まないといけないので、自分は普段は腕固定してません。
ビームランチャーもリア裏側に収納可能。黒と黒で見えにくいですが。
銃以外の4つの武器もすべて取り付け可能! 説明書準拠だとこう。
もちろん取り付け方は自由に変えられます。オリジナル形態を作り出せ!
これはトラックスばりのフライトモード!
に見せかけて、本当は邪魔な人間ども一刀両断モード!
刀の位置が低いのでしゃがみではかわせないぞ!
底面から外した銃を付けることも。ちょっとG1ハウンドっぽい。
ナイトバードは忍者ロボなので暗視スコープかなんかにも見えてきて楽しいですね。
こう取り付ければ、妨害専用のオイル撒き機もしくはバナナの皮撒き機にも見えてきます。
忍者なので、追っ手から逃げるための遁術にも長けていることでしょう。
しかしサイバトロンのバイク3人衆……クロミア、ハンターアーシー、プロールが迫ってきていた!
そこでナイトバードはギゴガ!とリアフェンダーから妨害用装置を展開!
勢いよく噴射される大量の……水!
これぞナイトバードの忍法、水遁の術だ!
アーシー「この量の水じゃスリップ必至よ!」
プロール「特にバイクは転びやすい乗り物である!」
クロミア「あきらめないで! 切り抜ける方法があるはず!」
クロミア「いい考えがあるわ! トランスフォームしてバランスを取るのよ!」
アーシー「OK! トランスフォーム!」
プロール「トランスフォーム!である!」
クロミア「水遁の術なんかに絶対負けない!」
しかし……
ズルッ!
「イヤ~~~ン!」
しかし彼らは内心、他の芸人にズボンひっぱられてケツ丸出しになる出川よろしく、サービスシーンを披露できてオイシイとも思っていた……
さて、バイク3人衆を振り切ったナイトバードシャドウが到着したのはサイバトロンの臨時基地!
そこに忍び込んだナイトバードシャドウ!
警備を切り抜けつつ進む!
何か影が移動したかな?とアーシーは思うも、さほど気にしていない!
サイの餌食となったのはアーシーではなくキューブリックの西部劇!
西部劇「うう~ありがとうございます……早くミネルバさんのところへ……」
アーシー「いまハンターラチェット先生しかいないわよ」
西部劇「うお~っ」
アーシーがいなくなったのを見届けたナイトバードシャドウは……
一緒に寝るのであった!
そう、ナイトバードの今回の目的は、星のカービィと添い寝をすることだったのだ!
……というように、忍者らしい活躍を思い描きながら遊ぶと楽しいですね。
忍チーム海の参乗合体、ゴウセンスイと共闘!
そして習得した参乗忍法!
尻! 尻! 尻バズーカ!(2度目)
忍者は自分の身体をフル活用して戦うぞ! これぞ忍法コロ走行の術! 脚を緩やかに開いてタイヤの角度をまっすぐにするのがコツだ!
股ぐらに気をとられている隙に突進してやられてしまうので、コロ走行じゃなくてエロ走行だとも言われているぞ!
突然の雨にも対応の術!
生魚を平気で食う日本人の精神もインプットされているので、今日の昼飯はまな板の上のクロダイだ! 両手を合わせて、イタダキモス!
デストロンの忍者キャラなので、サイバトロンのサムライゲイシャなウインドブレードとはライバルっぽい感じがします。
決着!! 勝者はウインドブレード! わー! パチパチパチ!
敗者ナイトバードシャドウは地にヒザを突き悔しがるのみ!
しかしその姿が観客側から見ると非常にセクシーで、そのおかげで彼女の支持率が急上昇したのだった!
試合に負けて勝負に勝つ、それがナイトバードシャドウのやり方なのだ!
ちなみにナイトバード(nightbird)という名前の意味は、いわゆる『夜鷹』のこと。シャドウは『ナイトバードの影』から。
夜鷹とは、闇夜にまぎれての奇襲・強奪を生業とする、夜盗のことです。
そこから転じて、「街中で客を拾う売春婦」を示す言葉として使われていた時代もあります。
くノ一といえば房中術を使うイメージもあり、そのへんは男のロマンです。
ナイトバードシャドウがその色香を武器にするのは、彼女の持つ豊富な武器が一切通用しない敵を相手にした時のみ。
その敵とは……?
その敵はいったいどこに……?
その岩か! と気配を察知しとびかかるナイトバード!
「あぶねっ!」と間一髪で避ける岩!
ガラン、ガゴガゴガゴ!と変形してゆく岩!
「よくぞ私の変装を見破ったな、デストロンのナイトバードシャドウ!」
岩の正体は、サイバトロンに協力している岩石超人のバトルロックだった!
有無を言わさず攻撃をしかけるナイトバードシャドウ!
しかしバトルロックの岩石部分で防がれてしまう!
ナイトバードシャドウ攻撃は鋭いが、重さが無いので、岩石でガードされてはどうしようもない!
「デストロンの忍者はそんなものか!?」
おもむろに飛び上がり岩へと変形するバトルロック!
「くらえ! 正義のとどめだ、体当たり!」
エキセントリック少年ボウイ3番のようなことを言いながらの突撃!
このままではナイトバードシャドウに勝ち目はないかと思われたが……彼女には奥の手があった!
彼女が印を結ぶと、爆風とともに辺り一面が不思議な空間に包まれた!
そう、忍法アッハ~ンウッフ~ンの術だ!!
「!? なんだこの空間は!」
思わず変形を解くバトルロック!
気づくと目の前にはナイトバードシャドウの艶かしい肢体が!
「うおおお~~っ!」
「うおおおおおお~~~~ん!!」
サクッ。
いとも簡単に急所を貫くナイトバードシャドウ。
彼女の真の恐ろしさは体術や武装ではなく、この幻惑術にあるのかもしれない……
「みんなも夜道で黒いスポーツカーに出会ったら、術に惑わされないように気をつけよう! バトルロックおじさんとの約束だ! いいね?」
ナイトバードシャドウのレビューこれにて終了!
後半はもはやレビューでもなんでもなくなってましたがそれだけ遊んでしまうアイテムです。こういう姿もできる、こんな武装もできる、と写真の枚数が多くなってしまうトランスフォーマーですね。
すごいのが可動で、手首や胴体こそ動きませんが、ほかはどの箇所も深く曲がってくれます。特に引き出し式の股関節が見事。TF玩具どころかfigmaでさえできないような動きもやってのけたりするので、ポーズつけて遊ぶのが好きな人は買って後悔することはまずありません。カッコイイポーズもエロいポーズもカワイイポーズも取り放題です。忍者キャラであることと可動の優秀さがマッチしていて非常にナイス。
豊富な武器による武装遊びもポイント。汎用5mmジョイントが無いのは惜しいですが、そのぶん付属の武器でたっぷりと組み替え遊びが楽しめます。あれこれ武器つけかえたりするのが好きな人なら間違いなくオススメ。ナイトバードの武器を他の5mm穴に入れることは可能なので、汎用武器セットとしての魅力もあります。
造形もすばらしい。アーシーのリデコということもあり、腕や足首が細くて肩幅も狭いくせに腰やふともも周りはムチムチしているという夢のようなナイスバデーを存分に披露してくださってます。それを引き立てる全身の銀塗装も心奪われること必至。
ただしそのぶん変形は潔くガワ変形となっており、ガワの処理を重視する人や、珍しい変形機構を味わいたい人にはちょっと厳しいです。変形そのものはカチャリカチャリパチン、とできるので個人的には変形玩具としても良いものだと思ってます。
では!
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