ここ4年間くらいの間に生命保険会社各社が、「先進医療」に対応する商品開発を進め、今では、「先進医療保障」が付加されている医療保険が当たり前のようになりました。
業界が切磋琢磨して、時代の変化や医療の進歩に対応して、よりよい商品が販売されていくことは非常によいことだと思っています。
がんの先進医療で非常に高い治療効果が期待できるのは、「陽子線治療」と「重粒子線治療」ですが、治療が実施できる医療機関は限られているのが現状です。
しかし、その実施機関も時代背景に合わせて、数年前と比べれば増えています。
患者さんの利便性が高まっているのですね。
以下に、陽子線治療と重粒子線治療を実施できる医療機関を明記しておきます。
データは平成24年4月1日現在のものです。
<陽子線治療>
1. (千葉県)国立がん研究センター東病院
2. (兵庫県)兵庫県立粒子線医療センター
3. (静岡県)静岡県立静岡がんセンター
4. (茨城県)筑波大学付属病院
5. (福島県)財団法人脳神経疾患研究所付属南東北がん陽子線治療センター
6. (鹿児島県)財団法人メディポリス医学研究財団がん粒子線治療研究センター
<重粒子線治療>
1. (千葉県)独立行政法人放射線医学総合研究所・重粒子線医科学センター病院
2. (兵庫県)兵庫県立粒子線医療センター
3. (群馬県)国立大学法人群馬大学医学部付属病院
合計で8か所とまだまだ少ないですが、数年前に比べたら、ずいぶんと増えました。
一応は、東北から九州までありますので。
これからも段階的に実施医療機関は増える予定です。
この治療を受けた場合、自己負担で治療費が約300万円かかります。
しかし医療保険の先進医療特約に加入していれば、その治療費の全額が保険金として受け取れます。
そのための追加保険料は100円前後と非常に割安。
医療機関の増加とともに、治療を実施する患者数も増えるはずです。
先進医療対策としての医療保険を是非チェックしてみてくださいね。
先進医療に関連する記事は以下もご参照ください。
⇒ 先進医療とは?
<その他の保険関連記事>
知りたいテーマごとに以下のリンクから記事を選択してください。