先進医療とは? | 保険日記

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生命保険会社9社、損害保険会社1社の保険代理店経営者です。

先進医療というものをお聞きになった方も多いと思います。


先進医療とは将来的に健康保険の対象となることが期待され、一般診療(保険診療)・自由診療のどちらにも属さない医療技術のことです。


これは医療機関・医療技術の両方が厚生労働省から承認を受けているものに限ります。


承認されている医療技術は平成22年2月現在で121種類あり、そのうちの一部が将来的に一般診療へ導入されてまた新たな医療技術が先進医療に組み込まれていきます。

先進医療の種類は常に100種類前後あると考えていいでしょう。

詳細はこちら↓

http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/sensiniryo/kikan03.html

厚生労働省ホームページより


先進医療を受けるためには承認医療機関を選ぶ必要があり、医療機関等の情報収集も大切なのですが、治療費が高額となる場合もあり費用の面でも考えていかなくてはなりません。


例えばがんの先進医療に「粒子線治療」というものがあります。


この治療は放射線治療の1種なのですが、従来の放射線治療に比べて、体への負担が軽くかつ治療効果も優れているというもので、がん罹患時には医師の指導のもと治療方針の重要な選択肢と考えていいものです。


ただし治療費は高額となり約300万円くらいの費用が必要です。これは健康保険や高額療養費の対象外であるため、治療費は全額自己負担となります。


これだけの費用を支払える方はやはり限られてくるというのが現状だと思います。


そこで各生命保険会社ではこの先進医療への保障を目的とする医療保険を約2年くらい前から積極的に開発しています。

もしがんなどに罹患し先進医療を受診する際には、その治療費の実費が支払われるというものです。各社は競争が熾烈で現在のところ保険料も非常に安く設定されています。


既に加入している入院保険の内容を点検して先進医療に対応していない場合には、各保険会社または代理店まで問い合わせされることをお勧めします。

対応商品を販売している保険会社はまだ限られていますが、今後は取り扱いを増やす保険会社も増えていくと思われます。


医療技術の進展とともに民間の生命保険会社もそれに対応できる商品を開発していますので、ご自身の保険が現状の医療技術に対応しているものなのか、数年に1度はご自身の保険を再点検することが大切です。


先進医療についてまとめてある保険会社発行の冊子がありますので、ご興味のある方は以下のホームページの問い合わせフォームよりその旨を記述いただきお申し込みください。


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