先進医療特約を付ける場合の留意点とは | 保険日記

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生命保険会社9社、損害保険会社1社の保険代理店経営者です。

先日の記事 にも書きましたが、医療保険やがん保険の先進医療特約は非常に安い保険料で特約を付加できますので、付けることをお勧めしています。


ただし気をつける点があります。


それは、


同じ保険会社で、医療保険とがん保険に加入する場合、どちらかにしか先進医療特約を付けられない」ということです。


具体的には、


【1】


① A保険会社 医療保険 先進医療特約 ○

② A保険会社 がん保険 先進医療特約 ×


となります。


または、


【2】


① A保険会社 医療保険 先進医療特約 ×

② A保険会社 がん保険 先進医療特約 ○


となります。


このようなケースでは【1】のように医療保険に先進医療特約を付加した方が得です。


なぜなら、がん保険に付加する先進医療特約はがんの先進医療しか保障されませんが、医療保険の先進医療特約であれば、がんの先進医療特約を含む、他のすべての先進医療について保障されるからです。

 先進医療の概要(厚生労働省)


また、ここからが重要なことですが、


医療保険とがん保険を違う保険会社でそれぞれ加入した場合には、先進医療特約は両方に付加できます。


例えば、


【3】


① A保険会社 医療保険 先進医療特約 ○

② B保険会社 がん保険 先進医療特約 ○



となります。


この場合、がんの先進医療を受けた場合、A、B両方の保険会社から先進医療にかかる技術料が支払われます。つまり一方の保険金は技術料の実費支払いで手元には残りませんが、一方の保険金はまるまる手元に残りることになります。


がんの先進医療の場合には技術料が約300万円と高額です。この300万円が2つの保険会社から受取ると一方の手元に残った約300万円を治療中の所得補償などに活用できることになりますね。


たった数十円の特約でも付け方の工夫で何かあったときの「出口」では大きく結果が違ってしまう一例です。


ご参考にしてください。


【関連記事】

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