【帚木252-3】「～げ」という形容動詞☆
こんにちは
あいです。
寒くなってきましたね；；
私のまわりには風邪気味の人が多いです；；
あなたは大丈夫ですかー？
【今回の古文単語】
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■【なし】…亡くなっている
■【いと】…とても
■【心細げなり】…心細い様子である
■【さらば】…それならば
■【この人】…ここでは、夫である頭中将の意
■【こそ】…強意の係助詞
■【は】…強意の係助詞
■【事に触れて】…何かにつけて
■【る】…存続の助動詞「り」の連体形
■【さま（様）】…様子
■【らうたげなり】…いじらしい、かわいらしい
■【き】…過去の助動詞「き」の終止形
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今日は、「～げ」という形容動詞☆
では行ってみよ～♪
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親もなく、いと心細げ①にて、さらばこの人こそはと、事にふれて思へるさまもらうたげ②なりき。
問）傍線部①②の語を、文法的に説明せよ。
「なり」「に」の識別は、センター古文必修なので、
かなり緻密に学習してる人も多いと思います☆
上の傍線部を見ただけで、
「あっこれ！形容動詞の活用語尾だぁ～！」
ﾍ(ﾟ∀ﾟ*)ﾉ
って、分かった人は、手を挙げて～～～！
形容動詞は、
重要なものは覚えておいたらいいのですが、
ナリ活用形容動詞の語幹となる接尾語として、
次のようなものがあることを知っておくといいですよ♪
(o^-')b
【形容動詞の語幹を構成する接尾語】
■「～か」 ほのかなり
…目に見える状態を示す接尾語
■「～やか」 あざやかなり
…ある状態にあることを示す接尾語
■「～らか」 うららかなり
…見た目そうであることを示す接尾語
■「～げ」 をかしげなり
…そうらしく見えることを示す接尾語
どういう状態か、という点までは、覚えなくても、
こんな雰囲気のものが形容動詞であることを踏まえ、
出てきた古文の逐語訳をくり返していれば、
そのうち頭に入ってきます。
でも、上の形のものが、「なり」や「に」などの前に来ていれば、
明らかに形容動詞となることを、頭に入れておきましょう♪
(*^ー^)ノ
いと心細げ①にて、
直前の「心細げ」に着目☆
「～らしく見える」という意味になる形容動詞であり、
「に」は、形容動詞連用形の活用語尾。
らうたげ②なりき。
直前の「らうたげ」に着目☆
（※「らうたし 」参照）
「かわいらしく見える」という意味になる形容動詞であり、
「なり」は、形容動詞連用形の活用語尾。
どちらも、形容動詞の活用語尾ですが、
「なり」と「に」では、活用が異なりますよね～！
∑(ﾟДﾟ)
【ナリ活用形容動詞の活用】
未然 なら
連用 なり・に
終止 なり
連体 なる
已然 なれ
命令 なれ
ナリ活用形容動詞は、もともと「～に・あり」がくっついた形で、
連用形の「に」が正式な活用であって、
「なら」「なり」…などは、補助活用なのです。
したがって、
打消の助動詞「ず」の場合と同様、
２つの活用がある場合、
「なり」のほうは、下に助動詞などが来るときの、特別な活用なんです！
Σ(･ω･ﾉ)ﾉ！
らうたげなりき。
ほら。直後をご覧ください。
過去の助動詞「き」が下接していますよね。
(-c_,-。)
らうたげ（ ）き。
こんな問題が出題されても、
「に」ではなく、「なり」を補うべきなんです。
(o^-')b
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正解は…
①ナリ活用形容動詞「心細げなり」連用形の活用語尾
②ナリ活用形容動詞「らうたげなり」連用形の活用語尾
よろしくどうぞ☆
(o^-')b
● 本日の「源氏物語」まとめ
■帚木252（原文）
「…親もなく、いと心細げにて、さらばこの人こそはと、事にふれて思へるさまもらうたげなりき。…」
自力での現代語訳が難しい場合は、
下のリンクも復習してね♪
● 本日の古語～過去記事リンク～
■いと
■さらば
■らうたし
あいでした
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月…イラスト訳
火…イラスト解釈
水…重要古語
木…イラスト訳
金…イラスト解釈
土…重要古語
日…アメンバー記事
この更新になるよう、努力していきます☆
σ(^_^;)
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