【帚木18-③】古文単語「のどやか」とは?
こんばんはあいです。
さあ、このブログを今日最後の古文勉強にしてください!
(●´エ`●)
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《本日の古文単語》
■【宿直所】…宮中で官人が宿直する際の控えの間
■【例】…いつも
■【より】…~よりも
■【のどやか】…のんびりとくつろいでいる、静かで落ち着いている
■【心地(ここち)】…気分
■【に】…~ので(接助)
■【大殿油】…御殿にともす灯火の火
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今日は、「のどやか」についてです☆
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のどか…、のどやか…
今でも用いますよね♪
【のどか(なり)】(形容動詞)
【のどやか(なり)】(形容動詞)
【のどけし】(ク活用形容詞)
はい。
まずこの3つの意味と形を押さえてください!
品詞や形は少し違いますが、
意味はどれも、この3通り☆
↓ ↓ ↓
①静かである、穏やかである
②落ち着いている、平気である
③のんびりくつろいでいる
今回は、
直後「心地」との自然なつながりを考えたら、
どれかというと、③のんびりくつろいでいる
ですよね!?
御宿直所も例よりはのどやかなる心地するに、
訳1)光源氏の宿直室も、いつもよりはのんびりとした心地がするので、
ただ…
「のどやか=のんびり」という訳出には、もうちょっと考える余地があるかもしれません><
昨日の文脈を考え合わせてみてください。
…だから、光源氏の御宿直所も、「のどやかなる心地するに」
と、こうつながりますよね♪
(σ・∀・)σ
直後「心地」とのつながりは悪いですが、
①静かである、穏やかである
とするほうが、文脈的には自然な気がします。
したがって、
御宿直所も例よりはのどやかなる心地するに、
訳2)光源氏の宿直室も、いつもよりはしっとりとした心地がするので、
などと訳出をアレンジしてみてはいかがでしょうか♪
(o^-')b
【訳出のポイント】
1.直前・直後とのつながりを考える
2.前後の文脈の流れを考える
3.基本の意味を臨機にアレンジする
重要古語を丸暗記するだけでは、
なかなか難しい、訳出のポイントだと思います;
あなたは、このイラスト解釈を毎日読んで、
そうした国語力も自然と身につけてくださいね♪
ちなみに…
「のどか」の類義語を、この機会に見ていきましょう♪
↓ ↓ ↓
【のどのどと】(副詞)
…のどかに、のんびりと、ゆったりと
【のどまる】(動詞)
…のどかになる、落ち着く、静まる
【のど(なり)】(形容動詞)
…静かな様子、のどか
そんなに頻繁には出てこないですが、
こんなのもあるということを知っておくと、
いざ出てきたときに、慌てなくてすみますよ♪
(o^-')b
今回の古文、一語一語、現代語訳できますか?
難しいようなら、イラスト訳や他の重要語句を復習してね♪
↓
【今日の源氏物語】
御宿直所も例よりはのどやかなる心地するに、大殿油近くて書どもなど見たまふ。
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☆その他の重要古語☆
■「宿直所」→
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あいでした