【桐壺219-③】古文単語~「例の」☆
こんばんはあいです。
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■【御禄(おんろく)】…ご俸禄
■【禄】…俸禄、褒美、給与、祝儀
■【主上(うへ)】…帝のこと
■【命婦(みょうぶ)】…宮中に出仕する五位以上の女官
■【賜ふ(たまふ)】…お与えになる(「与ふ」の尊敬)
■【大袿(おほうちき)】…祝儀等として賜る袿
■【御衣(おんぞ)】…ご衣装
■【一領(りゃう)】…衣服を数える単位、一着など
■【例の(れいの)】…①いつもの ②いつものように
■【なり】…断定の助動詞「なり」の終止形
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今日はこの中から、「例の」についてお話します☆
【例(れい・ためし)】
①先例、前例
②通例、普通、ふだん
今のニュアンスとあまり変わらないので、訳し方だけを覚えておくといいですね♪
ただ。
「例の」という形で出てきたら、必ず「れいの」と読み、
【例の(れいの)】
①いつもの
②いつものように
この2つの意味を覚えておきましょう!
そして。
①(体言につく場合)→「いつもの」
②(用言につく場合)→「いつものように」
たとえば。
①「例の所に」
=いつもの所に
②「女、例の、心も解けずに…」
=女は、いつものように、心も解き放たないで…
つまり、直後のつながりを見て、文脈判断してもらわないといけません。
ぜひ、例文ごと、覚えてください!
(●´エ`●)
例の覚え方で、
例の、理解してくださいね♪
(o^-')b
☆その他の重要古語☆
■「御禄」についてはこちら→
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【古文】
御禄の物、主上の命婦取りて賜ふ。白き大袿に御衣一領、例のことなり。
今回の古文、一語一語、現代語訳できますか?
難しいようなら、イラスト訳や上の重要語句を復習してね♪
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あいでした