【帚木18-②】古文常識「大殿油」とは?
おはようございますあいです。
模試が続いてますか?
週末になかなか勉強時間がとれないと思いますので、
毎日の積み重ねを大事にしてくださいね♪
さて。
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【古文】
御宿直所も例よりはのどやかなる心地するに、大殿油近くて書どもなど見たまふ。
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【源氏物語~これまでのあらすじ】
時の帝(桐壺帝)は、溺愛する桐壺更衣との間に皇子(光源氏)を儲けますが、更衣は皇子3歳の時病死してしまいます。悲しみに暮れる帝は、亡き更衣に生きうつし藤壺宮を入内させます。一方、光源氏は元服・臣籍降下となり、左大臣の娘(葵)と結婚するも、亡き母に似るという藤壺宮への想いは募るばかりでした。長く雨の続いた時節、桐壺帝の物忌みのため、臣下である光源氏もずっと宮中へ泊まり込んでいました。
今回は、「大殿油」のお話です♪
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「大殿油」は、「おほとのあぶら」の変化した形で、
「おほとなぶら(おおとなぶら)」と読みます☆
【大殿油(おほとなぶら)】
…宮中や貴族の御殿でともした油の灯火
前にも出てきましたよね♪
(※詳しくはこちらも参照 )
今でも夜は暗いですが、
街灯やネオン、家では蛍光灯が当たり前のように輝いていて、
勉強するのも、環境が整っていますよね!
でも、平安時代には、夜は真っ暗( ̄□ ̄;)
明かりも、こんな灯火しかありません><
特に、雨が降ってるような薄暗い日には、
日中から暗く、家の中では本も読めません;;
しとしとしとしと…
そんな中、夜になると、貴族は大殿油を頼りに、本でも読もうかなぁという気になるのも当然ですね^^
蛍の光~♪ 窓の雪~♪
暗い中、少しの明かりを頼りに勉強したという歌もありますが、
私の以前勤めてた高校の寮では、
午後11時には消灯なので、
この話をきいて、なんだかいじらしくなっちゃいました;
(ノ◇≦。)
今は、勉強の環境もととのってると思いますが、
明かりの存在の必要性は、忘れないようにしたいものですね♪
でも、くれぐれも、睡眠時間を削ってまでのお勉強はお避けくださいね;
人のこといえませんが…(;゚;∀;゚;)
(o^-')b
あいでした