【帚木16-③】古文単語「かしこまる」とは?
こんばんはあいです。
さあこれからがあなたの勉強時間ですよ♪
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
《本日の古文単語》
■【おのづから】…自然と
■【かしこまる】…つつしんで平伏する
■【え~ず(打消)】…とても~できない(不可能)
■【心のうち】…心中、心の中
■【~あへず】…~しきれない
■【なむ】…係助詞
■【睦る(むつる)】…なれ親しむ、仲むつまじくする
■【きこゆ】…~申し上げる(謙譲の補助動詞)
■【たまふ】…~なさる(尊敬の補助動詞)
■【なむ~ける(連体形)】…係り結びの法則
※【ける】…過去の助動詞「けり」の連体形
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
今日は、「かしこまる」についてです☆
ーーーーーーーーーーーーーーー
「かしこまる」は、形容詞「かしこし」の動詞化したもの!
したがって、
【かしこし】
■恐れ多い自然現象や神々→恐ろしい
■恐れ多い天皇や貴人→もったいない
■恐れ多いほどの人材→優れている、賢い
↓ ↓
【かしこまる】
■恐れ多い自然現象や神々→悪いと思う、わびる
■恐れ多い天皇や貴人→恐れうやまう、恐れ多いと思う
■恐れ多いほどの人材→つつしんで居住まいを正す、平伏する
■恐れ多いほどのもの→つつしんで受ける、承知する
ちょっと①がこじつけのような気もしますが…
(;゚;∀;゚;)
実は、現代の「かしこまる」の意味と、ほぼ同義です。
「かしこし」の時は、あれほど多義的に思えましたが、
「かしこまる」になると、けっこうスムーズに入って来ませんか?
(o^-')b
ちなみに、「かしこむ(畏む)」という動詞もありますが、
こちらのほうは、もっと狭義です。
【かしこむ(畏む)】マ四段
①おそれ慎む、恐れ多いと思う
②つつしんで承る
合わせて押さえておいてくださいね♪
(o^-')b
今回の古文、一語一語、現代語訳できますか?
難しいようなら、イラスト訳や他の重要語句を復習してね♪
↓
【今日の源氏物語】
おのづからかしこまりもえおかず、心のうちに思ふことをも隠しあへずなむ、睦れきこえたまひける。
ーーーーーーーーーーーーーー
☆その他の重要古語☆
■おのづから
■~あへず
ーーーーーーーーーーーーーーー
あいでした