【帚木16-③】古文単語「かしこまる」とは? | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

【帚木16-③】古文単語「かしこまる」とは?

こんばんはラブラブあいです。

さあこれからがあなたの勉強時間ですよ♪


 

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《本日の古文単語》

■【おのづから】…自然と

■【かしこまる】…つつしんで平伏する

■【え~ず(打消)】…とても~できない(不可能)

■【心のうち】…心中、心の中

■【~あへず】…~しきれない

■【なむ】…係助詞

■【睦る(むつる)】…なれ親しむ、仲むつまじくする

■【きこゆ】…~申し上げる(謙譲の補助動詞)

■【たまふ】…~なさる(尊敬の補助動詞)

■【なむ~ける(連体形)】…係り結びの法則

※【ける】…過去の助動詞「けり」の連体形

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今日は、「かしこまる」についてです☆

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「かしこまる」は、形容詞「かしこし」の動詞化したもの!

 

したがって、

 

【かしこし】

■恐れ多い自然現象や神々→恐ろしい
■恐れ多い天皇や貴人→もったいない

■恐れ多いほどの人材→優れている、賢い


  ↓  ↓

【かしこまる】

■恐れ多い自然現象や神々→悪いと思う、わびる
■恐れ多い天皇や貴人→恐れうやまう、恐れ多いと思う

■恐れ多いほどの人材→つつしんで居住まいを正す、平伏する

■恐れ多いほどのもの→つつしんで受ける、承知する



ちょっと①がこじつけのような気もしますが…

(;゚;∀;゚;)




実は、現代の「かしこまる」の意味と、ほぼ同義です。

「かしこし」の時は、あれほど多義的に思えましたが、

「かしこまる」になると、けっこうスムーズに入って来ませんか?

(o^-')b

 


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ちなみに、「かしこむ(畏む)」という動詞もありますが、

こちらのほうは、もっと狭義です。

 

【かしこむ(畏む)】マ四段

①おそれ慎む、恐れ多いと思う

②つつしんで承る


 

合わせて押さえておいてくださいね♪

(o^-')b

 

 

今回の古文、一語一語、現代語訳できますか?

難しいようなら、イラスト訳や他の重要語句を復習してね♪

    ↓

【今日の源氏物語】

おのづからかしこまりもえおかず、心のうちに思ふことをも隠しあへずなむ、睦れきこえたまひける。

 

 

【帚木16-①】イラスト訳

【帚木16-②】イラスト解釈


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☆その他の重要古語☆
おのづから

え~ず(陳述)

うち(内)

~あへず

なむ(識別)

きこえたまふ

けり(助動詞)

重要古語一覧はこちら

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あいでしたラブラブ