【帚木16-②】「かしこまりもえおかず」の解釈☆
おはようございますあいです。
今日も楽しんで勉強していますかぁ?
ではでは行ってみましょー!!
【今日の源氏物語】
おのづからかしこまりもえおかず、心のうちに思ふことをも隠しあへずなむ、睦れきこえたまひける。
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【源氏物語~これまでのあらすじ】
長く雨の続いた時節、桐壺帝の物忌みのため、臣下である光源氏もずっと宮中へ泊まり込んでいました。左大臣邸では、源氏と葵の仲に気が気ではありません。それでも光のために衣装を新調し、自分の息子たちに宿直所まで、それを届けさせます。左大臣の長男(頭中将)は、光源氏とよくなれ親しんでいました。
今回は、「かしこまりもえおかず」の解釈です♪
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おのづから / かしこまり / も / え / おか / ず
直訳)自然と / つつしむこと / も / とても / おくことが / でき / ず
直訳だけで、なんとなく、意味はわかりますよね。
(●´エ`●)
ですが、日本語とするには、なんとなく不自然;;
こういう場合、
■語順を入れ替える
■別語に置き換える
■不要語を省略する
などの方法で、自分なりにアレンジして意訳します。
おのづから / かしこまり / も / え / おか / ず
直訳)自然と / 遠慮 / も / することが / でき / ず
これだけで、すっきり自然な現代語訳になりましたね♪
(●´エ`●)
実は、これくらいの意訳は、意訳ともいえず、
けっこう無意識のうちにやってたりします^^;
たとえば、
模試や問題集の解説における現代語訳…
先生の古文解釈における口語訳…
「これは意訳ですが…」という説明も何もなく、
このような訳のアレンジが頻繁に行われてるんです;
(;゚;∀;゚;)
しかしまだ、照らし合わせ初歩の段階のあなたは、
こんな意訳になかなかついていけず、
古文は古文!現代文は現代文!として、
まるで違うものととらえてしまうのです><
まず自力で一語一語の直訳をし、
解説の訳と照らし合わせて、
どこをどうアレンジしてあるのか理解する!
このやり方をマスターするのが国語力による古文解釈なんです!
(o^-')b
あいでした