【桐壺29-③】「~あへず」 | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

【桐壺29-③】「~あへず」

おかえりなさいラブラブ あいです。

 

 

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【今回の重要古語】

■ 誹り(そしり)

■ およすぐ

■ おはす

■ もて行く

■ 容貌(かたち)

■ 心ばへ

■ ありがたし

■ めづらし

■ え~~ず

■ ~~あへず

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

今日は、「~~あへず」という語の使い方を押さえてください!!


 

敢(あ)ふ」というハ行下二段活用動詞に、

打消の助動詞「ず」のついた複合語です。


 

「敢ふ」

①事に堪える、こらえきる

②おしきって~~する、すっかり~~する

 

 

「ず」

 (打消)~~ない

 


この2つを別々に捉えるのではなく、「~~あへず」という形で、

使い方を覚えてください!!

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

■ 消えあへぬ雪(=消えきれない雪)

 

■ 涙せきあへず(=涙もせき止められず)

 

■ 思ひあへず(=十分に考えが及ばない)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 

「~~あへず」

~~しきれない、~~できない


 

出てきたものから、イメージを大切にして覚えていきましょ♪

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

【今回の重要古語】

 

■ 誹り(そしり)・・・ 非難すること・悪口を言うこと

■ およすぐ・・・ 成長する

■ おはす・・・ いらっしゃる 【尊敬の動詞】

■ もて行く・・・だんだん~~していく、次第に~~していく

■ 容貌(かたち)・・・ 顔立ち・容姿

■ 心ばへ・・・ 気だて・性質

■ ありがたし・・・ めったにない・まれである

■ めづらし・・・ 素晴らしい・賞賛に値する

■ え~~ず・・・ ~~できない【不可能】

■ ~~あへず・・・ ~~しきれない

     ダウン

【原文】

それにつけても、世の誹りのみ多かれど、この御子およすげ

もておはする容貌 心ばへ ありがたく めづらしきまで見え

たまふ嫉みあへたまは

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
 

おつかれさまでしたラブラブ




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