金大教授ら3人に懲戒

パワハラ・セクハラなど

 金沢大は31日、医薬保健研究域の50代の男性教授と、40代の男性准教授、理工研究域の50代の男性准教授の3人をけん責や減給の懲戒処分にしたと発表した。

 同大によると、医薬保健研究域の50代の男性教授は、2004年1月~07年8月、同研究域の男性准教授の人格を傷つける発言を繰り返し、准教授の評価を低下させた。今年5月21日付で、職場・指導環境を良好に保つ義務を怠ったとして、けん責処分とした。

 同研究域の40代の男性准教授は昨年2月、女子大学院生にセクハラなどを行い、精神的ダメージを与えた。今年5月21日付で、平均賃金1日分の2分の1の減給処分とした。理工研究域の50代の男性准教授は今年3月、男性教授と会話中に腹を立て、もみ合いとなり、背中を平手で殴ったという。今年6月18日付で平均賃金1日分の2分の1の減給処分とした。金沢大総務課は、いずれについても、被害者が特定される恐れがあるため「具体的な内容は明かせない」としている。

2010年9月1日 読売新聞)