神戸大前医学部長 准教授にアカハラでけん責処分 

 神戸大は26日、地位を利用して嫌がらせをするアカデミック・ハラスメント(アカハラ)をしたとして、前医学部長・医学研究科長の60代の男性教授を、24日付でけん責処分にしたと発表した。神大で、学部長が就任中のアカハラをめぐり懲戒処分を受けるのは初めてという。
 神戸大によると、この教授は2008年から09年にかけて、医学研究科の50代男性准教授と若手研究者の指導方法について数回にわたって話し合ったが、その際、准教授に「教育をさせないようにする」「医学研究科にいられないようにする」などと怒鳴ったという。
 09年8月、男性准教授が大学事務局に訴え、大学側が教員や外部の弁護士による調査委員会を設置。ハラスメント防止規定に照らし、激しい口調で退職を迫るような発言をアカハラと認定し、今年3月、福田秀樹学長に報告した。
 教授は「研究科長として一生懸命に指導したつもりだった」と弁明したという。会見した正司健一副学長は「恥ずかしいこと。地道に再発防止に努めたい」と話した。
(2011/05/26 22:53)

http://www.kobe-np.co.jp/news/kyouiku/0004107851.shtml


神戸大学 前医学部長アカハラで処分

神戸大学で、医学部長だった教授が同じ学部の准教授に対し退職を強要するような発言を繰り返したとして、懲戒処分を受けました。

 神戸大学によりますと、3年前から今年3月まで医学部長をつとめていた60歳代の教授がおよそ一年間、部下の准教授を部屋に呼びつけては、若い研究者の教育方針をめぐって「お前の席はなくなるぞ」などと、退職を強要するような発言を繰り返していたということです。

 准教授から相談をうけた大学は調査の結果「アカデミックハラスメント」だとして始末書を書かせる「けん責処分」が相当と判断しました。

 処分を受けた教授は「医学部長として一生懸命やったつもりだった」と話しているということです。
(05/26 23:58)

http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE110526232100459885.shtml