ドコモ口座を使った銀行預金の不正引き出し事件。
被害が起きている銀行の中に僕も使っているゆうちょ銀行があったので、急いで確認しました。
セーフ!!
とりあえずホッとしています…
今回の事件、簡単に言えば口座振替のシステムが悪用されたものでした。
何かのサービスを契約して支払いを口座振替、口座引き落としにする場合、口座振替申込書を提出します。
公共料金の支払いであれ会費の引き落としであれ、サービスを利用する際普通はきちんと本人確認をしますから、「サービスの利用者」と「銀行口座の保有者」が同一であることは担保されるわけです。
しかしドコモ口座の場合、ドコモ口座の開設自体はメールアドレスのみで行なえることから、問題が起きました。
銀行口座の口座番号と暗証番号を不正入手した犯人は、その情報を適当に開設したドコモ口座に紐づけることで、お金を引き出していたのです。
ドコモにも銀行にも問題がありそうですが、口座振替契約を結ぶときに、銀行口座保有者が確認・承認する仕組みがあれば被害は防げたと僕は考えています。
この仕組みを取り入れているのが、住信SBIネット銀行。
口座振替契約を結ぶと、「確認の上承認してください」とメールが来ます。住信SBIネット銀行にログインして承認しないと、口座振替の契約は成立しません。
しかも、IDとパスワードを入力してログインし承認すればいいというわけではなく、2段階認証を行なった上で手続きする必要があります。
口座振替の申し込みがあれば自動的に受け付けられる地銀やゆうちょ銀行と比べて、すごくセキュリティが高い!
ネット銀行は印鑑がないから不安だ、通帳がないから不安だ・・・なんて言われることも多かったですが、今回の事件をきっかけに変わるかもしれませんね。
ドコモ口座との連携において、通帳も、印鑑も、何の意味もありませんでした。
セキュリティを強化できないような銀行はさっさと見限って、ネット銀行に移行することをお勧めします。