今年初レースレポート。行きますね。
4月のくせに、今回は寒かったー!みんなこれ、スーツの上からオーバーやジャンパーを着用です。
(撮影:Nさん)
さて、前日からの経過はというと、あまりいいものではなくて、
午前中はマイナートラブルをいくつか出して、走行時間を減らしてしまいました。
具体的には、タイヤのエアが抜けてたり、アクセルがきちっと戻っていなかったり。
去年からかぞえてこのマシン、耐久での経験値はこれで3レース目。
なかなか思うようにはいっておりません。
ちなみに前日には上様宅にお邪魔して、サインボードの製作を、、、
いままでドライバーへのピットサインは、A4サイズにしか過ぎないちっこいホワイトボードで行っていたので、このアイテムは実戦でかなり活躍してくれました。
今回、獲得したグリッドポジションは2番手、フロントロー!
ポールポジションは、兄弟チームのSUBARU GPさんです。
おおっ、これは幸先が良い!オープニングラップはNさんのドライビングで、
めいっぱいほかのチームの足を引っ張ってもらうぜ!www
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スタートから10mでこの状況・・・orz
クソッ、こんなこといちいち気にしてられっか、うちらは作戦で勝負だ・・・
今回スタート担当はNさんです。
今回給油に関してのレギュレーションを少し説明していただきますと、「エンジョイクラス」といって、エンジンのチューニングをあまりしていないマシンに関しては燃料搭載量が少し優遇されることとなりました。
4リッターでスタートして、一回の給油は5リッターまでOK。
カタリナのタンク容量は8リッターなので、効率よくレースを進めるためには、スタートしてから、
マシンの残燃料が3リッター近くになるまでは、給油しないことが望ましい。
ファーストスティントは、一時間近くNさんのドライビングで引っ張ってもらいました。
だいたい50分強。
ほぼ予定通りのピットインで、Nさんから、セカンドスティントの上様にドライバーチェンジしました。
上様が乗ってからわずか13分。一番最初にレースが動いたのが、このスティントだった!
2コーナーの脱出で#16、稲門自動車倶楽部のリアタイヤが飛び、セーフティカーが出動しました。
このタイミングだぁ!!、っとすぐさま手作りピットサインで給油の指示。
上田さんは即座に給油レーンへ滑り込み、同時に私タリカンへのドライバーチェンジを行います。
給油所には台数制限があって、待機所に5台のカートが埋まってしまうと、それ以降のマシンは給油待ちをさせてもらえず、ピットをスルーしなければならないというレギュレーションがあります。
このときのピットインは、文字通りドンピシャのタイミングでした。
SCが長引くようであればダブルドラチェンもする構えでいましたので、アウトラップはどうするか非常に悩みましたが、上田さんNさんの必死のサインがバッチリ見えたのでステイアウトです。
さて、ここからタリカンスティントのスタート。
何分走ればいいのかな?とか思ってサインをチェックしてみると「残り60分!」の表示です。
うはっ、結構走るなー。しかしもともとエンジンのパフォーマンスがあまり高くない以上、
下手に遅いペースで周回するわけにはいきませんよ。
途中は目の前でスバルGPや、先ほどの16号車、
29号車のスピンに鉢合わせたりしてとっても恐かったです。
昨シーズン最終戦のことがあったので、それは意地でかわしてきました。
しかしながら残念なことに、目の前でスピンかまされるのをいくら避けようが、
すぐに追いつかれてストレートで抜かれてしまいます。
ロスのないドライビングを考えてラップを重ねました。
レース開始3時間15分にはタリカンとNさん、それぞれの第二スティントも終え、
7回のピットイン義務を無事消化。ラストスティントの上様にバトンをいつなぐ。
残り時間30分を切って、69番チームKBF、12番のG.J.Cなどが相次いでマシントラブル。
そのおかげで棚からボタもちです。
5位まで順位を上げて入賞圏内!
給油もドラチェンも全部すませてある。あとは、上様のフィニッシュを見守るだけ・・・!
となったそのとき、上様がタンクを指差して、こちらに何かアピールする。
まさか。
「28号車ストップです。回収お願いします。」
やっぱり、ガス欠だ。
あの状況から、3分間のピットストップ義務、ちょっと大きすぎる。
みるみるうちに落ちていく順位、最終結果は、7位でした。
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このレースを終えてから数日、ちょっと情報をまとめてみて愕然とした事柄があります。
ひとつは、ヤマハエンジンだけが出来る唯一のアドバンテージだと信じきっていた、
1回給油が実はそうではなかったこと。
ふたつ目、周あたりのラップタイムが、トップから4秒近く遅かったこと。
なんだかもう、ちょっとどうしようもないですね。
どうせまだ新しいエンジンだから、ちょっとぐらいパフォーマンスで劣っていることぐらい100も承知だったわけです。はじめっからそれを承知のうえで、それでもここまでチームと深く関わってきたわけですが、
その中でも何か、「勝てる」と思わせてくれるような要素が今後出てくるかもしれない、
そんなことを考えて続けてきたんですね。
それが今回、ものの見事に打ち砕かれてしまった格好です。
チューニングしようにも、トップチームとおなじぐらいのタイム、
燃費でレースを走れる保障なんてまったくないわけですからね。
次回スポーツカートレース参戦はひとまず「未定」とさせていただきます。
今後、一体どうしましょうか。・・・
■今回の記事は、以下より画像をお借りしました。
スポーツカート情報局
・http://www.sportkart.info/index.php