本日AUTOSPORT公式にフォトギャラリーが上がりました。
早速購入!!・・・っと思ったら、今回は写真の販売はしないの??
もし販売されるなら購入させて頂くので、ひとまずは画像を使用させて頂きます。
▲一番前の人が異常に目立ってるのは気にしないでください。
有名なチームです・・・
カタリナ・ヤマハMZ200・GT-1。今回タリカンがレースで乗るのは初になりました。
これは前日13日(土)の写真です。
これまでのまっくろカウルそのままではなく、
なんと当日になってお店の前でビニテにてドレスアップを敢行www
ウエダさんいわくガルフカラーにしたくてカッティングシートも買っていたそうですが、
こうしてデコレーションしてみるとJGTCに2003年ごろ出てたバイパーに似てるよなぁ、と、チーム全員意見が一致しましたww
STPのステッカーとかあったら似合いましたよね。
この日のテストは午後のセッションから3本。
ですが計測器がラップを拾わなかったり、ウエダさんの体格に合わせてつけたフットストッパーが僕ら二人の体格にはマッチせず、やっぱり取り外す・・・などなど、ゴタゴタ気味。
やりたかったことが進まないし。
2stとの混走というのもこれまで経験がなかったし、それなりに危ないシーンもありました。
他のチームでやってたところがあったのですが、
この日はうちらもゼッケンパネルに『4st』って書いておいた方が良かったかな。
その流れからレース当日。
若干引きずってしまったのか?午前のフリー走行がいまいちしっくりきません。
今回32台のクルマがいっせいにコースを走るという事でコース上の混雑はかなり懸念されたけど、実際走ってみれば意外とそれほどでもないということを実感できた。
午前のフリー走行でよかったところと言えばそれだけでした。
くじ引きの結果はGT-1クラス21台中、19番手。
はい、最終コーナーがこんな目の前に迫っています。
畜生!毎度毎度微妙に逆ポールに近いの、ほんと勘弁してくれよ・・・
ちなみにGT-1クラスだけでホームストレートは埋め尽くされてしまっていることはお判り頂けると思いますが、今回レースのスタートをするにあたってその方式はきわめて異例で、なんとGT-1クラスがホームストレートからのスタート、GT-2クラスはバックストレートからのスタートとされたのです!
そりゃそうだよなぁ。秋ヶ瀬のホームストレートに32台のカートをいっせいに並べようとしたらグリッドの間隔がエラいことになるもの・・・
そして、正午すぎに4時間耐久のレースはスタートが切られました。
スタートドライバーを担当したのは私でした。
スティントの長さは特に決まっていませんでしたが、SCが入りそうになった場合サインに従って給油所へ入るという事で。
7月の第三戦でこのマシンは燃費が著しく悪化したこともあったのでフルプッシュはせず、ベストからコンマ5~8落ち程度で巡航していきます。
しかしコース上はスピン・クラッシュが続出、危ない動きをしているマシンがいくつかありました。
これ自体は予想できたことですが8周目、タリカンは恐れていたアクシデントに出くわしてしまいました。
3コーナー、秋ヶ瀬でもっともRのきついヘアピンで前方のマシンがブレーキロックさせスピン。
そこを内側から避けようとしたところ相手方がイン巻きしてこっちへ来る結果となってしまい、
激しく接触してしまいます!!
ああ・・・うかつだったのかな・・・?
背筋が凍りましたが、タイムに影響するようなダメージが出なかったのは不幸中の幸いです。
6秒ものタイムロスをしてしまったし、アライメントもきっと狂ってる。
次の私のスティントでなんとしてでも挽回しなければ・・・
レースライブの記録にドライバー名が残っていませんでしたが、48周目。
おそらくこのときがピットインラップでしょう。
私はだいたい30分を周回し、第2スティントはウエダさんです。
確かこれが、このレースではじめてSCが入ったスティントです。
ピットからではSCの動向が確認できないため、給油サインを出そうかどうか迷いましたが
このときウエダさんにはドライバー判断で給油所へと飛び込んできて頂きました。(流石!)
順調に作業をこなし、第3スティントのナガイさんにバトンタッチします。
ナガイさん。
今回も安定したラップタイムで、他車との追い抜き/追い抜かれも極めてスムーズです。
レース開始46分時点から1時間11分時点まで走って2回目の給油。
第4スティントは再びタリカンの出番です。
1時間15分時点から1時間39分まで、24分の走行。
第5スティントはウエダさんだったのですが、ピットアウト後まもなくコース上で大きなダメージを負い、ストップしているマシンが。SCが導入されたので、迷わずピットインです。
ヤマハMZ200は4時間を2回給油の9リッターでお釣りが来る計算。
なのでこのピットでは、ドラチェン義務消化のため、いわゆる『ダブルドラチェン』を敢行。
しかしタイミングが完璧ではなく、効果はそれほどでもなかった記憶があります・・・w
結局第4スティントで24分走ったあと、休憩した時間は5分弱w
でもタイムを稼ぐのを期待されているのだし、自分もそれをわかっているのでここは踏ん張るしか。
1時間51分から2時間9分までだいたい20分の走行。これが思ったより短かった。
2時間を過ぎてレースは折り返しですが、すでに私はここまで1時間以上を走行していますwww
でもこれが意外で、スティントを終えたらなんか物足りない気がしたのだ。
『なんだ、まだ折り返しか!』っとちょっと安心したのを覚えています。
自分にしては良い傾向だ。ちょっとは体力も付いたのかな?
ナガイさんに再び走行して頂き、、、
レースも終盤戦に差し掛かって、残り一時間。
うろ覚えなのですが、このときウエダさんは燃費を見るため一回ウエダさん自身が走って燃費走行をし、そこから私にマシンを託すという考えだったのです。(でしたよね?w)
しかし、もうドラチェン義務回数は消化しているので、それは余計なピットインになってしまう。
なので私は、ドラチェン時にタンクを見て、残りの燃料が十分そうだったら残りを私に走らせて欲しい!
と提案。ウエダさんの了解を得て急いでドラチェンの準備をはじめました。
ピットに入ってきてタンクを見る。・・・燃料は1リッター以上残っていた!
かくして残り1時間を少し過ぎたところ。
タリカンによる、57分のラストスティントが始まったのです。
最初こそマシンの調子を見ながらペースを押さえ気味にするものの、そこからはエンジンをオーバーレブさせないよう細心の注意を払いながら、ベストラップ狙いのフルプッシュ。
終盤戦に入って、またコース上は荒れてきましたが、今回は上手くいっています。
『今何位なの??』
私が気になるのはそれだけだった。そうすると、それに応えるかのようにピットからサインが出るのだ。
『13位』
そのサインは数分おきに出され、しかも順位は上がっていく!
これは何の偶然か。
ここへきて、ライバルチームのマシントラブルが立て続けに起こっているのです。
『12位』
『11位』
『10位』
レース序盤、ほぼ最下位を走っていたカタリナGT-1。
気が付いてみればあと一歩でシングルというところまで這い上がったのです。
レース終了・・・
終わってみれば、4時間のレースのうち、タリカンは2時間近くを走行したようです。
最終結果は、10位でした。
『1軍』であるスポーツカート部は惜しくも全戦全勝ならず!
2位表彰台でしたが、シリーズチャンピオンです。おめでとうございました。RKF頑張っちゃってください。
あの7月の、ヤマハエンジン初陣レースをはっきり覚えています。
あのボロボロだったレースを。私は監督としての参戦でしたが、あれは悔しかった。
そこから4ヶ月弱。岡田さんによるエンジンアップデートもあり、少ない回数ながらも真剣に練習に励んだ。
5台中の4位なんて苦汁を舐めた。
あのときから、今回のレースの目標はヤマハエンジンで、1台でも多く、
下位のホンダエンジンやスバルエンジンを打ち負かすこと。
その目標は今回十分に達成されたと思いました。
ですけれどもこれはやっぱりレースですから、最終目標はやっぱり優勝以外にはないわけです。
マシンもドライバーもまだまだ伸びしろは残っています。
来季のことはまだ決められませんが、来シーズン。気合を溜めながらオフシーズンを過ごす事とします。
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これにて今年のスポーツカートレース参戦は終了です。
いつも応援ありがとうございます。
12月11日には今年最後のレーシングカートレースを迎えます。
2010年もラストスパートですが、これからも宜しくお願いします。
■今回の記事は、以下より画像をお借りしました。
勝手にレースレポ(まちさん)
・http://machyymm.blog80.fc2.com/
スポーツカート情報局
・http://www.sportkart.info/index.php