寒波のおかげで間に違う話題を入れてしまったが、予告通り完結編として見事に復活したミニをご覧いただく。
連休だったものの昨日は前日の雪が残っており車も凍り付いたままの状態だったので塗装が出来ない。そこで届いていたシートカバーを交換したが、思いのほか手こずることになった。
ずーっと同じ形のミニだから内部のパーツも同じでシート形状も同じだろうと思われがちなミニだが、年式によりかなりシート形状が違っており、交換用のシートカバーは高い上に適合を間違えると使えない。さらに我がポンコツ君のシートは別年式(どうもターボ車についていた物らしい)の中古品に換装していたので、正直適合がよく判らない。
今回はヤフオクで詳細なサイズを載せている業者を見つけて、我がミニのサイズと照らし合わせると近似値。基本は同じ形状だから使えるだろうと思って注文していた。届いた製品はしっかりした縫製で合皮とはいえ質感もよいものだった。ほぼ受注生産らしく2週間待たされたが、その甲斐があって良い製品だった。
ところが実際に張替え作業をはじめたらかなり大きさが違う。説明書にはピッタリと合わせるために少しきつく感じるかもしれません…などと書いてあるが、きつく感じるどころか入らない(笑)
↓運転席側
丸裸にした。穴が開いていた右横のサポート部分はだいぶと痩せていた。
↓これは助手席側
シリコンスプレーや梱包フィルムなどを使って滑りを良くしながら無理やり押し込んだ。チャックは私が無理矢理引っ張って寄せてる間にお母さんに締めてもらった。
↓一応収まった
パツンパツンだが寄せて上げて〜しながら何とか入った。ヘッドレストは交換できない仕組みだったので上から被せた。こちらもキチキチ。
↓リヤのシートバック
角の仕上げが違うためそのままでは入らないので角5cmほどカットした。フレームの角を切断したが他のステーで支えてるしカバーをすると全くわからんので問題無し。
何とか使えて良かったが、二人いないとどうしようも無かったかもしれない。
さて、シートの次は前回用意していたステンシルを使って塗装をしていく。
↓まずは裏に糊を塗る
3Mのスプレーのり55を使用。貼って剥がせるタイプで2000円位するが絶対に必要。これが無いと浮いて隙間から塗料が入ってボヤける。
↓試しにTシャツ背中に吹いた
これ用に買った新品。もちろん下に染み込まないよう下敷きをいれてノリで貼り付けてから吊るして塗装。しかし、落としかけて片手で支えながら吹いたためガンの圧力で隙間ができて下だけボヤけた。なー、ノリいるでしょ!
↓いよいよボディに
↓浮かないよう紙をあてて押さえた
1mmとはいえ厚みがあるのでガンを垂直に当てて吹く必要がある。流れないよう何度かに分けて吹き付けた。
↓その成果
↓まだ乾く前なので艶あり
寒かったので乾くまで時間がかかり気を遣ったマークがややボケているのはTシャツを先にやったので粘着力が弱ってたからかな。
↓問題のエンブレム
ドライヤーでは曲がらなかったので届いてから2週間以上このままにしておいた。縛り付けたのは貯金箱で被せているのは綿棒ケースのフタ。しっかりと曲がってくれた。
↓窓枠も塗った
↓樹脂モールも塗った
恐らく元は銀色だろうが褪色して変な色。ゴムと同色にすることで精悍さが増すはず。
↓飛び散った塗膜を削る
ガラス面は塗料が着かないようマスキングしなくてもスクレイパーで綺麗に落ちます。
作業終わりは夜だったので今朝近くの公園横で写真撮影。運悪く寒波の残り雪が舞う中の撮影となった。
新しいポンコ…、いやもうポンコツではないな。新しくジオン軍仕様として蘇ったローバーミニの勇姿をご覧ください!
↓控えめなエンブレム
気づく人は分かってくれるだろう絶妙な大きさ。3つあった純正エンブレム取り付け穴がちょうど隠れる。錆びてたワイパーも塗った。
↓全体像がわかりやすい
↓リヤから見ると少し寂しいかな
↓黒の窓モールで骨太の印象に
↓屋根のモヒカン状ざらざらはマシになった
↓歩行者が見るであろう角度
これだと違和感ないのだけど…
↓横から見たロゴの位置
狭いカーポートで斜めに見た時は全然違和感無かったけどけど、ちょっと前過ぎの上過ぎかなー? ドアの真ん中の方が良かったかもしれぬ。
↓エンブレムup
2週間かけて曲げた甲斐あって曲面にしっかり沿っている。今回は貼り付けただけ。
実はこのエンブレムが今回一番塗装に苦労した。ある程度強さが無いと細かい部分に塗料が乗らず金の下地が見える。垂れる直前まで厚塗りしたいが何かで挟むと型がつくし圧をあげると軽すぎて飛んでしまうのだ。
ガンの圧力を減らして少しづつ体の向きを入れ替えながら何度も塗り重ねて満足する仕上がりになった。
こうして写真で見ると粗がでずキレイに見える。
これにてローバーミニ再生は完結した。
次はharley-davidsonだなー