(実際には9月に行った作業です。安定して地デジ民放が視聴できているので記事にします)
我が家のネット環境は、旧宅から建替えの際にドタバタしたJcomを止めてeo光に乗り換えている。
いずれでもケーブルTVを利用しており、アンテナが無いため安定した視聴が利点ともいえるが、災害時に一旦通信が途切れると情報不足に陥る可能性がある。
元々地上波TVはあまり見ない方で、定期的に見てる番組はふたつくらい。さらにAmazonFireTVを購入したことによりprimeビデオとNETFLIXで殆どの用が足りることが分かってきたのでネットで充分。正直なところ数千円とはいえTV視聴に掛けるお金がもったいないと思うようになって来た。
全世帯がNHKが受信できる設備になっていると聞いたことがあり、災害対策としてニュースが必要なときは地デジのNHKだけでも見られるようになっておれば良いと考えた。どーせBSは見ないのでパラボラは邪魔だし、昔からある八木式アンテナ(魚の骨みたいなの)だと屋根の上に出さねばならず風の影響を受けやすい。なによりシャア専用ZERO-CUBEには似合わない(笑)気がする。
でも、室内アンテナは電波が届くまい…と思ってグズグズしていたら良さげな製品を見つけた。
室内でも室外でも使え、水平波と垂直波の両方に対応とのこと。電波強度が中~強強度の地域の家庭用として使える製品だが、キャンピングカーに車載する人もいる様子。どうやら車中泊の時にチョチョッとアンテナ合わせてTVを見ているらしい。
もし室内で受信できなくても他に利用できそうなので試してみることにした。
だが、届いた製品を室内に設置したところではさっぱり話にならなかった。電波強度が弱すぎでほぼ全チャンネルが受信できない。壁を越えて電波が入ってこれない様子。ただ、窓際に持って行くと映る民放があった。
そこで、本体を窓から出してすぐ横にあるブドウ棚に置いてみるとぐんと電波強度が上がって見えるチャンネルが増えた。不思議というか面白いと思ったのは、民放が見えるようにするとNHKが映らずNHKに合わせると民放が綺麗に映らないこと。NHKだけかなり大きく角度を変えないと受信できなかった。
放送アンテナ基地局の位置は全世帯をカバーできるようになっているはずだが、我が居住地域は強強度電波地域(電波強度を確認できるサイトがあるよ)にも関わらずいくつかの電波の継ぎ目に当たるらしく、わずかな角度の違いで映ったり映らなかったりする様子。これは設置した位置が低いせいだろうね。
放送アンテナがあるはずの方向から少しずらせると綺麗に映ったりするので隣近所の建物が干渉しているんじゃないかとも思えた。ということは更に高い位置にアンテナを上げると視聴可能チャンネル全てが綺麗に映る可能性は高い。2つのアンテナを向きを変えて上げる方法もあると思うが、工事が難しいしそこまで必要性を感じない。もうこれで良いや。
もちろんNHKは捨てて民放がしっかり受信できる位置にした(笑)地上波は民放の二つ三つほどの番組しか見ないのでNHKが入らなくてもぜ~んぜん困らない。
残念なのは、ケーブルでは観ることができたTV大阪が映らなくなったこと。もっともこれは元々受信可能地域ではないので仕方ない。どうせTV大阪で観たいのは「デカ盛りハンター」という大食い番組だけだし、これもTVerで観られることを確認済みなので何の問題もないのだ。
↓設定中
↓NHKは信号強度が足らん
民放が見られるようにするとNHKはこうなる。30必要な推奨信号強度に遠く届かない。画面右側の通りでデジタルらしいカクカク乱れ画像。もちろん音も入らない。
さて、本体アンテナ固定と接続方法だが、もちろんTVにケーブルを繋げないと映らないわけで、本来なら家の外壁の中にアンテナ線を這わしておくべきなんだろうけど、元々ケーブルTV派だったため、普通のアンテナ線は一切存在しない作り。
もちろんDIY作業。家の壁に穴を開けることはお母さんに強く拒否された(当たり前だな。私も嫌)ので、残る方法は既存の穴を使うしかない。
リビングに空いている穴はふたつある。1つがエアコンの配管用。もうひとつはエアコン室内機のすぐ横にある換気口で、こちらを利用する。
↓換気口内部
蓋を外して内部を確認すると金属のアミで遮られている。劣化して破れないようになっている様子で、これはむしろ好都合。
↓用意した工具
もうお分かりね。タガネ替わりのマイナスドライバーでケーブルが通る穴を開けたのだ。一撃で必要なだけ綺麗に開きました。
↓アンテナの固定方法
すぐ下の壁に在るのが換気扇の外側。これは金属製で壁に固定されており、ケーブルはこの下にある隙間から出して支柱にしたイレクターパイプを這わせて固定。
電波が水平波の地域はこの画像のように水平設置するが、垂直波の地域では横に寝かせて設置すればよく、両方に対応できる。内外兼用箱型タイプとしては中くらいの価格帯かと思うけど、汎用性はかなり広い。
屋外設置でもあまり目立たず車載にも対応できるのでお勧めできる製品だと思います。
↓金網の処理
ケーブルを通した後に少し隙間が開いちゃったな。ティッシュ詰めとけ。虫が入らなければ良いのだ。
↓配線の通り道
カバーを加工してケーブルを横に出してTVまで配線する。
↓様子見中
実はこの状態で1週間ほど過ごしていた。慣れると全然気にならない(笑)
↓完成
でもガムテはあまりにあんまりなので、似た色のカバーを買ってきて目立たないように配線した。まったく気にならない。
ご存知の通り地デジでTVを視聴するだけならわざわざ有料TVを契約する必要は無い。複数のネットTVを観るようになって金銭負担を減らすための実験だったが、これで充分と思える。
eo光は解約して同じくらいの金額で速度が1G→2GになるNURO光へ乗り換えることにします。今まででも、Amazonプライムビデオなどで不都合を感じたことは無いけど、通信量は余裕があった方が良いだろうし、FireTVの起動も早くなるんじゃないかな~っと期待。
さて、計算するとeo光で払ってたTVの負担分が年間4万円ほどだった。NHK受信料も団体割引あるとは言え年間2万円くらいは自動引き落としされてたけど、どーなるのかな?映らんのだが?
仮にこのまま受信料が要らないということであれば、年間6万円の節約になる。
何か言ってくるまでほっとこう(笑)