2012年の日本と全体的傾向 1 |  ZEPHYR

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― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
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 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

読まれる方へ。


占星術による世相や出来事の解読や予測には、何ら科学的根拠がありません。
世の中に対する一つの見方、そのツールの一つに過ぎません。
それをご理解頂いた上で、むやみに盲信せず、理性的な判断をお願い申し上げます。



じつは私は、今年、そしてその前後の数年間に関する記事を、2008年の10月の段階で記事にしています。

以下のものです。
<2012年の大局的な見通し>
<2012年の真相(個人的見解ですが)>


また2009年12月には
<総力特集・未来を読み解く1~4>のシリーズ記事を書いています。
<1>
<2>
<3>
<4>

これらは関連していますので、興味のある方はご一読ください。

今読み返してみても、はっとさせられる示唆が含まれていたりします。
しかし、まだ十分ではありませんでした。
とくに<未来を読み解く4>の中で、今の私ならもっと鋭く震災クラスの地震の発生を指摘できていたはずなのです。

この<未来を読み解く>は2010年の春分図を主なテーマにしてますが、それは詰まるところ2011.3.11をもカヴァーするものだからです。
(2010年の春分の日から次の春分の日までの一年間の解読)

さて、かつてない艱難を体験した日本。
それでも立ち上がろうとする日本人。

私たちの今後がどうなるのか、誰もが気になるところです。
12星座の運勢を解読する前に、まず私たちの国が今年、どのような運勢を持っているのか、知っておかねばなりません。

なぜか?

個人の運勢に優越するのが全体の運勢だからです。
地球が滅亡するのに、個人の運勢の良し悪しなど些事です。
問題にならないくらい簡単に消し飛んでしまいます。

日本が滅びの運命にあったら、この国に住む私が少々好調期であっても、これもまた微力です。

一機の航空機が墜落する事故が起きたとき、幸運な人は奇跡的な生還を果たすかもしれませんが、多くはその旅客機というものの命運の中に取り込まれてしまいます。

このように考えて頂ければ、自明の理だと思います。

ですから、今日はまず2012年の日本と全体傾向について書こうと思います。

2010年の春分図の日本。
これは真に危機的なものを表示していました。
その危機との戦いそのものが2011年だったと言えるのかもしれません。

この後書く記事も2012年の春分図をベースにいていますから、正確には今年の春分の日以降のものであるとご理解ください。


2012/3/20 14:14
これが今年の春分図の正確な数値です(ソフトによっては若干の誤差があるかも)。

太陽が正確に牡羊座零度を刻むこのとき。
どんな一年が表示されているのか?

太陽に水星と天王星が合です。
天王星は牡羊座4.25度ですから、昨年よりも少し太陽との距離があります。

冥王星とのスクエアはゆるくなっており、どうやら全体的傾向として昨年ほど危機的な状況ではない。
昨年は日本の震災、地震や風水害などの世界各地の災害だけではなく、アフリカの国家が次々に解体されるという、激烈なものでした。ヨーロッパの深刻な財政危機も表面化しました。
これらは何年か前から、この太陽と冥王星のスクエアが強烈に働き続けた結果とも言えそうです。
それが天王星と太陽の合がもっとも強烈になる、2010~12年の間に噴出してきたと見ていいでしょう。

この二つの条件から推定すると、国家的危機は昨年よりも減少すると見るべき。

しかし、一方で天王星と冥王星は今後スクエアを強めていくので、楽観できる状態ではありません。

この春分図の太陽のコンディションから強く感じるのは、人類全体の知的な発展やコミュニケーション能力の拡大と変化です。
これは数年前から顕著になってきていますが、インターネットを介して簡単に世界中の人間が意思疎通を行える環境が整ってきたことなどとも関連していると思います。

しかし、今年の春分図の中では、これがまだ十分に有効利用できない可能性が示唆されています。
国家や個人でも、大きな変化や、場合によってはレベルアップが経験されるのですが、それがまだ「個」の領域に留まっているのを感じます。

印象としては世界中のあちこちで「目覚め」が起きるが、その目覚めたもの同士のはっきりとした結びつきや目覚めた人による影響が現実に表に出てくることが示されているわけではないということです。

これはたぶん来年以降の話になるのでしょう。

しかし、、この「目覚め」は日本に強く関係しています。

時間がなくなってきましたので、この続きはまた明日。