総力特集・未来を読み解く2 |  ZEPHYR

 ZEPHYR

ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

今日で47才になるzephyrです。

<占星術予測に関するスタンス>をご一読の上、以下の記事をお読み下さい(すでに読まれたことのある方は、飛ばして先へお進み下さい)。

<未来を読み解く1>の続編です。

春分点にトランスサタニアンがアスペクトするとき、その前後の春分図を連続して読み解かなければ、正しい解読はできない。
これって、イメージしにくいでしょうか?
たとえば、ノートのページに人の動きを連続して描いておいて、ページをパラパラと連続してめくると、アニメーションみたいに人の動きがつながって見えるでしょう? あれと同じです。
春分図もパラパラ連続して見ると、トランスサタニアンが春分点の太陽に、どのように働きかけるかがわかるようになるということです。

春分図における太陽は、世界、世の中全般の傾向、もっとも目だつ出来事の象徴です。
こうして見てゆくと、現在、春分点にもっとも強く働きかけているのは天王星です。合ですから。
「変化」「変革」「革命」「革新」
これらのキイワードが、世界中に広がってゆくはずです。その前触れが2008年で、本格的に始まったのが2009年から。
これは全般傾向ですから、国にも人にも起き得ます。
この流れの中で、日本で政権交代が起きたのは喜ばしいことです。
なぜかというと、こんな時期になにも起きないことこそ問題なのです。
変革の運気が来ているのに、それに照応した出来事が起きないというのは、どこかでそれをキャンセルしているわけです。後でそのツケを払わなければならないかも知れないのです。

だから、オバマ大統領をその前触れ段階で登場させたアメリカは、さすが世界の超大国。
その波も先陣を切って受けたわけです。
今年政権交代が起きた日本も、この波に乗れたと考えられます。

問題はこれらの時期に、頑強に変化を拒み通すようなことをしたらどうなるか? そのような国の命運は? という話になってきます。
遅れれば遅れるだけ、破壊的なことになりかねません。
今回の波をキャンセルした分、次の別な波が来たときには崩壊が生じるかも知れません。
たとえば北朝鮮なのですが、ここ2年くらいの間にトップが交代する可能性があります。運気的にはあっておかしくないのです。が、ただ世代交代したぐらいではこの国の体質は変わらないでしょう。
本質的な変化が伴わなければ意味がないのです。
そうした変革が起きなければ、北朝鮮の未来は暗いものになってゆくかも知れません。

未来の春分図を見てゆくと、天王星が春分点にもっとも強い合を作るのは、2011年の春分図になっています。
ということは、まだ来年は「変革」のピークではないことになります。
しかし、激化してゆきます。
世界のあちこちで、社会の様々な階層と側面でこの変化は現実化してゆきます。
なぜかというと、これまでは土星がこの天王星を押さえ込もうとしていたからです。
しかし、来年の春分図ではこれはもうやや弱いものになっれいます。
天王星は今後、優勢を得てゆきます。

これは個人にも影響を受ける人がいると思われます。
とくに春分の日前後に生まれている人や、ちょうど真反対の秋分の日前後の生まれの人、またその中間点で太陽が春分点にスクエアになる人などが影響が大きいと思われます(個人チャートを分析しないと正確なことはわかりませんが)。
が、もっと全般的傾向としても現れるはずなので、組織や会社の中でも改変が起き、その流れの呑み込まれるということも普通にあるでしょう。

きわめて単純な解読ですが、2010年の春分図はこうしたパラパラ画面の1ページを表示しています。

たまたまなのですが、昨日、書店で「ムー」という雑誌の1月号を買いました。
2012年問題が載っていました。
この2012年問題は要するにマヤ暦の計算の仕方によって導き出されていますから、計算方法や起点が異なれば、結論は変わってきます。
雑誌の中には、2012年12月21日がマヤ暦の終わる日ではなく、2011年10月28日がその終わりであるとする説も紹介されていましたが、春分図だけを見てゆくと、2011年の方が「変革」の中心がありますから、ありそうに思えたりもしました。

さて、次回はいよいよ来年の春分図そのものの解読に移ります。

人気ブログランキングへ