<未来を読み解く1><未来を読み解く2>の続編です。
さて、今日はいよいよ来年の春分図の解読です。
「変化」「変革」「革新」の中心部が2011年にあり、そこへ向かって加速していくのが10年だと読むことができますが、具体的にはどういうことが予測されるのか?
まず日本に限定せずに、世界的全般的な傾向を読んでみます。
目立つのは水星・太陽・天王星の合で、これは技術革新といった部分で出そうな予感がします。
オポジションで対向する土星、そして山羊座の冥王星とはスクエアで、全体としてはTスクエアという複合アスペクトを形成しています。
土星と冥王星のスクエアは、10年にもっとも強く働くアスペクトの一つで、これは現状の破壊、限界の突破という形で現れます。
この作用で安定した状態にくさびが打ち込まれ、瓦解してしまう出来事、組織、制度などがあると思われます。危険ですが、これは今の社会や世界には必要なアスペクトです。
これがないと現状の閉塞感から抜け出すことはできません。
限界を突破するのが土星と冥王星のアスペクトで、しかもハードアスペクトですから、血を流すような困難も伴います。
けれど、この先に新しい展望が見えてきます。
これらが太陽・天王星・水星に関与しているのですから、今の状況を変えるための具体的で新しい理念や技術、動きとなって現れるかも知れません。
技術ではないのか? という予測を裏付けるのが、獅子座にある火星の太陽、土星に対するソフトアスペクトです。これは調停の役割を果たし、火星には技術全般の暗示が含まれています。
10年の春分図の中では、火星は非常に元気がよく見えます。
技術だけではなく、スポーツや自動車業界などの活性化が予測されます。
自動車業界が活性化するということは、経済的にも明るい兆しとなります。
月は牡牛座にあって、海王星とシビアなスクエア。
人心の不安を表示していると考えられます。他にも海王星の暗示する薬品、麻薬、大麻、酒、ガス、石油などが絡んだ大きな事件が衝撃を与えるかも知れません。
女性に影響が大きいアスペクトで、なにか女性が中心となる目立った事件があるような気もします。
誤解、詐欺、といった曖昧な事柄も増えます。
スピリチュアルな事柄でも、スキャンダル的なものが持ち上がる可能性が。
ざっとこういう感じですが、やはり10年のキモは、土星・冥王星のコンビでしょう。
ここで極限を超えるような努力をすれば、大きな成功を収めることも可能かも知れません。
しかし、これに振り回されると、個人の安定した生活が破壊されるケースも考えられます。
アスペクトをどう使うかは、その人次第。国次第。
さて、次回は日本の春分図の解読です。
