2012年の日本と全体的傾向 2 |  ZEPHYR

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 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

読まれる方へ。

占星術による世相や出来事の解読や予測には、何ら科学的根拠がありません。
世の中に対する一つの見方、そのツールの一つに過ぎません。
それをご理解頂いた上で、むやみに盲信せず、理性的な判断をお願い申し上げます。


昨日の記事ですが、ちょっと思うところがあって旧エディタで書いてみたら、うまく行間が空かないなどの不調が生じてしまい、読みにくくなってしまいました。

訂正しようにもうまく行かなかったので、記事そのものをコピーして再UPしました。元の記事は削除しました。

記事を「ポケット」に入れてくださった方もいたのに、申し訳ありません。
よかったら、も一回、ポケットに入れ直してやってください。


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さて、昨日の続きです。

昨日の太陽や天王星のコンディションに続き、2012年の春分図で、二番目にキモとなるのが、火星・冥王星・木星のグランド・トラインです。

地のエレメントで生じているこれは、おそらくですが、この世の物質的現実的な傾向を非常に強めます。
冨とか成果とか、達成とか。

結果的にものすごく成功する企業とか個人の出現を促す傾向があると思われます。

ただこれは実質的な内容や実力を伴わない場合、バブル的に終わる可能性も指摘できます。

もっとも背景には冥王星があり、このサビアンなどから推察するに、自分がなじんでいる既存の領域から飛び出そうとする人が増えます。
それによって成功する人も出てきます。

冥王星の強力な力の後押しを受けるのは最終的には火星で、これもどうやら「個」の方向へ働きそうです。

個人的には自分の技能や能力を向上させ、それに磨きをかける方向で働きますから、この時期に自分を研鑽するのは全体的な運気にも叶うはずで、多くの人にお勧めできる今年の波に乗る方法です。

地球全体で見た場合、これは一つの国家の突出的な有り様を促すかもしれません。
既存のグループから外れて、独自の路線を歩もうとする国家。
たとえば中国の庇護を離れようとする北朝鮮とか(これはあり得ないですが、あくまでもたとえ)、各種の軍事・経済グループの枠組みを離脱しようとする国家とか。

自分は自分だからという論理で我を通そうとする国家も出てくるかもしれませんが、良い意味では主体性を確立するのにも使えるでしょう。

またこの火星はスポーツに関する一大イベント、オリンピックに関する何かを表示している可能性もあります。
おそらくですが、ロンドン・オリンピックで次々に世界記録が塗り替えられるなどの出来事が期待できます。

今年の春分図の中で、良くも悪くももっとも目立つ働きをしそうなのは、この火星です。
大きな意味では火山などの噴火災害や戦争、テロなどの凶暴な雰囲気も強く出てくると思われます。
地域や個人の領域では、車や鉄道に関する事故、火災、銃器や刃物を使った犯罪なども非常に目立ったものが発生することが懸念されます。

争いごとは多いだろうと思われます。

しかし、一方で火星によって躍進できる人も必ず存在します。
この今年の火星には吉凶両面が備わっています。

技術にしっかりしたものがあれば発展するでしょうし、それがいい加減な人間は失敗します。

いずれにせよ「個」の力というものが、強く意識されるホロスコープです。

この「個」の方向性は、じつは昨日の記事にも関連していて、太陽のコンディションはネットや、間接的なルートでは拡大発展しそうですが、直接的現実的な影響を及ぼす状態にはまだないと思われます。

天王星の「個性的」な方向性は、他人とは違う自分ということをめざし、これが火星・冥王星・木星のグランド・トラインの中にも読み取れるということです。

これを先々の良い発展のために使える人は、幸いです。


経済や金融・為替などは、非常に不安定な印象を受けます。
これは全体的な話です。
現在の経済システムが、「投機」というものに頼っているかぎり、今回の春分図ではどうしようもないと思われます。

その方面のお仕事をなさっている方は、心にとめておかれると良いかもしれません。


また今年はアメリカの大統領選や韓国やフランス他でも、いくつもの元首を決める選挙が実施されます。
これらは大きな天王星の変革という、ここ数年の流れの中で起きるわけで、それまで保守であった勢力の敗退につながる可能性のほうが高いと思われます。
ざっくり考えた場合。

オバマ大統領は、この天王星的な勢力の先鋒としてこの世に出現したので、どうなるかということは別な見方をしなければなりませんが。


災害ですが。

地震、もしくは火山活動による災害を強く感じる春分図です。

これで起きないはずはないだろうというほどのものがあり、この春分図の支配する一年間に、かならず非常に大きな地震か火山噴火などがあるだろうと思われます。

これは元旦にお出しした長期予測の中にすでに反映されていますが、ソロモン諸島やヴァヌアツ、フィジー諸島、ニュージーランドあたりの経度、またインドや中国(内陸?)あたりの経度が気になります。

このへんはまた日本以外の国々の予測で述べてゆきます。

明日は、いよいよ日本の限定した解読を行います。