世紀が過ぎても、光を放つ言葉 |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

すっかり秋めいた朝夕になってきましたね~。
よかった。ニコニコ
私の気象予報が外れてくれて。

さすがにここから暑さがぶり返すことはない、と思いたいです。

気象占星学はまだこれからデータを集めるところです。
少しずつ研鑽を積んでいきたいとは思っていますが、一朝一夕には行きませんし、やっぱり地震や災害の予測がメインなので。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

先日、ホテルの仕事がちょっと暇だった時期に、「20世紀少年」の映画を観ました。
三部作が連続放映されましたよね。
息子に録画を頼んでおいたのです。

少年時代に受けた傷が癒されぬまま大人になった「トモダチ」
彼が目指した世界支配と滅亡のシナリオ。

いろいろなことを想起させてくれる映画でした。

先日、我が家のことに関して、通りすがりの旅人さんがコメントして下さいました。

やっぱり家族愛って大事よね~って、もっと広げて言えば、世の中愛って大事よね~って、そんなこと思いました

今の世の中は、愛から離れたこともまだまだ多く、それに触れる度に闇を垣間見て、痛みを感じやすいですが、でも私たちの未来を変えてゆくつもりならば、今から愛でいっぱいにしてゆけば良いじゃんって、そう思っているところです

愛ある人間関係が、世界のあちこちに生まれて、それが少しずつ広がって繋がってゆき、やがて一つの愛の網が形成されてゆけば良いなぁと、改めて思いました^^

たとえ時間がかかったとしても、やる価値はありますよね


120%、共感致します。


「世界平和のために私たちはどんなことをしたらいいですか」

「帰って家族を大切にしてあげて下さい」

ノーベル平和賞受賞の際、記者からの質問に、マザー・テレサはこのように答えたそうです。

今年はマザー・テレサ生誕100年だそうです。
私は去年、この偉大な女性に関する記事を書きました。
彼女ほどの人間ならば、占星術の枠など超えた人生を歩んでいるのではないか?

そういった希望の光を見たくて。

<マザー・テレサ その愛と運命・1>
<マザー・テレサ その愛と運命・2>
<マザー・テレサ その愛と運命・3>
<マザー・テレサ その愛と運命・4>

結果、マザー・テレサのような人でさえ、ホロスコープ・チャートが示す運気とまったく無縁ではなかった。
むしろ、それが示すところのものを、ごく素直に体現しているようにも思えました。

けれど、部分的には「普通の人間なら、このアスペクトでは……」というような局面でも、彼女はその愛で変えてしまったのではないか、と思える節がありました。

愛こそが占星術法則も超えうる。

私はそう思っています。

マザー・テレサが「世界平和のために、家族を大切に」とコメントしたことは、一見、あまりにも極大な出来事を、極小の単位に置き換えてしまっているように思えますが、貧しい人たち、子どもたちを見つめ、彼らに手をさしのべ続けてきた彼女でないと言えない、究極の真実があると私は思います。

「20世紀少年」はもちろんフィクションです。
「トモダチ」は少年の頃につくった「よげんの書」を実現させるため、カルト宗教的な手段で権力を手に入れ、細菌で世界を滅亡の危機に追いやり、自身は神としてその頂点に立とうとします。

スケールの大きな話が、少年期の小さなことから発端しています。

現実はこんなものではないでしょうか?

もう少しスケールダウンした、実際の出来事を私たちは目撃しています。サリン事件のように。

ヒットラーの家庭はどんなだったのでしょうか?
子ども時代は?

そこで違った体験をしていれば、あのような独裁者は生まれなかったかも知れません。

今、政治の表舞台にたって、国政を動かしている人たち。
彼らにも親があり、家庭があったはずです。

総理大臣になることが、ただの子どもの頃の夢だったのか、それとも親から受けた使命だったのか、それとも何かを埋め合わせるための野心なのか。

それによっては、その政治家のやることは大きく違ってきます。


意外に人間は、いつまでたっても幼稚なものを引きずっていることがあります。

なぜ、それをするのか?

なぜ、それを言わずにおれないのか?

時にそれが不幸な事態や騒動を巻き起こすと分かっていても、やらずにおれないことがあります。


なんのために?

満たされぬ想いがそこにあるからです。


欠乏があるからです。


だから、その器を満たすことができるのは家族であり、すぐそばにいる人なのです。

父、母、あるいはトモダチ。

もう少しだけ優しくできたら、もう少しだけ分かり合えていたら、こういうことにはなからなかった。

そんな人生の展開に、幾度も私たちは遭遇します。
そして悔やみます。

だから、悔やまないためにも。

すぐそばにいる人を幸せにしたい。

「帰って家族を大切にしてあげて下さい」

この言葉は、今も光を放っている。

21世紀が過ぎても、きっと。
(その頃になったら、お父ちゃんはUFOで帰宅するようになっているかもしれんけど)

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