政治混乱も悪いことばかりではない? |  ZEPHYR

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進展しようとしていた拉致問題が、ここへ来て停滞してしまいました。
北朝鮮は日本の新政権の発足とその動向を見定めるまでは、実務者協議を凍結する姿勢です。共同作業を行っている国との間に意見の対立や障害が生じる、というようなことを<9月の占星術予測>で書きました。
時期的にはそれが起こってくるのは9日以降のことだと思っていたのですが、解読にずれがあったようです。それに私も予測を立てた時点では、日本の国内事情が原因になるとは考えていませんでした。この後、あまり間を置かずに解散総選挙となるでしょうから、拉致問題はさらに置き去りにされてしまう可能性が高くなってきています。
これでは被害者や家族はたまらない……。
この問題だけは、政権や内閣のありようにかかわらず、何が何でも進めるんだという、強い気概を持って当たって欲しいのに、もう福田さんにはそんなリーダーシップを発揮する気もなさそう。
<自民党と相撲協会を襲ったものとは?>でジュノーの状態から予測したように、解散総選挙は10月末から11月頃というのが濃厚です。
それにしても、なぜこの時期に総裁選、と思ってしまいます。
10日告示、22日投開票というのは、今月のもっとも危険な時期に、まるごとはまり込んでいます。
こんなときに国内外で、緊急対応を迫られるような事態が生じたら、どうするのか。

もっとも逆に、これは良いことだという考え方も、占星術的にはできなくもありません。
この時期、日本だけでなく世界のどこかで、大きな事件や災害が発生する可能性がありますが、要するに日本の場合は、この政治的な混乱がその運気を背負ってくれるかも知れません(つまり大地震など起きない?)。
運気というのは無尽蔵にあるわけではありません。
悪い運気が巡ってきたとき、それが世界中に降り注いで、世界中で悪いことが起きる、というものではありません。
それを受けやすい土地が、その時にあり(<2008年後半期の占星術予測 part2>の中で述べている、Aゾーン、Bゾーンの両地域が今回はとくに注意すべき)、そういった場所で局地的に事件が「現実化」します。

たとえていうと、これは激しい雷雨のようなものです。
地表を覆っている雨雲(運気)は一様に見えますが、実際には激しく降るところもあれば、弱い雨脚で終わるところもある。雷が落ちて、被害が出るところもある。
もしこの総裁選という政治混乱が、日本におけるその運気の「表現」なら、これはかえって有り難いかも知れません(こんな考え方をする人間はいないでしょうねあせる)。
もっともこの総裁選の時期の運気は非常に悪いので、新政権は非常に短命なものに終わる可能性があります。
またある程度維持できても、その間はトラブル続きということも。

こういった事態の成り行きを見ていると、やはり日本に東海地震のような巨大なものは、この時期は来ないのではないかという気がしてきます。
日本は守られている。
そんな気がします。もっとも、この印象には科学的根拠も、占星術的な根拠もあまりありません。
だといいな、と願うzephyrです。