ここ数日の予測その2、と、今後の方針 |  ZEPHYR

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ちょっと報告を。
<ここ数日の予報>で近日中に地震の起きやすい時刻をUP致しました。
0時前後、6時前後、18時前後の三つの時間帯で、それぞれ前後一時間程度をお考え下さいということを申し上げました。この記事をUPしたのは、2日の12時51分なので、それ以降の地震発生についての記録だけを集計しました。以下、ご覧下さい(データはyahooのもので、だれでもアクセスすれば同様のデータをご覧頂けます)。
この記事を書いている6日までに、国内で震度1以上の地震は計16回発生しており、内、10回が予測時刻内に発生していることが確認できます(赤字のもの)。

2日 17:02 長野県南部 震度1
2日 17:17 熊本県熊本 震度1
2日 17:22 日高支庁西部 震度2
2日 18:40 岩手県内陸南部 震度2
2日 18:59 岐阜県飛騨 震度1

2日 20:00 北海道東方沖 震度1
3日 13:20 種子島近海 震度1
3日 15:46 滋賀県北部 震度1
3日 23:40 大分県西部 震度3
3日 23:40 新潟県下越 震度1

4日 21:49 福島県沖 震度1
5日 10:38 長野県南部 震度1
5日 18:46 新潟県上越 震度2
5日 19:53 奈良県 震度1

5日 21:26 奄美大島近海 震度2
6日 0:18 三重県南東沖 震度2

私が指定した時間帯は三つで、それぞれ前後一時間ですから、1日24時間の内、9時間を危険な時間帯としているわけなのですが、これですと24分の9の確率、つまり37.5%になるはずです。
星の配置とまったく無関係に地震が発生するとすれば、予測時間帯の中に発生する確率は、10回の内、3.75回にしかならないはずです。確率論的には。
しかし、ここまでの統計では、実際には16回中10回が予測時間帯で発生しており、じつに6割以上です。これは十分に有意な偏差だと思われます。

発生しやすい時刻は毎日、わずかずつずれてきており、今後は<ここ数日の予測>で述べた時刻以外で起きる割合が増加するはずです(だからこそ、ここ数日の予測だったわけですが)。
幸い、これまでのところ大きな地震は発生していないのですが、太陽と土星の合はまだかなり強力です。
私がこのあと数日の中で、ちょっと気になるのは、7、8日です。
しかし、まだこの段階では大きな地震はないと思います。
発生予測時刻としては、17時過ぎから深夜(0時とか1時)にかけてが、80%くらいというところに変わってきています。

ただ、このような時刻の割り出しが行えるのは、この時期に主役になりそうなのが太陽と土星だとはっきり特定できるからです。したがってこれらの星の位置や、またこれらの星にハード・アスペクトを形成する星などに注意して、ポイントを絞り込んでいけばいい。
しかし、11日以降の危険期に入ると、引き金を引きそうな星の数が異様に増えます。すると時刻を絞り込むことは、かなり難しくなってきます。11日が来る前にやってはみますが、当てる自信はありません、正直なところ。


ある女性の方から、13日の地震のことが非常に気になっていて、すごく怖いというメールを頂きました。
問題の東海地方にお住みの方で、ジョセリーノ予言でこの日に大地震が起きるかも知れないと指摘されているところです。
「まだまだ今年産まれた息子と一緒に過ごしていきたいので 自分自身も何か気持ちが落ち着くかわかりませんが どのようにしたらよいですか?」
とのお問い合わせです。
いたずらに不安をおあることは、かえって良くない事態を招く気がします。
私も予測を立てていますが、やはり災害や戦争などの予測は人命に関わるだけに、いい加減にはできないという思いから、つい力を入れてしまうのですが、結果的に怖いと思う人が出てくるのも当然です。
この点、バランスを考えながらやっていかないといけないな、と痛感します。

「どのようにしたらいいですか?」
そう、この女性の問いかけは、本当はみんなが持っているものなのです。
大きな流れの中で起きる災害や国家間の問題などは、個人の努力の及ばない世界の話に思えます。
本当にそれらが変えられないとしたら、かなり希望を失った気分になるでしょう。

じつは私がジョセリーノ予言をあまり好きではないのは(これはもう好き嫌いの問題ですが)、彼の予言集をまとめた本を二冊ほど読んだ後、すごく嫌な気分になってしまったからです(昨年のことです)。
「大変だ。なんとかしなきゃ。このままじゃ大変なことになる。人類の大半が滅んでしまう」
そんな危機感を非常な強さで胸に突きつけられるのですが、一方で解決のための手だてが、私たち一人一人には何もないことも突きつけられてしまうからです。
ジョセリーノ氏は「未来は変えられる」と言い、私たちの努力でそれは可能になると言っていますが、本を読んだ後、実際に感じるのは途方もない無力感なのです。

そうはいっても、結局、私たちにはどうにもできないんだろう? みたいな無力感です。

地震やエイズに替わる新しい疫病、地球規模の変動、そして戦争や深刻な資源問題。
個人には手の届かない話で、とくに地震などM9クラスが起きるなどと言われたら、もうその土地の人間はたまったもんではありません。
どうしようもないじゃないですか?
9クラスだと、少々の防災グッズなどでは、対処できません。逃げ出すしかないではありませんか?

ところが、冷静になって読み返してみると、90%の的中率の予言者という触れ込みほど、彼の予言は当たっていません。10%以下といっても良いと思います。過去に出版されている予言集を見てみて下さい。その時点ではまだ「未来」だった今年の出来事など、ろくに当たっていません。
変な言い方ですが、私の予測の方がはるかに当たっています(笑)。

今後、私はもう少し突っ込んで、「未来を変えるために私たちに何ができるのか」というテーマで、記事を書いていこうと思います。先日来、この種のテーマの記事を書いているのですが、もっと深く考察を行い、もっとわかりやすく書こうと思います。
この方法の具体的な提示なしに、未来の予測(それも地震等の災害や戦争などの未来)を行うことは、ただの人騒がせかも知れません。

それをはっきりとした形で気づかせてくれた、メールを下さった女性に感謝を送りたいです。
皆様に星宿の導きがありますように。