やあ、ざわえもんです。今回は新しく運のメカニズムについてエビデンスを用いてご紹介します。では早速。先ず人生の成功を決める要因は研究者によって、難しいタスクをやり抜く力であったり失敗から立ち直るレジリエンスの高さであったり、感情のコントロール能力や自己コントロール能力や共感力等の様々な説が挙げられています。そして膨大なデータを元にして世界中の科学者が今現在も議論を続けており、近年では経済学やリスク分析等の学問から、「人生の成功の大半は能力よりも運で決まる」。そういった主張に注目が集まり始めています。例えばアメリカのマイクロソフト社等の経営者であるビル・ゲイツ氏は、裕福な家庭に生まれた事でワシントン州にある名門と呼ばれる私立の男子校であるレイクサイドスクールに入学する事が出来て、1968年にレイクサイドスクールは授業にコンピューターを取り入れた事でも世間で知られており、ビル・ゲイツ氏は同校でプログラミングを学ぶ事が出来た事によって、ソフトウェアの重要性を誰よりも早く認識する事が出来たとされています。所謂先見の明です。ちなみにビル・ゲイツ氏の母親は、「IBM」、この会社の会長と交流関係にあった事が恵まれ、マイクロソフト社が小さなベンチャー企業だった当初に大きな契約を結ぶ事にも成功しており、ビル・ゲイツ氏本人も、「これらの奇跡的な機会が無ければマイクロソフト社はこの世に存在していなかっただろう」、こう述べています。加えてグーグル社の共同創設者であるセルゲイ・ブリン氏とラリー・ペイジ氏は、エキサイト社というアメリカの検索エンジンサービス機関に、ブリン氏とペイジ氏を含めたスタンフォード大学院の学生4人は、1997年に約160万ドルという金額でグーグル社をエキサイト社に買収してもらう交渉をしたのですが、エキサイト社はこれを拒否し、その事が逆に功を奏してグーグル社はページランク等の独自の技術を開発した事で、グーグル社は今でも世界で一番使われている検索エンジンサービスになったのは有名な話です。ちなみに運で決まる要素の代表例と言われているのが収入です。アメリカの経済学者であるブランコ・ミラノヴィッチ氏が118ヶ国の平均収入を調べた研究によりますと、世界の収入格差の約50%は住んでいる国と、その国の所得分布に比例するという結果になっています。これは経済学の観点では経済的不平等と呼ばれています。つまり運命というのは残酷ながら、先進国の方が収入が高く、発展途上国は収入が低い傾向にあるという事です。まぁ当然ですよね。そもそも国のシステムや物価等が何もかも違うのですから。ちなみにもっと残酷な事を申し上げますと、アメリカのテキサス大学オースティン校の経済学者であるダニエル・ハマーメッシュ氏らの研究によりますと、人間の収入と人生の満足度はルックスに比例する傾向にあるという事が証明されています。具体的には美女は平均で約8%、美男は約4%平均的なルックスの人間よりも収入が高く、その一方でルックスが下位15%以下と他者から評価された女性は、平均的なルックスの人よりも収入が約4%低く、男性に至っては約13%収入が低いという結果になっており、美男美女の平均約55%が人生に満足していると回答したのに比べて、言葉を選ばずに言えば不細工な人は平均約45%の人が人生に満足してると回答したという結果になっています。ですので美男美女は遺伝子に感謝してくださいw ちなみに知能のパラドックスという本の著者である有名なサトシ・カナザワ博士の研究によりますと、アメリカの健康調査データを元に約2万人の男女を13年に渡り追跡調査したところ、美男美女ほど明確に収入が平均より高い傾向にあるが、健康度や知性や性格や自制心や共感力等が高い人も同様に収入が高い傾向にあるという事も報告されています。また、2014年のイリノイ大学が約9000人の高校生を30代になるまで追跡調査したところ、若い頃に魅力的だった人は大学に入っても良い成績を取る傾向にあり、大学を卒業してからも収入が高い傾向にあるという事が報告されており、1991年にマスター・オブ・アドミナストレーションを卒業した630名を対象にした研究によりますと、美男は初任給が高く、その後10年間の昇給スピードも速い傾向にあり、美女は初任給は低い傾向にあるものの、昇給のスピードは速い傾向にあり、ルックスが良い人のほうが平均で10~15%も年収が高いという事が報告されています。また心理学ではハロー効果といって、例えば人間は他者に対して、何か優れた特徴が1つでもあると他の特徴も優れている様に感じるという心理的効果があり、ハローとはこんにちはのハローではなく、天使の頭上にある輪の事を主に指します。要は美男美女はルックスが比較的優れている事から、他の能力や知性等も高く見られる傾向にある為、周囲から高い評価を受ける傾向にあるのでチャンスが増えて成功する確率が上がるという事が2014年のノースカロライナ大学のレビュー論文にて報告されています。あ、ちょっと整形してくるわ。ちなみに不細工な人もコンプレックスを力に変える事が出来れば成功する確率は上がるとされているので一緒に頑張ろうか
( ;;) なんかあったよね、「KISSの法則」だっけ。「Keep It Simple,Stupid」、直訳にすれば「シンプルにしろ、アホ」、というパンチのある法則がありますが、世の中はシンプルであればあるほど成功しやすいと言われていますので、美男美女が成功するのもシンプルに考えれば納得しますよねw ちなみに男性の場合は、美男の方が平均よりも約17%、生涯賃金では約23万ドル、日本円ですと約2500万円高いというデータもありますので、人生はマジで殆ど運なのかもねw やってらんねぇよ! そして約5000人のアメリカの男女を対象にした研究では、子供の頃に数学の成績が良かった人ほど、35年後の地位と収入が高い傾向にあるという報告もあります。具体的には、13歳の時点での数学の成績が上位1%だった人は、平均で35年後に有名な学者や企業の社長になる確率が高く、数学が苦手な人よりも4倍、言い換えれば400%収入が高いという結果になっています。また、上海交通大学等のチームが中国の企業の社長達を対象にした実験によれば、6月や7月に生まれた人が成人後に社長になった割合は12%なのに比べて、3月と4月に生まれた人が成人後に社長になった割合は23.2%という結果になっています。この理由として考えられているのは、中国というのは入学シーズンが基本的に9月である為、6月や7月に生まれた子供達は他の誕生月の子供達と比べて幼い事が関係していると推測されています。つまり誕生月による能力の差が大人になっても続く傾向にあるという訳です。神様がもしいるならサディストなのかな? あ、別に侮辱してる訳じゃありませんよw ただ純粋に思うのが、もし神様がいるなら何故戦争とか事件とかが無くならないのかと思いましてw だって世界を7日間で作ったていう逸話がある神様もいる訳でしょ? 第一次世界対戦とか総犠牲者数は約3700万人らしいですし、第二次世界大戦は約5000~8500万人以上が犠牲になったらしいじゃないですか。しかも多分統計なんでもっと犠牲者はいると思います。それこそ9.11事件とか世界的な大事件もありましたし、1955年にエメットティル事件と言って、14歳の黒人の少年であるエメット・ティル君が21歳の白人の女性であるキャロライン・ブライアン氏に口笛を吹いただけで挑発をしたと身勝手な勘違いをされて、キャロライン氏の夫である白人のロイ・ブライアン氏とその従兄弟である白人のミラン氏の共犯で、黒人の少年であるティル君は2人にリンチをされた後に、32キログラムの綿操り機を重りに有刺鉄線で繋がれ、フロリダ州にあるタラハシー川に沈められて三日後に遺体となって発見された事件もありましたよね。ちなみにティル君が遺体となって発見された時の外傷というのが、衣服を身に付けておらず、舌は抜かれて口に突っ込まれており、右目は飛び出し左目は抉られ、鼻には肉切り包丁で切った様な後が無数にあり、歯は殴られたり抜かれたりして2本しか残っておらず、耳から銃で撃たれて頭部を貫通しており、斧で頭を横から半分に叩き割られ、デリケートゾーンも切り落とされていたという人間がやったのか疑いたくなるような状態だったらしいです。ちなみにグロテスクな画像が出てくるので皆さんが調べる際は自己責任でお願いします。おまけに黒人の権利獲得の為の運動をしていたキング牧師だって1968年の4月4日に演説中に射殺されています。少しダークな話ですが、人種というのは基本的に運ですが、人種だけで差別されて良い人間等この世に存在しません。1人足りともです。勿論性別に関しても互いに苦しみを考慮しなければなりませんし、個性も互いに尊重しなければなりません。確かに権利を平等にする事は可能ですが、個人差がある以上全ての人間を平等にする事は不可能です。例えば身体障がい者に走れと言ってもそれは平等ではありません。つまり平等な社会よりも、お互いに尊重しあう社会の方が良いのではないでしょうか? そう考えると酷ではありますが、運というのは人生の大部分を占めると言えますが、皆さんも運命に抗って思う様な成果が出ずに苦しくなった時は逃げても大丈夫ですよ。なんか怪しい宗教のセリフみたいではありますがw 例えば中国の魏晋南北朝時代の兵法書に、「兵法三十六計」、という兵法書がありまして、この兵法書の最後の36番目の項目に、「走為上」、という項目があります。これは、「万策尽きたら逃げるのが最善の策である」、という意味です。つまり戦略的撤退をして、次に勝てば良いという事です。皆さんも逃げたくなったら逃げましょう。最後に韓国で起こった実話をご紹介して終わります。

韓国のある女の子の話↓

楽しみに待っていた修学旅行の前日、女の子は折角だから鞄と靴を新しくしたいと思い、女の子は放課後に友達とデパートに行く約束をします。そしてお母さんにこう言いました。

「お母さん!私、鞄と靴を新しくしたいからお小遣いちょうだい!」

女の子がお母さんにこう言いました。するとお母さんは、

「どうして? 鞄も靴もまだ綺麗でしょ?」

お母さんは女の子にそう言いました。そして女の子は反発し、

「またそうやって言って! 良いからお小遣いちょうだいよ!」

その言葉にお母さんは、

「今回はそのまま修学旅行に行っておいで、今日の晩御飯は豚カツにしてあげるから」

お母さんがそう女の子に言いました。女の子は思春期なので、お小遣いをくれないお母さんに女の子は腹を立ててドアを音を立てて閉め、女の子は仕方なくデパートにお小遣いなしで友達と行く事にしました。そして買い物中にお母さんから一本の電話が来ましたが、女の子はお母さんに腹を立てていたので電話を無視しました。そして女の子が家に帰るとお母さんがいません。テレビでは地下鉄の火災で多くの人が犠牲になったというニュースが流れています。そこで女の子は不思議と不安に駆られ、携帯を確認するとメールが2通届いていました。

1通目のメール
「もう、どうして電話に出ないの? 鞄と靴は新しく買っといたから、これから帰るね、今地下鉄に乗ったところだよ」

2通目のメール
「ごめんね、鞄と靴は渡せそうにないよ、豚カツも…。ごめんね、大好きだよ!」

この時、2003年に韓国のテグの地下鉄で放火事件が発生しており、192人が亡くなり、148人が負傷したという歴史的な大事件が発生していました。そして、女の子のお母さんは、192人の内の1人でした。

これは実話なのですが、皆さんも家族や友人や恋人を大事にしていますか? 明日もあなたにとって大事な人が生きている保証はありません。勿論あなたも。ですので1秒1秒を大事にしましょう。それでは次回に続く。ご視聴ありがとうございました。

参考文献↓

「運の方程式」

著者 鈴木佑

様々なサイト、