私が株式投資を始めて間もない頃、ベンジャミン・グレアムが提唱した、割安株を選ぶ際に用いるMIX係数という指標を検証したことがありました。

 

 

 

 

 

 

その1~その4までは2020年1月に、その5は2021年10月に検証していますが、結果は散々でした。

更に10ヶ月後、データを検証してみると、更にマイナスになっているという酷い有り様でした。

 

 

それから時は経って2024年1月。

これがどうなっているかというと、このような結果になっております。

 

  まさかの爆上げ!

 

2022年8月の時点で、-13.4万円の含み損だったこれらが、なんと195.8万円の含み益になっているではありませんか。

これにはビックリ仰天でございます。

 

検証当時、それぞれの銘柄のPBRはほぼ全てが1倍以下でした。

その恩恵を今まさに享受しているということでしょう。

4.5倍になった銘柄が1つ、3倍、2.9倍がそれぞれ1つ、2倍になった銘柄が2つと、計5銘柄が倍以上になっておりました。

当時のPBR、PERを記した記事から掘り起こして、現在の値と比較してみるとこうなります。

 

  PBR下降銘柄が多数

 

株価が上昇したので、PERも上昇した銘柄は多いです。

しかし、PBRは逆に下降した銘柄の方が多いですね。

株価が4.5倍になった2060 フィードワンはPBR1.00倍→0.67倍になっていますし、株価が上昇しているにもかかわらず、PBRが下がっている銘柄も多数あります。

これをみてみると、更に上値余地があるのかなとも思いますが、業種によって偏りも若干見られるので、それ以外の要素もありそうな気がします。

 

かつてPBR1倍割れを買っていれば儲かった時代があったと聞きます。

それも今は昔と思ったら、またその流れが来たようです。

これがどこまで続くかわかりませんが、引き続き注目してい来たいと思います。