米国vsイランは良い落とし所を見つけましたね。
イランは事前通告した後にイラクの米軍基地をミサイル攻撃。
国内向けに米国人80人余りが死亡と報道。
米国側は通告と同時に退避し倉庫を破壊されただけで人的被害は0。
戦争で双方の成果が食い違うのは当然なので、これでOK。
米国は経済制裁発動し、最も回避したかった戦争をやめるのに成功。
イランは仇討ちと称して米兵80人を殺害したことにより(イラン発表)、報復は完了。
遺恨は残りましょうが、双方にメリットのない(もちろん世界的にも)戦争が回避されたことで一件落着。
あとはお互いに余計な事を言わなければ完璧。
今日の株価は爆上げ。
明日日経SQ最終日はどうなりましょうか。
さて。
私が何度かお話したMIX係数(今までMIX指数と呼んでいました。ごめんなさい)はご存じでしょうか。
ベンジャミン・グレアムが提唱した、割安株を選ぶ際に用いる係数です。
計算方法は驚くほど簡単で、
PBR × PER < 22.5
つまり、PBRとPERをかけて、22.5以下ならその株は割安という事になります。
この係数は日本の株式購入に用いて億り人になった方もおられます。
みきまるの優待バリュー株日誌を書いておられるみきまるさんという方です。
みきまるさんは、PBR×PERを22.5ではなく、その半分の11.25以下の株を買って億り人になられたそうです。
もちろん、係数のみで単純に株を購入された訳では無く、ブログを読む限り相当財務状況などを検証しておられるようです。
私はこのMIX係数を知ったのは、みきまるさんのブログに出会う前でしたので、この単純な係数で利益が出せるのか多いに疑問でした。
しかし、色々と検証しているうちにバリュー株選定の土台として使えそうだということが分かってきました。
まだ確信は持てませんが、今現在使えそうな指標を整理して行きたいと思います。
まず基本のMIX係数=PBR×PERについて。
MIX係数を扱うには、まず業種間の格差を考慮したいと思います。
例えば、PBRをみて1倍以下は割安とされていますが、銀行業とサービス業では大きく違い、銀行業は平均0.3倍、サービス業では平均2.1倍とその差は1.8倍もあります。
これは収益構造によるもので、銀行業の場合、PBRが1倍を超えているのは、他の銀行業と収益構造が全く違うセブン銀行の1.95倍が最高で、それ以外の86の銀行は1倍以下となっております。
この場合、銀行株はセブン銀行を除く全ての銀行が割安になってしまいます。
逆にサービス業では該当する475銘柄のうち、1倍以下のものは64銘柄(マイナスを除く)。
割安株は限られてしまいます。
そこで私はこの業種間格差を補正すべく、JPX(日本取引所グループ)が公表している、統計資料を使い、その業種で比較した割安株を検証してみることにしました。
【JPX】 その他統計資料(規模別・業種別PER・PBR(連結・単体)一覧)
この資料の中に、規模別、業種別PER・PBR一覧というのがあるので、それを洗濯すると、エクセルとpdfで資料を見ることができます。
・昨年12月の全33業種PERとPBRが東証一部・二部・マザーズに分けて見られます
この資料をみてもこれだけの業種間差があることがわかります。
右端の数値は追記したMIX係数。下は3.88から上は45.00まで幅広く分布していますね。
ちなみに25以下の業種では情報・通信業が83.43、サービス業が55.20、銀行業は2.46となっております。
ちなみに、単純と加重の違いはこちら。
・加重は補正された値
これらを駆使して私独自のMIX指数を計算するのですが、ちょっと長くなりそうなので複数回に分けて書いていきたいと思います。
本日は申し訳ありませんがここまで!