先日の記事で、通塾時間についての質問を頂きました。
中学受験塾は塾によってかなりカラーや難度に違いがありますが、
実際に通うとなると、通塾時間を外しては語れないですよね

結論から言えば、うちは30分以内で行ける塾の中で決めました。
もちろん、塾を選ぶ上で通塾時間以外にも重視したポイントはありますが、それは別に記事で。
通塾時間が短いほど子どもにとって負担は少なくなりますが、長男は通塾時間は少なかったものの、それでも4.5年にかけては、かなり色々と体調不良に悩まされました。
やはり、身体もどんどん大きくなる時期なので、いろいろな負担がかかるんですよね。
それも想定しつつ考えることが必要かなと思います。

うちは、大手含めて、30分圏内で通える塾が5社あったので、その中でも徒歩圏内の、一番家から近い塾にしました。
結果的に、体力的な観点からうちは近い塾を選んで良かったなと思っていますが、
辞めていく人はみんな塾の難度についていけずに辞めていくので、現実的に通える範囲なら、通塾時間よりも、テキストの内容や難度に対応できそうかどうかで考える方が現実的と思います。

ちなみに、長男が今日話していた話によると、SAPIXでは自由が丘、白金高輪、東京のαクラスは教室長レベルの先生が担当するそうです。
また一番下のクラスも、下を押し上げるために良い先生が担当する。
そのため、割りを食ってアルバイト講師に任されるのはいつも中間層なのだと、中間層に留まるサピに通うクラスメイトが話していたと言っていました
6年ともなれば友人同士で話す内容も、何とも世知辛い。そんな新橋のサラリーマンみたいな愚痴いってないでがんばって上がってよ。

長男の塾も同様に、校舎によって割り振られる講師が違い、基幹校舎はやはり実力のある講師が担当します。
なので、生徒間の競争と、より質の高い授業を求めて、近所の校舎でなく、わざわざ基幹校舎まで通う子もいます。
長男の友人も、5年に上がるときにより競争を求めて校舎を変わって行きました。元々長男と似たりよったりの成績でしたが、校舎を変えたらクラスアップしました。
ただ最寄り駅につくのが夜の11時を過ぎているとのことで、、
うちにはとても無理です

ちなみにその子のお姉さんは桜蔭なので。下にも同じように、、という強い思いがあるんでしょうね。
ただ当たり前ですが、講師の力量は、成績や理解度に大きく関係すると感じます。
というのも、長男が通う校舎の子たちは、社会がかなり出来る子が多く、理科が苦手な子が多いのですが、それは社会の先生の力量が明らかに高いからです。
対して理科は、面白い先生で、語呂合わせで子どもたちをいつも喜ばせてはくれますが、一番重要である、理科の原理原則からのアプローチが薄いんですね。
なので、全体的に理科の成績が振るわないというのを知ったとき、なるほどなと思いました。
ですから、近場に塾があったとしても少し足を伸ばしてより塾として力を入れている校舎へ行くことも、子どもの体力的に可能なら、一つの戦略として十分あるのかなとは思います。

が、、やはり塾通いが始まる9、10歳から12歳までの子どもは、心身ともに成長するため、体調管理が難しいです。
特に4年で4科が始まってしばらくしてからと、一番内容が難しくなる5年の夏はしんどそうでした。
体の不調は以下のとおりです。


あんまり身体を動かさなくなったことで、汗をかきづらくなって体温調節がうまくいかなくなったのか、暑くなり始める5月から9月にかけて毎日ひどい頭痛を訴える。
そのため、たびたび痛み止めを飲んだり、月に3.4回学校を休む。
症状が出るのは殆どが朝で、昼以降は頭痛は和らぐ。
勉強のストレスなのか、学校のストレスなのか、そもそもストレスなのか、判別できず。
9月も終わりに近づき涼しくなると、すっかり治った。
長男は元々平熱が高いので、外気温が高くなると、体が火照りやすく、そのため頭が痛くなるようだ、と推測。


5年に入り、今度は夜に勉強しすぎて頭が活性化されることで、なかなか眠れないと訴えるようになった。
眠いのに夜中の3時ごろまで眠れないので本人もしんどくて、小児科の先生に相談して眠れる薬が入っている子どもでも飲める鼻炎の薬を処方してもらう。
その時小児科の先生から
「寝る4時間前には勉強をやめて頭を休ませないと、寝れるはずがありません」という、お叱りを受ける。
一体先生はどのように勉強して医学部を突破されたのか、非常に興味深く思う

薬は毎日飲むのはいやなため、塾から戻ったら甘いお菓子を食べて血糖値を上げ、ぬるいお風呂に入ってリラックスして私が足のマッサージをして何とか入眠につなげるように。
結局、3日に1度ほど薬に頼り寝ること2ヶ月。
寝れないというのはいつのまにかなくなる。
不眠の際には、2段ベッドのマットレスを良いものを購入したり、蒸気でホットアイマスクなどを使用。役に立つ。


2年から始めた歯列矯正。
取り外し式を選んだために治療が停滞した時期があり、4.5年は歯列矯正もかなり歯に力がかかっていた。
矯正で調整した次の日は頭が痛かったり怠かったりとしんどそうだった。
テストの前の日は矯正に行きたくないし、テスト当日も矯正のゴムを外したいと言われたのも5年の時。
→次男は長男の反省をふまえて、取り外しできない装置を2年からスタート。4年には治療完了する予定。

振り返ると、家から近い場所に塾はあって、体力的にはそんなにしんどくないはずが、それでもさまざまな体調不良が起こったんですよね。
とはいえ、長男だけかなと思っていましたが、
長男の筑駒志望の友人も5年の夏に体調崩して転塾を考えて、、とママが話されていたので、特に難度が高くなりついていくのがしんどくなる5年の夏は魔の時期、一番の踏ん張りどきなのかもしれません。
ちなみに6年になってからは、特に体調不良を訴えることはありません。ようやく体が慣れたのでしょうね。
しかし、今年に入り塾から戻ってくるのが10時半前で、寝るのが毎日11時半すぎ。さすがに朝は7時過ぎても自分では起きられません。
1週間に1度、塾のない平日は10時前には寝るのと、土日もなるべく早く寝て、そこで睡眠不足を補うようにしています。
学校が家から5分と少しで着くから何とかなっているものの、遠ければ厳しかったかもと思いますし、それでも毎日元気なのは、おそらく成長期で大量にごはんを食べているからでしょうね。
これ、男子だから何とかこなせるんじゃないかな、、という感じです。
塾選びの参考になれば
