やってきました奈良![]()
「こんにちは〜鹿ちゃん
」まさかこの後、このかわいい鹿ちゃんを…!
今日は気分高揚気味
とういうのも、ブロ友M☆mさんとmochimugiさんとオフ会だったからです
何度かお会いしているので、もうオフ会というよりランチ会なのですが、ただオフ会と言ってみたかった。
本当はオフ会というのは、苦手で、素敵な憧れのブロガーさんをブログ内で崇めていたいタイプなのですが、縁あってリアル世界でお会いできるようになって、これはこれで、苦手と思っていたのにとびきり幸せな時間が過ごせて余計に幸せで、ただただ感謝![]()
奈良駅行基広場で待ち合わせ、ランチは、猿沢池のそばにあるフレンチレストラン「FAON」へ
FAONは、フランス語で小鹿。
ゼリーのような「むにゅ」やら、海老の「ぷりっ」やら、ムース(?)アイス(?)のような「とろん」やら、どんだけ食感を楽しませてくれるのか!それでいて、味も最高!
M☆mさんからはアフリカ旅行のケープペンギンやサファリの異次元さを聞き、「沈まぬ太陽」を思い出しサバンナに思いを馳せ、ケープタウンの治安を聞き、身の毛がよだち、M☆mさんは能ある鷹は爪を隠す的なとても落ち着いた印象なんですが(それでも知性が隠れきれず、溢れ滲み出てきます
)、ロジカルに全エネルギーを人生に賭けている本気度に惚れ惚れします。ひとつひとつの選択を意思とエビデンスを持ってされていると思われる洗練された生き方![]()
鹿のお肉って、あのスラッとした体型から想像される引き締まっている筋度を感じる。美味しくいただきました。アリガトウ鹿さん。
他にも色々なお話をして、ここなら他では話せないことも話せて、何を話しても変な奴とは思われない安心感があって、貴重な存在だなぁとありがたく思うのでした。
ここでも3層全ての食感が違っていて、ここのお店は食感のマリアージュが得意な食感攻めのお店なのだろうかと、無花果をいただきながら食感と味を堪能しました。
眼福、口福、そして幸福な時間でした![]()
ならまちをぷらぷら歩きます。
率川地蔵尊
おやおや味のある窓と思ったら、1970年大阪万博で使用されたネパールの飾り窓だった![]()
向かった先は、ならまちで最も古い薬局、菊岡漢方薬局
歴史を感じさせる佇まい。今回のもうひとつの目的は、20種以上のスパイスから作る「伽哩粉作り体験」![]()
伽哩粉作りは、薬局の裏手にある元蔵をリノベした工房で行いました。
入ると、スパイスの容器がたくさん並んでおり、鼻がむずむず、くしゃみが出そう![]()
漢方薬酒の数々も気になるなぁ。
ズラリと並ぶスパイスを見て、ワクワク
ベースのカレー粉は用意してくれていて、それぞれのスパイスの特徴や効能、ブレンドのコツなどを聞き、スパイスの香りを嗜み味見しながら、好みのスパイスを足していきます。
スパイスや漢方の話を色々聞いていると、頭がこんがらがってきたので、言葉の整理![]()
「スパイス(香辛料)」は、食品。
「生薬」は、自然界の植物、動物、鉱物を精製せず乾燥・加工した「素材」で、医薬品。
「漢方」は、複数の生薬を特定の理論に基づいて組み合わせた処方(薬)で医薬品。
「スパイス」と「生薬」は同じ植物のこともあります。例えば、カレーに使う「ターメリック」は、生薬では「鬱金(ウコン)」、お菓子作りなどに使う「シナモン」は、生薬では「桂皮(ケイヒ)」と呼ばれます。何が違うかというと、生薬は、有効成分の含有量や純度試験、重金属の検査など、厳しい品質基準をクリアしていなければなりません。
カレー粉は、スパイスをブレンドしますが、漢方で使われる生薬と共通しているものが多いので、「カレーは薬膳」ともいえ、漢方薬局でカレー粉作りというわけです。
私は、冷え性に効くという「大和当帰」(アンジェリカ)のスパイスを多めに入れました。奈良県五條市産。奈良産、日本産というのも、応援したくなる。身土不二の考え方も好きだし。味は、青汁のような味![]()
今、奈良県ではこの大和当帰を絶賛売り出し中だそう。私は、奈良で育ったけれど、大和当帰が奈良の名産とは初耳。当帰の根は医薬品として扱われますが、葉は2012年に「非」医薬品扱いになり、食用として使用できるようになったので、それもあって大和当帰の魅力を広めているというわけです。
クミンなど体を穏やかに温める性質「温」のスパイスやパプリカなど野菜のスパイスを中心にどんどん加えていったら、てんこ盛り
体を強く温める性質「熱」の唐辛子やブラックペッパーなどの辛み成分は、分けて作って量を調整できるようにします。
赤いスパイスは、パプリカだから辛くない。どんな味になるのかはさっぱり分からないけれど、どんな味になるんだろうと想像しながらスパイスを加えていくのは楽しい![]()
最後は、ちゃんとパッケージに入れてくれて、名前入りで「〇〇乃伽哩粉」と印字してくれます
オリジナルスパイス感アップ
古代エジプトのミイラ作りでは、クミンを防腐剤として詰め、シナモンを高貴な香りの防腐剤として利用しました。他にも色々なスパイスが使用されていました。シナモンやクローブなどのスパイスは、シルクロードを通って、中国に伝わり、遣唐使から奈良へ伝わりました。
正倉院には、シルクロードから伝来したスパイス(香薬)の目録が残っています。その中にクミンは記録されていません。
(菊岡薬局内に展示してあります)
奈良時代、遣唐使が日本へ持ち帰った一級品のスパイスは、当時長安で大流行していたトレンド品。スパイスは、「食べ物」ではなく「生薬」として輸入され、クローブや胡椒は最高峰の特効薬でしたが、クミンは、まだその時代、中国での漢方としての位置付けが低かったため、長安の食文化にはまだ定着しておらず、遣唐使の目にも留まりにくかったのです。それが、元の時代になってから価値が認められるようにりました。
(正倉院宝物の薬物)
中国でクミンの価値があがった江戸時代になって、ようやく長崎の出島に伝わりました。さらに明治時代には、イギリスからカレーパウダーとしても入ってきました。
スパイスがやってきた時代やルートの違いを見ていくと、物流の中心地がどこだったのかが見えてきて、スパイスの変遷から世界の歴史を知ることができ、おもしろいです。
今回、奈良県の大宇陀が、薬草の聖地であることも知りました。初耳!大宇陀では、薬膳のワークショップを色々開催しているようで、そちらも気になります。
伽哩粉作り体験を終え、薬局内を物色。
奈良の伝統薬「陀羅尼助」
主原料は、ミカン科のキハダ(黄伯)の樹皮で、吉野で修行する山伏のために作った胃腸薬。ここにも歴史が生きている!
今まで漠然としていた漢方薬の成り立ちがおぼろげながらも分かり、自分の身体に適したオリジナルブレンドの漢方薬が欲し〜いと思いました。とは言え、明らかな病気や体調不良がないのに、病院や漢方薬局へはなかなか行かないので、それで済んでいるということは幸せなことかと思ったり。
でも、年齢とともに疲れやすさは感じやすくなったように思うので、ゆる〜く漢方の考えを取り入れた薬膳を意識した食事は取り入れていきたいなぁなんて思いました。医食同源という言葉の通り!
最近、主人公が薬膳に出会うストーリーの漫画「しあわせは食べて寝て待て」の影響で、ちょうど薬膳への興味がわいてきたところでもあったのです。少し前のドラマ「今夜、秘密のキッチンで」でとりあげられていたイタリアン薬膳もいいなぁと。
帰りもならまちをぷらぷら歩き、中川政七商店など気になったお店を覗き、中谷堂でよもぎ餅をお土産に買い、名残惜しくお別れしました。
もう本当に幸せな一日でした![]()
ありがとう〜![]()
そんな幸せな余韻に浸りながら、翌日作った伽哩粉(105gありました)を、香りを均一にして落ち着かせるために、フライパンで炒っていたら、家中にスパイスの香りが![]()
在宅ワークをしていた夫が、「スパイスが鼻について仕事の考え事に集中できない!」「耳栓はできるけど、鼻栓はできない!」と苦情が出た
確かにすんごい香りではある。今、お隣のお宅が大規模なリフォーム中で、耳栓は必須。
換気扇を強にして、煎り終わったスパイスは家の片隅に追いやられ、窓を全開にして家中の換気
でも、なかなか匂い(臭い
)がとれず、しばらく家中が空気だけはインド料理店でした。臭いって原因のものがなくなっても、記憶と残存が残りやすく、しばらく臭う気がするんだって
今度、休日にでもスパイスカレーを作るんだけど、大丈夫かな![]()





















