昨夜の雨で、朝玄関を出ると桜の絨毯桜


限定記事では既に報告したのですが、娘は無事に高校へ進学することになりました。


春休みは、2年ぶりに娘と九州へ帰省。



いつものプロペラ機。振動が背中に響きます。


1日目、夕方着で、夜は両親と兄と姪っ子ちゃんと宴。姪っ子ちゃんが義姉さんにとても似てきました。娘は、みんなから大人っぽくなったと言われ、満更でもない様子。私に似てきたとも言われました。みんな段々と親に似てくるのかな。


2日目は、兄に念願の三池炭鉱へ連れて行ってもらいました気づき夜は、両親と兄家族と宴。甥っ子は、春から大学進学で1人暮らし。不安と楽しみの両方の気持ちがあるらしく、話を聞いていると、希望に満ち溢れたフレッシュな気持ちが伝わってきて、自分の時のことも思い出しつつ、胸にキュンとくるものがありました。


三池炭鉱の記事は、もう少し関連書籍を読みたくて、時間がかかりそうなので、先に3日目以降の出来事を書こうと思います。


3日目は、娘と2人で湯布院へおでかけ。


母は歩くのがしんどくて、健脚だった父も坐骨神経症になってしまい、歩くと足が痛いのです。老化には抗えないのかと、自然の摂理ですが、思うように活動できない両親を見ていると、ちょっと切なくなりました。


前回帰省時には、田んぼの畦道をレンタサイクルでずんずん進んでいた父が嘘のよう。あの時、一緒にレンタサイクルに行って大丈夫かと心配したけれど、行っておいてよかったです。


私は湯布院へは何度か行ったことがありますが、娘は初めて。湯布院へは、公共交通機関で行きやすいので、ペーパードライバーの私にはありがたいです。その分、観光地オブ観光地で日本人観光客、外国人観光客ともに押し寄せており、大変賑わっていました。


湯布院に到着後、まずは娘のリクエストのいちご狩りへ。娘は、食べることが大好きだし、いちごも大好き。娘は、行きたいと言っただけあって、いちごをできるだけたくさん食べる方法を動画で予習していました泣き笑い


こんな時に限って1日目と2日目の夕飯の食卓にいちごがダッシュ


今回、訪れた湯布院いちご園は、由布の温泉熱をビニールハウス栽培に活用した実験的かつ挑戦的農園。


予約制だったのですが、行きの電車で急病人が出て、救急車が到着するまで停車することになり、予定していたバスに乗れず、遅刻してしまったのですが、特に問題なく、受付できました。時間は無制限。


受付で、小さい紙コップに首にかけるための毛糸の輪っかが付いたものを渡され、そこにヘタを入れていきます。両手があいて便利!



色々な種類のいちごがあって、食べ比べをしてみるも、段々どれも同じ味に思えてきましたあせる



最後は深く考えずいちごを味わうことに集中よだれ味変の練乳やチョコレートソースもあって、楽しめました。でも、やっぱり何も付けずにいちご本来の味が1番好み。



さて、いちご狩りで元をとるのは極めて難しく、そもそも気持ち悪くなるまで食べたくないし。では、いちご狩りの醍醐味とは?ベタなところでは、五感で味わう体験でしょうか。


もと知育もどきママとしては、いちごが実っていく過程をじっくり観察できるところや受粉するための蜂が見られるところも魅力かなと。



(中学受験では常識かもしれませんが)私達が普段食べている赤い部分は、実は果実ではなく茎の先端が膨らんだ花托。いちごの果実は、花の真ん中の黄色いめしべが受粉してできた粒々。粒々の果実の中に種子が入っています。今度、いちごの粒々を土に植えてみようかな。


黄色いめしべが、黄緑、薄黄色、赤と変化していく様子がよ〜く分かります。


赤く熟した甘い花托は、果実(粒々)を乾燥や衝撃から守ってくれ、いちごを食べた動物達が種子を運んでくれます。花托が布団に見えてきました。いちごの生存戦略に唸りながら、限界に挑戦よだれ満腹御礼!


歩いて湯布院駅の隣りにある由布市ツーリストインフォメーションセンターに戻ります。



菜の花があちらこちらに咲いていて、由布岳の眺めも良く、のどかな散歩道です。私は、菜の花から菜種油を搾りたい菜の花愛がむくむく。娘は、レミオロメンを熱唱中。


つくし発見!


由布市ツーリストインフォメーションセンターは、建築家坂茂氏の設計。森の教会のような優しくもダイナミックの曲線美が印象的。


ここで、レンタサイクルを借りました。電動自転車はなく、ノーマル自転車をレンタル。スタッフの方に訪問予定の場所を伝えると、坂道がけっこうきついですよ、押さないといけないかもと教えてくれ、不安になるも、多少の坂は慣れっこなのでなんとかなるだろうと楽観的。どの道が交通量が少なくて分かりやすいかも教えてくれました。せっかく坂道を登って行って休館日だったら、ショックだろうからと開館しているかまで調べてくれました。なんて親切ハート


さて、気合いを入れてひとつめの目的地へレッツゴー。聞いていた通り、後半坂道が続いて、もはや舗装されているけれど山道で、乗って降りて押して乗ってを繰り返し、しかも夏日で服装も間違えて、暑くて、ヘトヘトになりながら「空想の森アルテジオ」へ到着。


「空想の森アルテジオ」は、音楽にまつわる様々なアートを集めた美術館です。


その前に、あれだけお腹いっぱいだったのに、疲れ過ぎて、2人とも小腹が空くというありさま。やっぱりいちごは水分量が多くて、腹持ちはしないのかな。そんな私達の目の前に蕎麦屋「不生庵」が。吸い込まれるように入店!



そう言えば、私の蕎麦打ちですが、辞めたわけではなくて、家で打つ心の余裕がなくて、若干、手技の記憶も怪しい状態に驚きやっぱり強制的に(ではないのですが)通うシステムの後押しって重要と思いました。


「不生庵」というだけあって、やはり蕎麦打ちは、禅の心と繋がっていて、邪念があっては良いお蕎麦は作れないのだろうと、無理せず心のゆとりのある時に打とうと思うのでした。


あまり下調べせずに、湯布院中心部から少し離れた場所にある「空想の森アルテジオ」に来たのですが、美術館を含むこの辺り一帯のショップは、湯布院御三家のひとつ「山荘 無量塔 (むらた)」のプロデュース、要するに館内だったのです。


自ずとお蕎麦の味も期待しちゃいます。手打ち蕎麦で、朝に打った麺がなくなり次第終了だそうです。


窓からは、湯布院の町が一望できます。あー、こんなにも勾配を登ってきたんだ、そりゃ疲れるわけだ爆笑貯泉槽からの湯気も見えて、温泉情緒も感じられます。



うん、美味しい!蕎麦湯もグッド。


娘は、「母が作るお蕎麦も同じくらい美味しい。また作ってほしい」と。ホント蕎麦職人にしばかれるようなお言葉を娘より頂戴しました泣き笑い心配すべきは娘の味覚か!?


家で作るのは、やはり粉が舞うことが気になって、やや気が重たいのですが、せっかく蕎麦打ち道具を買ったので、娘の言葉でお尻に火をつけて、手技を忘れないうちに作らなきゃ。


娘は、薬味として置いてあった「むらた」の柚子胡椒を大層気に入ったので、ショップに立ち寄り購入しました。確かに辛過ぎず、柚子の果肉が少し大きめで、アクセントに良きでした。


ようやく「空想の森アルテジオ」へ。



洒落たエントランス音符


「アルテジオartegio」は、イタリア語のarte(美術)、gio(1日)、giocco(楽しみ)からできた造語で、音楽用語「アルペジオ」になぞらえて作ったもの。素敵キラキラ


耳と眼で感じる美術と音楽の融合作品が展示されています。



アンディ•ウォーホル!



音楽関連の書籍を揃えたライブラリーやソファーがあって、グランドピアノが自由に弾けて、人はほとんどいないので、ゆったりと過ごすのに良さげな洗練された空間でした。



私はと言いますと、、音楽を立体的アート作品で味わうとはどんなものだろうと興味を持って訪れたのですが、音楽を聴くのは大好きだけど、音楽を感じるセンスは欠けているかもと感じた空間でもありましたあせる


上り坂で思ったより時間がかかってしまったし、蕎麦やショップを堪能し過ぎて時間をとったし(これはこれで旅の楽しみだからいいのですが)、レンタサイクルの時間があるし、両親と過ごす夜の時間もしっかり取りたいので、あまりゆっくりはしていられないので、次へ行きますダッシュ下りは、信じられないくらいあっという間でした。


時間が許せば、「COMICO ART MUSEUM YUFUIN」や「マルク・シャガールゆふいん金鱗湖美術館」にも行きたかったのですが、厳選して「ゆふいん文学の森 碧雲荘」へ向かいます。


湯布院のメインストリート「湯の壺街道」は、混雑しているので自転車には不向きなのですが、娘は初湯布院なので、敢えて自転車を押しながら通ってみました。みなさん、食べ歩きを楽しんでいるようです。


そして、また本格的サイクリング自転車自転車「空想の森アルテジオ」と「ゆふいん文学の森 碧雲荘」は湯布院駅から見て正反対の方向にあってどちらも後半上り坂。私自身、痛めつけられるのが好きなのかと勘違いしてしまいますねびっくり


「ゆふいん文学の森 碧雲荘」は、太宰治が27歳の頃、妻初代と約7ヶ月間暮らした東京都杉並区天沼にあった高級下宿「碧雲荘」を移築したものです。


なんでこんなところに移築?というような最後はじゃり道と急な上り坂を超えてようやく到着。


「本日はご足労おかけし申し訳ありませんでした」と言われているよう。


碧雲荘は、湯布院の名宿「二本の葦束」の創業者(売却して、今は別の方が経営者になっています)である橋本律子さんが、解体の危機にあった碧雲荘を全額自己負担で移築されたのです。近くに「二本の葦束」 があり、2階の窓からは由布岳が望め、だから、この場所なのかと納得。



太宰治がお出迎え。


文学好きの集まる場所という雰囲気が漂っています。


1階が喫茶室になっていて、喫茶室利用者のみ2階の読書室を見学利用できます。喫茶室は、部屋ごとにインテリアが違っていて、和洋折衷で、ゆったりとしたお席で味がありました。どのお部屋も素敵だったのですが、他のお客さんがいたので、写真は自粛。



娘は、漫画「金田一少年の事件簿」をひたすら読んでいましたニコニコ


碧雲荘のみどころマップがあって、より楽しめます。


2階へ。太宰治が「人間失格」を執筆した「HUMAN LOST」と名付けられたお部屋。学生の頃、初めて「人間失格」を読んだ時、衝撃を受け、太宰治の世界に惹き込まれました。



2階のお部屋もそれぞれ趣きが違っていてソファのある部屋が多く、窓からは緑が見えて、読書に快適な空間でした。一日中読書をしに来たい場所です。


2階のお手洗い

このトイレで太宰治が、妻初代の不貞を知ったのです。初代の手紙か日記を読んだらしい。


太宰治は、ショックを受けて、「人間失格」の作品にも繋がります。


ここで喫茶室のトイレが詰まる事件が発生し、娘は外で用を足すはめに爆笑私は我慢あせる


帰りはまたもやダッシュ。


かわいらしい火消し。



3時間のサイクリングを漫喫しました。返却を2分遅刻してしまったのですが、大目に見てくれましたてへぺろ


湯布院の中心部は、かなりの喧騒でしたが、一歩郊外へ出れば、人はほとんどおらず、由布岳や自然の恵みを感じながら快適に観光できます。


帰りの途中の駅で、ストリートピアノで鬼滅の刃の曲を弾いている学生さんがいて、2人で聞き惚れてしまいました。上手すぎてしびれるぅ〜目がハートピアノもキャワイイスター



帰りにスーパーに寄ってお買い物。帰省の楽しみの1つになっているのが、普段関西では見かけない地魚のお刺身の短冊のをお得に購入して、カルパッチョに変身させること。一般的にはあまり評判の良くないボラの短冊が298円と激安だったので購入。


帰宅後、母に「ボラは私がカルパッチョにするから置いといて」と言い、母が父にそれらしきことを伝えるのを耳にし(この日は父が食事当番)、私がお風呂に入って出てきたら、ボラが既にお刺身になって食卓に並んでいました驚きお醤油まで用意されて爆笑えーーー全然伝わっていない。せっかく用意してくれたので、お刺身として食すことに。



ボラは、臭みは感じず美味しかったですよー。ボラの後ろに見えるのは、三池炭鉱に行った時に購入した四ツ山漬というタイラギの貝柱の粕漬け。


有明海は、昔タイラギの大産地だったのです。郷土料理に目がない目がハート

噛むとほんのり甘みがあって、ぷりっとした食感が絶妙で、お酒の肴に最高でした日本酒


夕食後、父と娘と私でラミーキューブを4回して、娘が全勝でした。

ラミーキューブは、少し麻雀的要素があり、若い頃麻雀を嗜んだ父は、娘がひょいひょいと勝つのを見て、「おかしいなぁ。信じられんなぁ」と何度も言っていました。確かに運要素も大きいのだけど、4回も勝つとは、普段ナンプレで数字的パズルで鍛えているからかもと思いました。


ラミーキューブのルールは、麻雀よりずっと簡単なので、老若男女楽しめてお勧めです。