もう紫陽花の季節に突入!?光陰矢の如し。
ツバメの巣を、前回とは違う場所で発見。
先日、スーパーでマテ貝発見
しかも、今回は調理できそうな余裕もある。購入一択![]()
マテ貝は、砂抜き不要なようですが、ネットで砂が入っていたという情報があったので、念のため砂抜きしました。
6本あったけれど、1本はもとから開いてしまっていたので、きっと生きていないのでやめておきました。他は、端からニョロッと出てきたりへっこんだり動きます。
ガーリックバター醤油で味付けしたので、間違いなし
最後にパセリとレモン果汁をかけて完成!
マテ貝の旨みがギュッと凝縮していて、美味し〜いっ
大人の味かも。これは、絶対お酒に合う。
そして、別日にあっちのお方にも再会![]()
タイラギ貝
貝からは馬の尻尾のような毛が!前回見かけた時は、熊本県産でしたが、今回は愛知県産でした。三河湾のものかな。
尖った頂点を下にして海底の泥に埋まっていて、反対側の頭を干潟からちょこっと覗かせています。黒い毛を泥の中に突き刺して、身体を固定しています。
タイラギ貝。どうしてそんなに気になるかと言うと、三井炭鉱訪問にあたり読んだ『血の底のヤマ』にタイラギ貝が出てくるんです![]()
『血の底のヤマ』は大牟田の戦後史を俯瞰するような大河ミステリーで、大牟田の名物がたくさん登場するのです。著者の西村健さんは、6歳〜15歳の多感な時期を大牟田で過ごし、その後、東大工学部を卒業し、官僚になり、4年で辞め(!)、フリライターになったという型破りな経歴です。
タイラギは、卵の状態で海を漂い、海底に定着し、動くことはなく、死ぬまでその場所に留まります。餌はプランクトンで、貝の口を開いて、流れてきたプランクトンを、濾し取って食べます。そのため、体に比して貝殻が大きく、効率よく濾し取るために、潮が引く時は貝殻を陸に向けて開き、満ちる時は逆を向きます。死ぬまで定着した場所から動かないといっても、向きだけは変えるのです。
生き物の生存戦略っておもしろい
超省エネ![]()
夜の引き潮の時に、歩いて、足先にタイラギ貝の感触があったら、手鉤を突き刺して、引き揚げます。
他にもマジャク(アナジャコ)の潜む穴に筆を入れて釣る場面やタコの穴に手を突っ込んで獲る場面が出てきて、生き物の生態を活かした獲り方に関心し、やってみたい、食べてみたいという気持ちになります。
でっかいタイラギ貝は、思ったよりも扱いやすく、スムーズに調理できました。食べられる部位は、貝柱とヒモと肝。
ジャーン、できあがり。右上に写っている橙色のものは肝で、焼いてガーリックバター醤油で味付けしました。
美味しい
ビールと一緒にいただいたけれど、日本酒とかが合いそう。柔らかいコリコリした食感、淡泊だけど独特の甘みがある。見た目は美味しそうに見えない肝ですが、味付けが鉄板なので、いい感じで、私は好きでした。
どこかで味わったことがあるような?最初、思い出そうとしてもなかなか思い出せなかったけれど、思い出した!ブログの過去記事を辿ってみると、お寿司屋で食べたのは、やっぱりタイラギ貝!
味だったり、歯応えや舌の感触の記憶ってこんなにも残っているもんなのだとびっくり。独特の食感だからかな。
ちなみに、娘と夫は一切れ食べて、ノーコメント?!娘は、ヒモは少し?おいしかったようです。
『血の底のヤマ』では、大牟田の炭鉱を中心とする歴史、囚人労働、中国人や朝鮮人、捕虜の強制就労、三池争議、炭塵爆破事故など社会問題を、ひとりの刑事の生き方を通して追っていきます。組織の中で信念を貫くことの難しさや葛藤、無知が争いや憎しみを助長させるという考え方など共感するところがありました。
物語は、フィクションだけど、史実よりインスピレーションを受けて書いたものであり、ノンフィクションも混じっています。大牟田に実在する飲食店もたくさん登場し、作品には作者の郷土愛が溢れています。
巣鴨プリズンで最初に処刑された大牟田にあった捕虜収容所の所長だった由利敬の話が出てきます。米軍捕虜虐待の罪です。
でも、この由利敬は、収容所では最初、竹の器を使っていたけれど、竹の独特な匂いが欧米人達が好まず、食欲が損なわれるため、捕虜用の陶器を窯元に作らせたそうです。
大牟田市石炭産業科学館で、捕虜用食器を見た時、収容所の食器っぽくなくて、温かみがあったのが意外で、印象的だったのです。
由利敬は、日本軍という組織に属し行動し、結果的に処刑となったけれど、優しい心も持ち合わせていたのではないかと、期待めいた思いがよぎります。
最後は、しんみりな話になってしまいましたが、本から想像が広がり、スーパーの貝売り場からとうぶん目が離せなくなった私の最近の話でした。チャンチャン。










