以前に、KATO製115系1000番台の湘南色を加工してJR東海仕様の3両編成を作りましたが、実車のイメージを再現できていない箇所がありました。これらを改善するため、追加加工を何度か行うも、所属標記だけが処置未完になっていました。

 

車番は静岡車両所・S1編成のクモハ115-1039です。東海色のJRマークが付いていますが、所属標記は製品の高シマ(新前橋電車区)のままになっています。前回の加工時に所属標記の変更をしていなかった理由は、静シスの白色文字のインレタが手元にあるものと思い込んでいたところ、持っていたのは黒色文字のもの(211系用)であり、変更処置が出来ませんでした。

 

静シスの白色文字のインレタを、漸く入手することが出来ました。

レボリューションファクトリーの「所属インレタ 静シス 113系など」(品番5173)です。

 

所属標記の下には、定員も併記されています。所属標記は8行印刷されており、行単位で定員人数の標記が異なっています。近接撮影した画像を拡大してみると、上から1行目~3行目が定員120,4行目~5行目が定員112,6行目~7行目が定員114,8行目が定員60の様です。

 

ボディには、所属(高シマ)と定員(クモハ115に定員112,モハ114に定員120,クハ115に定員114)が印刷されており、所属標記のみ消去して定員標記はそのまま残すことにしました。

所属を示す文字にカッターナイフの刃の背(正しくは折り取り部分)を当てて、ボディの塗装面を傷めないように軽く触れるタッチで慎重に削り取りました。JRマークも転写圧が強すぎて潰れ気味なのもあって一旦除去しました。

 

静シスのみ切り出しておき、実車の写真を参考にJRマークと共に適切な位置に転写します。

 

熱海方のクモハ115-1039

 

中間車のモハ114-1053

 

米原方のクハ115-1040

 

 

静シスのS1編成にする作業が終わりました。

 

外観的にはJR東海仕様のイメージを十分再現できたと思います。車内に目を転じれば、実車の115系1000番台の車端部座席はロングシートですが、模型では113系との共用パーツが使用されていることからボックスシートになっている等の相違点があります。拘り過ぎても限がありませんので、当該車の加工は今回を以って終了とします。(完)

 

このところ、ブログの投稿頻度が極端に落ちていますが、月曜日から自宅内でのリフォーム工事が始まり、騒音や調整などで終日落ち着けない状況が続いているのが原因です。工事は来週末には終了する予定です。

 

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静岡車両区所属では類似の115系2000番台のB編成が、TOMIXから製品化されています。