クモハ115-1000番台の灰色床板は、クハ111用とモハ113用の灰色床板を切り継いで作りました。

 

 

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クモハ115-1000番台の床板を灰色に交換後の姿です。

 

 

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手前側が切り継いだクモハ115-1000用の灰色床板で、赤矢印の箇所で接続してあります。
中央は製品の黒色床板、奥側はモハ113とクハ111の切り離した残品です。

クハ111用の灰色床板は前方から33mmの所で切断して運転台側を使用します。モハ113用の灰色床板は連結面の貫通扉部分に相当する箇所で凹んでいる方の端から33mm弱の所で切断して長い方を使用します。両者を接続したときに床板の全長が127.5mmとなるように、接続面を鉄ヤスリで削って長さを調整します。接着剤はABS用を使用して接続面の両側に塗布して十分に乾燥させてから、外しておいた集電板・ウエイト・ライトユニット・座席パーツ、ダミーカプラー付のスカートを順に嵌め込み、車体に装着してから台車をネジ止めしました。

これで3両とも床板が灰色になりました。ところで中間車(モハ114-1000番台)のパンタグラフはPS16Bを装着(→こちら)しましたが、少々問題があります。

 

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良く見ると、パンタグラフの碍子と屋根の間に隙間が出来ています。

KATO製の各種パンタグラフを搭載したモハ114(モハ112)を比較してみました。

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左側から、PS16A搭載(モハ114-1000番台),PS16B搭載(モハ112-2000の最新製品),PS23搭載(モハ114-300番台)です。

 

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左側から、PS16A搭載,PS16B搭載、PS23搭載です。左端のPS16Aは他より幅が広くなっています。当初の板バネ式PS16の板バネを不要とした改良品がPS16Aで、置き換え可能なように幅の広いままになっています。見映えと言う点からは幅が広過ぎて、実物イメージに合わせて狭幅に改良されたのが中央のPS16Bです。最も新しい右端のPS23も狭幅です。

 

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左奥側から、PS16A搭載,PS16B搭載、PS23搭載です。中央のPS16Bは更に取付け脚の方向も従来の前後方向から横方向(枕木方向)に変更され、目立ちにくい構造に改善されました。手前側のPS23は狭小限界区間対策用に開発された折り畳み高さの低い実物イメージを再現したもので、取付脚もなくなり碍子下部の長く伸びたピンで屋根に取り付ける構造となっています。

パンタグラフを外してみました。

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並び順は同じです。屋根のパンタグラフ取付構造の差異が明確に判ります。左端のPS16A用は取付穴だけですが、中央のPS16B用は取付穴以外にパンタグラフの台座(4個)が形成されています。右端のPS23用では、更に台座に取付用の穴が開けられました。

この違いをパンタグラフ側でも確認します。

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並び順は同じです。左端のPS16Aではパンタグラフ自体に台座まで表現されていたのが、中央のPS16Bでは碍子のみとなり台座が屋根板側に移されたところが大きな違いです。PS23は取付脚自体がなくなり碍子下部が延長されています。

以上を踏まえて、今回の中間車モハ114に戻ります。

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PS16A用の屋根にPS16Bを取付けるため、取付穴を直角方向に2つ追加しただけでした。パンタの台座が必要だったのを見落としていたので、パンタグラフが浮き上がっていたようです。

市販されているパンタ台座を入手しました。

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富士川車輌工業製のパンタ台座E・斜(縦長四角台座タイプ) 品番FT-P015S(現行品番7015S)です。本来は、パンタ台座B・斜(四角台座タイプ) 品番FT-P012/FT-P12S(現行品番7012/7012S)が該当するようですが、類似の上記品で代用することにします。

パンタ台座の取付穴を開けました。車長方向が9mm間隔、車幅方向が7.5mm間隔でφ1mmです。鉄コレのように穴だらけになりました。台座パーツには枝が付いているので、どのタイミングで切り取るのかが良く判りません。チョット調べてから加工することにします。(次回に続く)