以前、KATO製の115系1000番台を加工して、JR東海インバータクーラー搭載車にしました。完成後、パンタグラフになぜか違和感を感じて気になっていました。
その時の写真がこちらです。(再掲載)
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/77/bf/j/o0640048014570316002.jpg?caw=800)
現車のパンタグラフは、狭小限界区間対策用のPS23を搭載していたとのことで、KATO製のPS23(品番:4316F, 201系の分割編成用)を搭載しました。加工後に抱いたパンタグラフの違和感とは、現車の写真と比べるてみると、模型のパンタサイズが小さ過ぎるように思います。
先般発売されたKATO製の115系300番台(中央東線用スカ色)の説明に「PS23を新規開発」と記載されていましたので、新旧PS23搭載車同士を並べて比較してみました。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/e4/b7/j/o0640048014570316019.jpg?caw=800)
奥側が新規開発品を搭載のモハ114-300番台、手前が201系用を搭載のモハ114-1000番台です。同じPS23でも、かなりイメージが異なります。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/18/5c/j/o0640048014570316036.jpg?caw=800)
同様に折り畳んだ状態でも、これだけ大きさが違うことが判ります。(左側が新規開発品のPS23搭載車) パンタグラフの全長は、20mm 対 15.5mm と差があります。
次に、新規開発品のPS23と、KATO製のPS16Bや、TOMIX製のPS23とも比べてみました。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/27/bd/j/o0640048014570316049.jpg?caw=800)
左から、KATO製のPS16B(モハ112-2000),KATO製のPS23(モハ114-300),TOMIX製のPS23(モハ168 長野色)です。KATO製は共に全長20mmで差がなく、TOMIX製のPS23は全長19mmでしたが、201系用のPS23ほどの大差は見られませんでした。
では、KATO製のPS16BとPS23(新規開発品)との違いは、何処にあるのでしょうか。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/64/a1/j/o0640048014570316076.jpg?caw=800)
PS16Bです。台枠上面にパンタ枠の取付・支点があり、台枠側面には何もありません。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/0c/2a/j/o0640048014570316092.jpg?caw=800)
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/fe/eb/j/o0640048014570316106.jpg?caw=800)
以上の比較から、JR東海インバータクーラー搭載車は、201系用PS23を止めて、取敢えず現状から無加工で取付可能なKATO製PS16Bに変更することにしました。
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/3c/9f/j/o0640048014570316125.jpg?caw=800)
PS16Bに交換後の姿です。ようやく落ち着きを取り戻した感じがします。
なお、他の方のブログで拝見しましたKATO製モハ201のパンタグラフに関する記事で、201系用のPS23のことを詳しく記載されている記事(本当の謎解き,追記:Yahooブログ廃止で現在は閲覧不能)がありましたので、参考にさせていただきました。今夜はこれにて失礼します。