2023年2月某日。
このままでは、こころがしぬ。
そう悟った限界社畜女子すみこは、
残業に残業を重ね、到底ひとりで捌く量ではない仕事を片付け、
土日と代休と有給を重ねて連休を生成。
アレコレ根回しをして「やすみます!!」と平日の仕事帰りに大宮駅へ向かった。
向かう先は、北の大地・北海道。
冬の北海道に行かずに春を迎えるなんて、心が耐えられなかった。
えきねっとで新幹線の指定席を予約しながら移動し、大宮駅に到着。
既に、新幹線ホームの駅弁屋さんも閉店している時刻。
なぜ東京駅ではなく大宮駅からなのかというと、後の旅行記で綴る用事のため。
秋田駅へ向かうE6系こまち号と連結した状態で、はやぶさ号が入線。
H5系に乗れたら嬉しかったのだけれど、ピンクの帯のE5系だった。
19:45、新幹線はやぶさ43号・新函館北斗行に乗り、大宮駅を出発。
これが、首都圏から北海道に行ける、最終の新幹線。
本日のよるごはん。
大宮駅の駅弁屋さんがお肉系の駅弁祭りで、
お肉の気分ではなかったので、
改札内のデリのお店で買ってきた、サラダとデリのプレート。
東京駅から新幹線に乗るなら駅弁一択だけれど、
上野駅や大宮駅から乗ると、こういった選択肢が広がるのが楽しい。
一緒にいただくのは、サクラビール。
ここで痛恨のミスに気がついた。
お供たちが入ったサブバッグを、会社に忘れた!!!
えっ、どうしよう、本当にない。
だれもいない。
旅に出る時はいつも、近距離の日帰り旅行でも「旅のお供」を連れていたので、
ひとりぼっちなことに絶望。
ことちゃんも、
もっちぃも、
お供のぬいも、
だれもいない。
バッグも、会社用のビジネスバッグだったので、推しグッズ類も皆無。
本当にすみこひとりだけの、一人旅。
窓の外はまっくら。
急に、はじめて一人旅に出た女の子の気持ちに戻り、不安でいっぱいに。
えっ…どうしよう……むり……
空腹は、精神状態を不安定にする。
とりあえず食べよう。
とりあえず飲もう。
話はそれからだ。
というか、この日のホテルもまだ予約していなかったので、
じゃらんを開いて新函館北斗駅近くのホテルを予約。
22:50ごろ、特にアナウンスもなく青函トンネルに突入。
今!今!青函トンネル走ってるよ!海の下だよ!今!!
といったアナウンスがあったと思うのだけれど、
この便は、首都圏から北海道へ向かう最終の新幹線。
乗客はごくわずかで、ねんね中の乗客が多いであろう時間帯を考慮してなのか、
特に車内放送などは流れず北海道に上陸。
23:29、終点の新函館北斗駅に到着。
さて、まずは翌日以降に利用する
「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」を購入すべく、みどりの窓口へ。
前回の「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」の旅↓
JR北海道内の在来線特急・快速・普通列車の普通車自由席が、
連続する6日間乗り放題で、しかも普通車指定席も4回まで利用できて、
お値段大人ひとり12,000円という超絶お得な切符。
窓口は当然閉まっていて、話せる券売機の営業時間も終了している時刻。
けれど、各種お得なきっぷは、券売機でも購入ができるようになっていた。
まずはメニューの「おトクなきっぷ」をタップ。
「北海道内周遊型」を選択。
通常だと、ここに表示されるのは「北海道フリーパス」のみなのだけれど、
この日は「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」が購入可能だった時期。
この超絶お得なきっぷは、ひとつ落とし穴があって、
利用開始日当日には購入ができず、前日までに買う必要がある。
無事に、日付が変わる直前に、券売機で購入することに成功!
だれもいない、新函館北斗駅。
あっ、ここ、お弁当屋さんだったのに、なんか変わってる…!
それにしても、本当に、だれもいない。
この時間に新函館北斗駅にいる人なんて、
同じ最終の新幹線に乗ってきて、駅前のホテルに宿泊する人くらい。
自分用めも:コインロッカーは改札を出た1階。
改札から、結構遠い。
駅ピアノ、よく見かけるようになったなぁ。
あっ!1階のガチャコーナーに、運転台コレクションを発見!!
1回だけ回したところ、いちばん欲しかったのが出てきて歓喜!
もう1回まわしたいなぁ。100円硬貨ないし、自動販売機で両替しようかな、
とウロチョロしていたところ、
駅員さんに「もう閉めますよ」と、声をかけられ、慌てて駅の外へ。
さすが北海道!一面の雪景色!!
……と思ったら、意外と寒くない。
外気温、マイナス5℃
東京の、真冬の寒い日の夜と、あまり変わらない気温だった。
宿泊先は、新函館北斗駅の駅前の東横イン。
この時間なので、
0時から利用できるシンデレラプランに変更してもらった。
最近お世話になることが多いので、
いいかげん有料会員登録しようかな、と思ったのだけれど、
顔写真の登録が必要とのこと。もちろんやめた。
各種設備は東横インの標準。
なのだけれど、自動販売機にサッポロクラシックが並んでいるのは、さすが北海道。
この光景でやっと「北海道にきた!!」と実感。
近くにコンビニがないので、カップラーメンやお菓子の種類が豊富。
お部屋は普通の東横イン。
当たり外れが激しい東横インだけれど、
新函館北斗駅前の東横インは、
清掃が行き届いていて、スタッフさんも親切でとても良かった。
なぜか南国な絵に、
コンパクトなユニットバス。
ごくごく普通の、東横イン。
でも、自動販売機でサッポロクラシックが買える!!
へ続く。
参加中。
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