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いかがお過ごしでしょうか。

 

「せんせい」と呼ばれるようになり、

約20年が経ちました。

 

心地よい疲れとともに終わる日もあれば、

ぐったりの日も。

 

好きでやっている仕事でも、

ラクではないですねー。

 

ところで

 

教師をしている人は、

もともとまじめな人が多くないですか。

 

 

私は地味でまじめな生徒でした。

 

周りに迷惑をかけないこと。

 

規則を守ること。

 

当番や係の枠割をこなすこと。

 

自分の問題は自分でなんとかする。

 

だれにも言われなくても、

それが当たり前。

 

先生から見たら、

手のかからない生徒だったと思います。

 

そんな真面目な私が教師になったら、

初期のころ、思ったより大変でした!

 

“手のかからない生徒“ばかりではないですからね!

 

当たり前だけど一人ひとり違う。

 

自分の気持ちはさておき、

いろいろな相手に合わせられるからこそプロ、

と思っていました。

 

自分を抑えて学習者に合わせる。

この仕事は感情労働なんだなあ、と。

 

いつも相手のことを考えていると、

自分がついつい置き去りになる。

 

それに加えて

 

「今日は失敗したー」

なんてダメだししたり。

 

それでは辛いです。

 

だから、

先生と呼ばれる人こそ、

こうしませんか。

 

思いっきり自分本位でいる時間を大切にする

 

自分の気持ちや好きなことも優先する

 

困ったら、だれかに頼る

 

 

こうしたほうが、

笑っていられるんではないかな、と思います。

 

 

 

 

傾聴コーチング 吉田有美 公式サイト

 

 

 

傾聴コーチの吉田です。

 

あなたは自分の授業(レッスン)に

「耳の痛いフィードバック」を受けたことはありますか。

わたしはありますね。

何回も。

 

ネガティブなフィードバックを受けると、

尾を引くタチです。

 

そんなとき、

 

「あークヨクヨしているのはイヤ。

早くこんな気分から脱したいっ」

 

でもね。

 

落ち込むってことは、

図星なんですよねー。

 

「自分でも気づいてたけど…」

 

「わかっちゃいるけど…」

 

「失敗したって思ってた!」

 

 

そうそう、

 

自分でも気づいていたことを、

他者からズバリ突かれるからイタイのです。

それが上司や先輩からでも。

学習者からでも。

 

人は自分の心を守りたいもの。

 

傷ついた瞬間、

改善することよりも、

痛みを忘れたいっ。

 

人によっては自分を責めるかもしれません。

 

いくら客観的に言われても、

感情のやりとりの面が大きい。

特に評価が絡むと。

 

正論だとわかっていても、

図星だからこそ、

素直に受け取れないってことはある。

 

フィードバックを受ける前に、

わたしも申し開きできればよかったのに!

 

最初に話を聴いてもらえていたら?

 

失敗の原因や改善点について、

自分なりの考えが言えたのではないかな。

 

それなら落ち込みませんよね。

自分から言ったのだから。

 

むしろやる気になるかも?

 

 

このことは教師から学習者にフィードバックするときにも言えます。

 

私たちが学習者にフィードバックするとき、

こうするのはどうでしょうか。

 

まず、学習者に話してもらう。

できていないことやら改善点やら。

そして、学習者に

どうすればいいか考えを話してもらう。

 

 

すると、

教師のフィードバックはシンプルになります。

 

「自分で気づいたんだね。」

「今言ったこと、できそう?」

「やってみて、どうだったか教えてね。」

 

学習者が何も気付いていない場合は、

こちらから気づいたことを言いましょう。

 

言った後には「〇〇さんはどう思う?」

と学習者の考えを聞きます。

 

コーチングをするときのコーチのスタンスは

相手の味方でいること。

 

でも、それってどうやるの?って思いませんか。

まずは話を聞いて、

「一緒に考えよう」と伝えることから、

始めるのはどうでしょうか。

 

普段から、「どう思う?」と聞いたり、話を聞く姿勢が大事ですね。

 

 

無料メール講座「日本語教師のためのコーチング10のコツ」

 

 

 

 

先月、大田区の国際交流センターの日本語初級クラスを見学させていただきました。

 

 

生活に必要な日本語(役所・病院・銀行など)8回の講座です。

講師の先生は粗大ゴミや放置自転車の質問にもわかりやすく答えています。

クラスは多国籍で、中国、インド、インドネシア、アメリカ、フィリピンなど。

10数人の生徒さんに対してボランティアの方が4人入っていました。

 

2〜4人のグループにつきボランティアの方が一人サポート。

会話練習に加わったり、質問に答えたりしています。

ボランティアの方の受け答えや関わり方をみると、

みなさん、ちゃんと話を聞いて答える、

適切に反応するということを自然にしていて、

人選や研修がしっかりしているのかなと思いました。

(よく知らないのに上から目線な感じですみません!)

 

以前、他のボランティア教室を見学したとき、

ボランティアの方がほとんど喋りっぱなしで、

学習者は聞いているだけの場面を見たことがあります。

ボランティアをする人は奉仕の精神もあって、

「教えてあげたい」

という気持ちになりやすい。

それは親切心や相手のためを思っているからなのですが、

結果的に、学習者の発話の機会を奪ってしまいます。

 

いい意味で、そのときとはぜんぜん違っていました。

 

この日は最終日とあって全員がスピーチを行いました。

講師の先生から「できるだけ前を見て話しましょう!」

と声がかかったこともありますが、

全員がメモを見ずに堂々と話していたのが驚きでした。

 

全員が和気あいあいとしていて良い雰囲気です。

普段から良い関係性ができているのでしょうね。

 

交流のためのカフェタイムもあります。

1時間に3回、グループ替えをしながら会話をすることができます。

リモートワークで人と話す機会がない人、

介護の仕事をしている人、

自営の人、会社員、学生。

20年ぐらい日本に住んでいる人、

この春、来日したばかりの人もいました。

 

コーディネーターが初級クラス後の相談も個別に受けていて、

丁寧に案内しています。

 

コーディネーターの方や講師の先生、ボランティアの方たちが、

属性・レベル違う参加者を包括的に支援しながら運営していて、

しかも、学習者に対する個別のケアが行き届いていると感じました。

 

あとボランティアといっても、一定の研修があり、

有償のボランティアであることも良いことだと思いました。

 

ーー

 

 

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今月も傾聴コーチング勉強会をしております。

(先月の続きでして、引き続きご参加の方のみとなっております)

そのとき「レッスンでスベってしまう原因」について話したことを共有します。

 

 

自分のことを振り返ると、

レッスンでスベってがっくり・・・

ということも多々あります。

(今でもですが)

 

一体何が起きていたのでしょう。

 

コーチングの質問を一つ紹介します。

 

「『うまくいくとき』と『うまくいかないとき』は何が違いますか」

 

うまくいったとき、いかなかったときの違いを明らかにし、

次回への学びにしようという質問です。

 

人は何かがうまくいかないとき、原因を考えますが、

うまくいったときの勝因はそれほど考えないかもしれません。

 

それどころか、過去の私は

「よかったなー!でも、たまたまかも?」

などと思っていました。

うまくいったことときでも、

「調子に乗らないで気を引き締めよう!」

と油断大敵!と考えていたのです。

 

今は、うまくいったらその感覚を存分に味わおうという考えです。

次回もこれを続けよう!と考えた方が気分もいいし、

得策だと思います。

 

書き出しても、独り言でもいいので、

次の質問に自分で応えてみましょう。

 

「うまくいくとき」

何が起こっていたのか、

何をしたのか、

あるいは何をしなかったのか、

どんな気持ちだったのか、

どんな状態だったのか、

睡眠やスケジュール、前後の出来事、天候、食生活などもですね。

 

詳しく振り返って、

うまくいくときの行動を続けるのです。

 

天候や出来事は自分ではコントロールできないのですが、

「気圧が低い日は調子が出ない」

と気づくことは役に立ちます。

 

 

私の場合、「レッスンがうまくいかないとき」は

気持ち的にはこんなことが出てきました。

 

「相手の期待に応えたい気持ちが強すぎ」

 

「自分でもレッスンの流れがしっくりきてない。

でも、学習者によく思われたい」

 

学習者とレッスンに集中していればいいんですけど、

迷いと期待の感情が渦巻いていると、

ヘンに褒めてしまったり、

必要以上に説明したり、

前のめりな割に

学習者のことを見ていない。

そんなときです。

「なんか失敗だったな」と思うのは。

 

逆にうまくいくときは

自分の納得感のある準備ができた、と感じているとき。

そのとき心は落ち着いて余計な迷いや不安がありません。

 

「自分が納得する準備をするだけ」

 

具体的には、

スケジュールに「〇〇の準備」と予定を書き込むことにしました。

結局、相手(学習者)ではなくて自分の問題なんですよね。

 

みなさんはどうでしょうか。

 

今も実際、学習者の反応を気にする自分もいて、

それは人間相手の仕事だから、

ある程度自然なことだよね、という感じです。

 

同時に、うまくいったときは存分に喜びを噛みしめようと思っている次第です。

 

 

 

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最近、「日本語学校で勤務し始めて、いろいろ驚いています」という声を聞きました。

驚きというのは、報酬のことだったり、業務内容のことだったりします。

「何故、この作業は時給がでないの?」

「これも自分の仕事なの?」

 

私も日本語の業界に入ったころ、

自分の経験や常識と違いすぎてびっくりしたことがあります。

当然の権利や契約書の見方を知ることは、

これから誰かの役に立つかもと思い、この記事を再アップします。

 

ーー

 

今回は企業や学校で授業をする非常勤講師の「業務委託契約」について書きます。

 

まず、契約する際に「雇用契約」か「業務委託契約」を確認してください。

非常勤講師をする場合、雇用契約と業務委託契約のどちらの可能性もあります。

 

「雇用契約」では講師は労働保険や社会保険の加入や有給休暇の取得、使用者からの一方的な解雇の禁止など、労働法上の保護を受けることができます。

 

「業務委託契約」では、企業(学校)が授業、講座、研修を講師に委託し、これを受けた講師が裁量により委託された仕事を実施する契約をいいます。つまり、引き受けた人が自分の裁量で完了し、その報酬をもらいます。

 

 

非常勤講師の場合、契約が「業務委託契約」であるにも関わらず「雇用契約」のように勤務時間・場所・仕事のしかたを指示され、しばらている場合があります。

 

その場合、委託契約であっても認められれば、労働法が適用されます。

   ↓

ヤマハの英語講師の事例

 

 

個人事業主になると業務委託契約で仕事することが増えます。

最近では、組織(学校)から業務委託契約を提示されることも増えていると聞きました。

 

ときどき「この契約、大丈夫でしょうか」という質問を受けますが、

不安をそのままにせず、確認してから契約しましょう。

 

私は以前、非常勤として勤務していた学校から、

突然「非常勤の講師は全員、業務委託契約にしてもらう」と言われ、非常に困りました。

業務委託契約について知識もなく、確定申告ってどうやるの?と不安でしたから。

それで、調べたり、労働基準局に問い合わせをしました。

そのときわかったこと、契約のときの詳しい注意点はこちらに書き直しました。

  ↓

非常勤講師が業務委託契約に印鑑を押す前に確認すること

 

 

 

 

【人気シリーズ】

「コミュ力ない教師がコーチングを学んだら」その1「怒りをぶちまけたカルロスさん」

「コミュ力ない教師がコーチングを学んだら」その2「カルロスさんに本音を伝える」

「コミュ力ない教師がコーチングを学んだら」その3「カルロスさんの真の目的とは?」

「コミュ力ない教師がコーチングを学んだら」その4「カルロスさんが笑顔になった」

「コミュ力ない教師がコーチングを学んだら」最終回「カルロスさん、自分のカラを破る」

 

 

*傾聴コーチング無料体験セッションを提供しています。

何でも相談、おしゃべり希望の方もご遠慮無く^^

 

 

 

「おかしいな?」と思ったら、無理することはない・・・という話です。

 

新人の私「休みをいただきたいので、代講をお願いしたいのですが・・・」

ベテラン講師「新人なのに学期中に代講を頼んで休むなんて非常識よ」

 

学校ではなく、ベテラン教師からの言われたことでしたが、

その学校では暗黙のルールのようでした。

 

 

私は新人時代そのスタンスで過ごした。

おかげでかなり無理して授業をした日も。

 

「代講を頼んで休むようなことがあってはならぬ!」

と心に刻まれていたから。

 

今考えたらおかしいですよね。

「新人だから」という理由で休めないのは。

(学期の開始前に申請をしたので調整可能のはず)

 

こういう学校独自の「暗黙のルール」は結構ありますね。

ベテラン勢が文句を言わずにやっていると我慢している新人さんも多いです。

 

ほとんどの日本語学校に学校独特のルールがあり、

独自ルールに従い、暗黙の了解で動いています。

 

長らく同じ環境にいる人たちは独自ルールに慣れていきます。

その結果、”おかしいこと”と思わなくなるようです。

 

同じ組織(業界)の人に相談してもこう言われることがありました。

「これでも前よりは良くなったんですよ。私たちが新人の頃はもっと大変だったんだから。無給で〇〇したり、徹夜で〇〇したり…」

 

これでは解決しないのですが、ありがちです。

 

しかし、

従うしかないのでしょうか?

 

選択肢はあります。

 

・同じ考えの講師と一緒に学校に要望を出す

・辞めて他の職場(学校)に移る

・(悪質な場合)労働基準局に相談する

 

労働基準局の電話相談に聞いてみるだけでもいいでしょう。

「これってどうなんでしょう?」と匿名で相談するのは自由です。

 

 

多くの先生たちがこう考えて我慢していることが多いです。

 

「こんなことを言ったら仕事を干されるのでは?」

「こんなこと思うのは自分だけ?」

 

 

考えたあげく、「自分が我慢する」という選択をしているかもしれません。

昔の私もそうでした。

 

でも、

これってよく考えたら自分で自分に迷惑をかけている、ってことなんです。

「おかしいな?」と感じたらその直感は正しい。

自分が納得していないということですね。

 

本当は納得していないのに「しかたがない」と我慢する?

長い目で見ると、自分自身にとって大きな損失だと思います。

 

 

我慢するとしたら、自分の中で線引きをすることをお勧めします。

「いつまでなら我慢するのか」

「何があったら辞めるのか」

 

「なんか嫌だな」とか「おかしくない?」とか自分の感覚は自分にとって正しいのです。

 

「普通どうなの?」「これって私だけ?」と迷うときは、

「わたしにとって何が大切?」と自分に問いましょう。

 

世間一般の常識や他の人にとっての「普通」じゃなくても大丈夫。

自分にとって大事なことなんですから。

 

 

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いかがお過ごしでしょうか。

傾聴コーチの吉田有美です。

今回は他の人からの評価をどう受け取るかという話です。

過去の私はヒトに言われたことで

「どうすれば?」とザワザワしがちでしたが、

大分吹っ切れてきたなーと思っていて、

気持ちを楽にするコツを書きました。

 

相手からはそう見える

「もっと声を張ってテンポよくやってください」

教壇実習や授業見学で言われていました。

 

「安定感がありますね」

と言われることもありました。

自分は習ったことを同じように実践しているのに、

相手のコメントは評価する人によって分かれます。

 

コーチングのトレーニングでもクライアント役の人からのフィードバックが分かれました。

 

「吉田さんは反応がうすい。もっと前のめりになってほしかった」

「落ち着いていて話しやすかった」

「表情があまり変わらなくて興味がなさそうに見えた」

「オーバーリアクションじゃないところが良かった」

 

じゃ、どうすりゃいいの?どっちなの?

自分がやっていることは変わらないのに。

 

フォードバックをくれた相手の考えや意見に気持ちが揺れた。

相手が自分を評価する立場の人からだとなおさら。

 

 

今は相手の視点に立つようにしていて、

 

「相手からは私のことがそう見えるんだな」

と考えます。

 

 

例えば、

「もっとテンポよく」

と言われたら、

「〇〇さんからすると、私はテンポが遅く見えるんだな」

 

言われたことを丸呑みするのではなく、

一歩下がって、

相手から見た自分を俯瞰するような感じです。

 

「(相手の感覚)からするとそう見える」

 

それは相手の見方なので、

こちらから変えることはできません。

相手には相手の価値観や教育観、好みがあります。

 

ただ「相手からはそう見えているんだなー」と受け止めるのです。

 

ですので、

フィードバックに100%従うというよりは、

ひとつの参考意見。

 

もう少し声を張ったほうがいいんだな、

少しテンポを上げてみようとか、

意識すればできそうなことを

取り入れてみればいいと思います。

 

『自分+1』

 

取り入れてみて、良かったら続けましょう。

逆に「自分らしくない」とか「しんどい」と感じるなら、

ちがう方法を探しましょう。

 

コーチングには「答え(納得感)は自身の中にある」という考え方があります。

試してみての自分の実感が何よりの「答え」なのです。

 

 

 

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「教える仕事がうまくいっているかどうかは、教えられたことを学習者がうまくできるようになったかどうかということだけで測定されます」

 

(「教師のための「教える技術」」向後千春(P19、3〜6)明治図書出版(2014)より)

 

これを読んだとき、

なんて潔い、シンプルな考え方!

と感動しました。

 

 

しかし、頭では理解しているものの、

いまだに、レッスン後どよーんとしたり、

心のザワザワが収まらないことがあります。

 

教えたことを学習者ができたかどうかといえば

うまくできている。

今日の内容は予定どおり終わったし。

 

しかし、この気分が沈む感じは何なんでしょう?

 

「今日のレッスン、うまくいかなかったな…」

 

そうそう、思い当たることはあります。

〇〇さん(学習者)、なんだか無表情だった。

いつもより話にノッてこなかった。

つまらなかった?

簡単すぎたかな?

疲れていた?

寝不足だったのかも?

 

教えたことができたかどうかといえば、

できているのに、

私たちは学習者の表情や態度に影響されやすいものです。

 

人間は視覚と聴覚から受けた印象に左右されやすいのだそうです。

(詳しくは「メラビアンの法則」を検索してみてくださいね)

 

ですので、授業がうまくいかなかったと感じたときは、

事実を振り返る必要があります。

 

学習者が難しそうにしたときに困り顔など、

学習者の表情や態度の印象をもとに、授業がうまくいかなかったと判断しているかもしれません。

事実はどうなんでしょう?

 

学習者の反応はいまいちでも、理解していて会話でも使えていたら、

「できるようになった」でいいのではないでしょうか。

 

 

もちろん、学習者の情意面に気づくことは大事なんですけど、

必要以上に気にするとストレスになりますね。

 

コーチングの考えからいうと解決策は、

違和感を感じたら自分の気持を伝え、相手に聞いてみることです。

 

「私から見ると〇〇さん、むずかしそうでしたけど、

 今日の会話のトピックはどうでした?」とか。

 

コツとしては「私の授業」ではなく「今日のトピック」「今日の会話練習」など、授業の具体的なことに焦点を当てると学習者は言いやすいです。

 

…とはいうものの、実際は私も違和感を持ちつつ、

本人に聞けないまま終わって、

次回まで気になっていることもあるんですけどね^^;

 

 

 

 

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今回は「コーチングについて知りたい」と思ったときの本のご紹介です。

 

ときどきコーチングの本について聞かれたり、

コーチング勉強会で話題になることもあります。

 

ちまたにコーチングの本ががあふれていて、

どれを読んだらいいのかわからない。

 

たくさん出てますもんね。

 

コーチングのスキルって、

ざっくり言えば

「相手を尊重する、話をよく聞いてから質問する」みたいなことです。

人間関係においてけっこうフツウのことのような気もします。

 

フツウに思えることだけど、

我流になりがち。

うなくいかないことがあったり、

案外むずかしいですね。

 

まずは何か本で読んでみましょうか。

 

私が読んだものの中から、

入門によさそうな本をいくつかご紹介します。

 

ーー

 

「コーチングの技術」 菅原裕子 講談社現代新書

上司と部下について書いてありますが、教師と学習者に置き換えてもよさそうで、基本的な関わり方、スキル、プロセスがわかりやすく書いてあります。

 

「子どもの心のコーチング」 菅原裕子 PHP研究所

子どもコーチングの本の中で一番売れているそうです。

子どもを伸ばす、尊重する、親も自分を愛するといった言葉が印象的でした。

 

「新 コーチングが人を活かす」鈴木義幸 ディスカヴァー・トゥエンティワン

ビジネス・コーチングの対話例やコーチのスタンス、心構えが書いてあります。

イラストがあり、理解しやすいです。

 

「ザ・コーチ 最高の自分に気づく本」 谷口貴彦

仕事で疲れ切った会社員がコーチングに出会って変化していく物語。

するすると読みやすく、ストーリーでコーチングのイメージをつかみたい方向け。

 

 

「コーチング入門」本間正人・松瀬理保 日経文庫

部分的には賛同しかねるとこともありますが、全体としてスキル、アプローチのしかたが詳しくかいてあり、体系的に学べると思います。(賛同しかねるというのは「効果的に叱る」という章。コーチングにおいて「叱る」という言葉は使わないと思うので)

 

 

もっと詳細に知りたい方は・・・・

「コーチングの基礎」鈴木義幸 コーチ・エイ

基礎と書いてありますが、コーチングを学んで、ある程度実践したことがないときびしいと思いました。

とても詳しく教科書のように書いてあります。

 

 

マンガで読みたい方は・・・

「マンガでやさしくわかるコーチング」という本もあります。

マンガでコーチング全体のイメージが伝わります。

しかし、文章でかいてあるところは専門用語もあり、

入門期にはわかりにくいかもしれません。

 

 

 

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「今の子どもたちは、競争や評価に巻き込まれて自主性を失っている、

自分で考えることより、

正解を覚えることを良しとされている、

自己信頼の低い子どもが多い」

 

先週末、隣町のカフェで行われたイベントに参加しました。

「現代を生き延びるための哲学」と題して、

試験もカリキュラムもなく自主性を大事にする学校「自由の森学園」の校長先生の話を聴きました。

 

今の子どもたちの自己信頼の低さについて、

学校での生きづらさがあるのでは、というお話しでした。

 

子どもたちについての話でしたが、

私は教師の目線で聞いていました。

 

 

以下は「自己信頼」とか「自信」について考えたことです。

 

子どもが自分の考えや気持ちを自由に表現することで自己信頼が育まれるのではないかと思いました。

それには、クラスでヘンなことを言っても受けとめてもらえる、

安心してモノを言える場であること、

いじめにあうとか、

仲間ハズレにされる心配をしなくてもいい。

つまり、人間関係が大事だと思います。

 

クラスでの安心感や信頼関係を築くために教師の存在も大きいと思います。

そのため、ざっくりいうと

学校で教師自身が伸び伸び安心して幸せに働いていることが大事!

と思っています。

 

私はしばしば若手の先生たちの相談を受けています。

教師も評価や競争にさらされ、消耗し、悩んでいます。

 

「どう指導するのが正解なんでしょうか?」

「どうやって学生を導けばいいでしょうか?」

教師もさまよって、もがいているのです。

 

教師自身というか私もですが、

学校(試験)の求める「正解」を当てることで良い評価を得てきた人が多いのかもしれません。

その方法を学生への対応に持ち込み、

学校の決めた「正解」へと学生を導こうとして悩んでいるように見えます。

人間は多様ですので、たった一つの正解というのは存在しないのですが。

 

子どもの自己信頼を育てるためには、

子どもだけでなく教師にとっても学校が安心して働ける場所になればいいと思います。

教師が子どもたちと気軽に話せる存在になれれば、

子どもは「話を聞いてくれる」「自分のことをわかってくれる」と感じる。

安心できるクラスであれば、「ここに居ていい」「自分の居場所がある」と感じて、

他者を信頼することにもつながります。

 

まずは、教師が子どもの話を聴くことで、

「自分のことをわかって認めてくれる人がいる」と子どもに感じてもらえること。

そこから子どもの自己信頼とか自信が育まれるのではないかと思います。

(友人や他の大人でもいいと思いますが)

 

極端に言うと、教師はその役目さえできればいいかもしれませんね。

そして、教師にも自分のことを理解し、認めてくれる人がいることは助けになると思います。
 

 

 

ーー

 

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