「おかしいな?」と思ったら、無理することはない・・・という話です。

 

新人の私「休みをいただきたいので、代講をお願いしたいのですが・・・」

ベテラン講師「新人なのに学期中に代講を頼んで休むなんて非常識よ」

 

学校ではなく、ベテラン教師からの言われたことでしたが、

その学校では暗黙のルールのようでした。

 

 

私は新人時代そのスタンスで過ごした。

おかげでかなり無理して授業をした日も。

 

「代講を頼んで休むようなことがあってはならぬ!」

と心に刻まれていたから。

 

今考えたらおかしいですよね。

「新人だから」という理由で休めないのは。

(学期の開始前に申請をしたので調整可能のはず)

 

こういう学校独自の「暗黙のルール」は結構ありますね。

ベテラン勢が文句を言わずにやっていると我慢している新人さんも多いです。

 

ほとんどの日本語学校に学校独特のルールがあり、

独自ルールに従い、暗黙の了解で動いています。

 

長らく同じ環境にいる人たちは独自ルールに慣れていきます。

その結果、”おかしいこと”と思わなくなるようです。

 

同じ組織(業界)の人に相談してもこう言われることがありました。

「これでも前よりは良くなったんですよ。私たちが新人の頃はもっと大変だったんだから。無給で〇〇したり、徹夜で〇〇したり…」

 

これでは解決しないのですが、ありがちです。

 

しかし、

従うしかないのでしょうか?

 

選択肢はあります。

 

・同じ考えの講師と一緒に学校に要望を出す

・辞めて他の職場(学校)に移る

・(悪質な場合)労働基準局に相談する

 

労働基準局の電話相談に聞いてみるだけでもいいでしょう。

「これってどうなんでしょう?」と匿名で相談するのは自由です。

 

 

多くの先生たちがこう考えて我慢していることが多いです。

 

「こんなことを言ったら仕事を干されるのでは?」

「こんなこと思うのは自分だけ?」

 

 

考えたあげく、「自分が我慢する」という選択をしているかもしれません。

昔の私もそうでした。

 

でも、

これってよく考えたら自分で自分に迷惑をかけている、ってことなんです。

「おかしいな?」と感じたらその直感は正しい。

自分が納得していないということですね。

 

本当は納得していないのに「しかたがない」と我慢する?

長い目で見ると、自分自身にとって大きな損失だと思います。

 

 

我慢するとしたら、自分の中で線引きをすることをお勧めします。

「いつまでなら我慢するのか」

「何があったら辞めるのか」

 

「なんか嫌だな」とか「おかしくない?」とか自分の感覚は自分にとって正しいのです。

 

「普通どうなの?」「これって私だけ?」と迷うときは、

「わたしにとって何が大切?」と自分に問いましょう。

 

世間一般の常識や他の人にとっての「普通」じゃなくても大丈夫。

自分にとって大事なことなんですから。

 

 

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