85歳!〜夢を追いかける〜12 いつか姉の夢を実現させるために 日展入選5回目
”末廣小華”の書道人生『日展入選五回目』入選作、“コスモスは風に揺れ~”で始まる「豊肥境」は、(豊後の国,大分から、肥後の国,熊本の境)小華のふるさと大分の、身近な題材であるので、入選の喜びも、ひとしを。荒城の月で有名な竹田市から、鄙びた(ひなびた)玉来地区の、田園風景や、阿蘇の外輪山の、雄大なパノラマに、魅せられたところを、書いた作品です。「日展入選五回目の作品」「豊肥境」木村宙平詩 (釈文)コスモスが風に揺れ光にゆれ玉来の山家閑かに黍の葉も風に揺れ一望の山峡盡し陽をあげて桃源の豊かな實り鬱金色に巴里になびくやさ肌の波野誘ひ気は澄みて豫杉の丘も目醒まし枯草に動く人影ひらけゆく阿蘇のカルデラ久々に五の岳雄々しく連ねただ中に煙のゆらぐこの2年前の夏、小華は、九州創玄書道会主催の”練成会”が、阿蘇で開催された際、この地を、訪れていた。そして、当地の、四季折々の、風景の変化に、魅せられて、この詩を選んだと言う。,「作品」は、実り豊かな秋の風景を、叙情的に、描写し、詩文も、多字数のため、気張らず、自然の流れのなかに、墨色の濃淡を、つけて、豊かさを、表現するのに、気を配った。この作品の入選後、小華は、詩人が訪れた,同時期の秋の休日、コスモスの咲く当地を訪ね、”情感”にひたる。創作前に、訪れていたら、もっと、情感にみちた作品が、出来ただろうと、”入選の喜び”のなかにも、”一抹の寂しさ”が、あったと、話していた。姉 末廣小華を知っている方は、懐かしく思い出して頂き、ご存知でない方には、改めて知って頂くために、ブログを書いています。せおり