周期的に襲ってくる、ここから逃げ出したくなる感情
「今日は体操教室に行く日だよ」と言うと「今日は行きません。眠たいから寝る」と言って寝てしまった母。またかよ。毎回毎回、同じ事の繰り返し。すると、怒りが込み上げてきて収まらなくなる。怒りだけじゃない。小さい頃、母から受けた仕打ちや好きで実家にいる訳じゃないといったいろいろな感情が交錯してどうにもならなくなる。そういうとき、私は私の感情を飲み込まない。「いいんだよ、別に行かなくたって。私が歩けなくなるわけじゃなし」「私が行きたくて行ってる訳じゃないから」「行きたくないなら行かなきゃいいじゃん」「ずっと寝てれば。嫌なんでしょう?行くの」「私だって助かる。わざわざ車出して、送り迎えする必要なくなるし」言いましたよ、言ってやりましたよ、腹が立つから。これを全部飲み込んでいたら、私が病気になるから。そうしたら、出かけると言っておいた時間に起きて支度していましたよ。わかるよ、行きたくないの。私も小さいとき、そんな事があった気がする。そしていつも母に怒られてた気がする。なんか、同じ事してるよなぁ、立場が逆になっただけじゃん…と思いながら。ただ…、この生活、いつまで続くんだろう。頼まれて始めた同居じゃない。私がしたくて始めた同居でもない。2年前は毎月、東京〜実家を行ったり来たりしていた。月の半分は東京。残りは実家。そしてその行き帰りに京都に寄って。それが理想だった。ところがコロナ騒動で東京へ行けなくなり、去年は父の入院騒動、そして今年は猫の闘病で毎回病院通い。実家から動けなくなってしまった。そうして母は、私がいることで家事を放棄し、そのせいかどうかはわからないがだんだん認知症が進みつつある。そして今日みたいなことがあると何もかも投げ出してここから出ていきたくなるんである。ていうか、出たい。